【METI】東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について→http://t.co/Nt4uhrS5 Te-131m,Te-132,I-132,I-133,I-135,Sb-129,Mo-99のデータを訂正
2011-10-20 11:51:30【METI】放射性物質放出量データの一部誤りについて→http://t.co/apmz472J pdf→http://t.co/k35mUGqU Te-131m,Te-132,I-132,I-133,I-135,Sb-129,Mo-99のデータに誤りが有ったため値を訂正
2011-10-20 11:54:17http://t.co/k35mUGqU を拝見、【誤】/【正】の表を見比べているのだけれど、2号機のI-132が9.6×10^11→6.7×10^6と5桁も低くなってて、他の訂正値と比べても突出して低い。何故?? 何の誤りを訂正したのだろう?
2011-10-20 12:50:20確かに、半減期が[h]=[時間]の核種が訂正されてる。でも、同じヨウ素同位体で、半減期6.6[h]と比較的近い、I-135の値と見比べるとますます分からなくなる。半減期が3倍の違いで、放射能がこんなに差が生じるのかなあ。何か、私が十分に理解できていないところがあるのかもしれない
2011-10-20 13:03:40各号機で、原子炉がスクラムしてから何時間後から大気中へのヨウ素放出が始まったのか、それもよく調べて考察する必要があるか
2011-10-20 13:25:08復習:http://t.co/tLMZ6bTh の添付資料1の表1に示されたように、福島第一原発各号機の炉心平均燃焼度[GWd/t]は、1号機が25.8、2号機が22.9、3号機が21.7
2011-10-20 14:27:08使用済み軽水炉燃料の核種組成データベース(http://t.co/LvdFJNhi )のBWR45G-UO2燃料の解析結果より、燃焼度20GWd/tの燃料中にI-131が5.35、I-132が0.0935、I-133が1.23、I-135が0.373。単位は[g/ton-HM]
2011-10-20 14:38:08(続き)燃焼度25GWd/tの燃料中にはI-131が5.39、I-132が0.0939、I-133が1.23、I-135が0.372。単位は[g/ton-HM]で、この意味は「燃料中の初期ウラン金属1トン当たりに照射後生成された核種のグラム数」を表す。
2011-10-20 14:42:42燃焼度20と25GWd/tの燃料で生成されるヨウ素は有効数字2桁でほぼ同じなので、25GWd/tの組成で原子炉シャットダウン直後のヨウ素放射能比を推定すると、I-131:I-132:I-133:I-135=1.0:1.5:2.1:2.0 →http://t.co/ydMRJvEe
2011-10-20 14:56:52(原子炉シャットダウン後のI-131,132,133,135の放射能の時間変化を図示したかったけれど、テルルの崩壊で生じる娘核種のぶんを考慮しなければならないなあ)
2011-10-20 15:16:12ひとまずTe132→(β崩壊)→I-132のみ考えることにする。使用済み軽水炉燃料の核種組成データベース(http://t.co/LvdFJNhi )のBWR45G-UO2燃料の解析結果より、燃焼度25GWd/tの燃料中にTe132が3.11[g/ton-HM]だけ生成される
2011-10-20 15:48:00Te-132のβ-崩壊で生成されるI-132の寄与も含めて、原子炉シャットダウン後25GWd/t燃料中に存在するI-131の濃度[g/ton-HM]の時間変化を図示すると→http://t.co/ab35jS68 グラフの横軸は[時間]、縦軸はI-132の量[g/ton-HM]
2011-10-20 16:04:11参考:(1)Te-132のβ-崩壊による寄与が無い場合、(2)有る場合の2ケースについて原子炉シャットダウン後の燃料中のI-131濃度[g/ton-HM]の時間変化→http://t.co/Chx3Hu7x 横軸は[時間]、縦軸はI-132[g/ton-HM]、(1)青、(2)赤
2011-10-20 16:15:55@hyd3nekosuki //自分ではまだ未検証ですが,Te-132ででた分をI-132で出た分に加えてしまっていたんではないでしょうか?
2011-10-20 15:57:19@plasmankado さん、貴重なコメント下さり有難うございます。私も計算しながらそんな気がしてきました
2011-10-20 16:17:25http://t.co/k35mUGqU の【誤】/【正】の表をもう一度見比べると、I-132とは反対に、2号機のTe-132が4.2×10^11→5.7×10^16と、5桁値が大きくなっている
2011-10-20 16:35:46(娘核種として放出された核種をどちらとしてカウントしているのか、"大気中に放出された放射性核種"の定義をよく理解して議論する必要があるにゃあ)
2011-10-20 16:45:27原子炉シャットダウン後のI-131,132,133,135の放射能の時間変化(線色は順に青,赤,茶,緑)→http://t.co/yn5YtGsJ 横軸は[時間]、縦軸はt=0におけるI-131放射能の値で規格化した放射能値。I-132のみTe-132のβ-崩壊による寄与を考慮
2011-10-20 17:26:21ご参考までに、Te-132のβ-崩壊によるI-132生成の寄与を除いて、I-131,132,133,135放射能の時間変化をプロットすると→http://t.co/ruUx9cRd .@hyd3nekosuki
2011-10-20 17:29:01http://t.co/IG533bMe の資料で示されたFP の環境への放出率の図を拝見すると、1号機は地震後の約24時間後(図1-1-8)、2号機は約84時間後(図2-1-10)、3号機は約48時間後(図3-1-9)ぐらいに放出率のピークがあると推定されている。
2011-10-20 17:44:31同様に、http://t.co/k35mUGqU にて訂正された2号機の放出率についてヨウ素の放射能比を求めると、I-131:I-132:I-133:I-135=1.0:4.8×10^-11:0.19:0.00053 → http://t.co/lcSv02UK
2011-10-20 18:21:56Te-132の崩壊によるI-132生成を除いた場合の式で、仮に原子炉シャットダウン後81時間後の放射能比を求めると、I-131:I-132:I-133:I-135=1.0:4.6×10^-11:0.19:0.00052→http://t.co/ZrjLnIdf
2011-10-20 18:28:34最後に、http://t.co/k35mUGqU にて訂正された3号機の放出率についてヨウ素の放射能比を求めると、I-131:I-132:I-133:I-135=1.0:5.3×10^-6:0.60:0.027 → http://t.co/YoTVufVc
2011-10-20 18:34:41Te-132の崩壊によるI-132生成を除いた場合の式で、仮に原子炉シャットダウン後42時間後の放射能比を求めると、I-131:I-132:I-133:I-135=1.0:5.2×10^-6:0.60:0.027 →http://t.co/uFskFtP0
2011-10-20 18:36:45ざっくりした推定ではあったけれど、Te-132の崩壊によるI-132生成の寄与を除いた上で、原子炉シャットダウン~大気中に放出されるまでの期間における放射性核種の減衰を考慮することで、http://t.co/k35mUGqU の【正】の表に記載されたヨウ素の放射能比は説明できそう
2011-10-20 18:40:17