ここからのスピンオフ話です
さて、検証画像自体は以上となりますが、こうして元作品の画像を一連の流れとして眺めますと、実際に使われている作品は「背景が真っ白」もしくは「背景がシンプルなもの」が非常に多いということにお気づきになられるかと思います。
2011-10-20 22:11:45実はこれらの単純な背景というのは、梅沢和木氏が手法として使用している「自動選択ツール」で目的のものを切り取る場合、非常に手間がかからない素材だったりします。
2011-10-20 22:13:07絵からキャラクターを切り取ろうとした場合、何に苦労するかというと、実は「キャラクターと背景を切り分ける作業」が一番大変だったりします。キャラと背景は線で分けられているとは言え、密接したピクセルを分けるのは、実は手間がかかることなのです。
2011-10-20 22:15:38細かな絵や写真など、色の境目が淡いものを切り取るという実務的な作業においては「パス」という、慣れないと少々扱い辛いツールを使わなくてはいけません。(慣れてさえしまえば綺麗な線を引ける、非常に便利なツールとなるのですが)
2011-10-20 22:16:58それを踏まえた上で、梅沢和木氏が以前、自作品について吐露したこの発言を読んでみましょう。http://t.co/weZUYnkR
2011-10-20 22:18:37デジタルでの創作活動に詳しくない人ならば、さも「表現したいことと、自らが表現できることの差に苦悩する若手芸術家」めいた発言に見えるかもしれません。
2011-10-20 22:22:35しかし実際のところ、彼は茶色すら思うように抽出できない、非常に稚拙な技能(残念ながらそう表現するしかありません)に悩んでいるだけなのです。
2011-10-20 22:23:50高い技術があれば高度な作品が作れるのか? という問題はひとまず置くこととして、そんな拙い技能しか持たない彼が、デジタル絵の最高峰ともいうべき作品達を切り取り、加工している。そのことに私は怒りを禁じえません。
2011-10-20 22:26:05果たして彼は、一枚の絵にどのくらいの時間が費やされているのかを知っているのでしょうか? 線画だけで数時間。塗りだけで一日。背景も入れれば数日間費やして絵を作成することなんてザラです(当然、個人差はありますが)
2011-10-20 22:27:33それに比べてどうでしょう? 彼が用いる方法は、shiftボタンを押しながら数回クリックするだけで1つのパーツが完成するという手法です。また、扱うパーツを見る限り、細かい調整をしているようにも見えませんでした。
2011-10-20 22:29:04厳しい言葉を吐いていますが、私自身は彼の『‘FORESTLIMIT』をおそらく世界で一番見た人間である、という自負を持った上で発言しています。ご了承ください。
2011-10-20 22:30:50また、素材の加工はせいぜいが反転や回転させるくらいです(作業自体は5秒もあればできます)。いくら使用する素材が多いとは言え、『前作からのパーツの使いまわし』が非常に多く、実際のところ大した手間では無いと言えると思います。
2011-10-20 22:34:19さて、そこでそもそもの検証のきっかけ、作品が大量使用された『pixiv×第七回例大祭』を振り返ってみましょう。あれらの作品は全て『透過png』という形式で作成されているものだったりします。
2011-10-20 22:37:10背景が存在しない、キャラクターだけのデータ。おそらくそれが、梅沢和木氏が『pixiv×第七回例大祭』の作品に目をつけた大きな理由だと推測されます。
2011-10-20 22:41:01梅沢氏曰く「東方好き」らしいのですが、本人以外からすると「利用しやすいから使った」。そんなふうにしか見えないのが、非常に残念でなりません。
2011-10-20 22:47:05さて、大きく話がそれてしまいましたが、検証画像まとめは次回で最後となります。内容としましては非常に重いものとなりますので、今回のような好き勝手な発言は避けることと致します。
2011-10-20 22:49:48