井上剛先生が深夜に読み解く、『瀬戸の花嫁』ミステリー
- cio_lunacy
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ここで、先ほど @imoliHilomi 氏から実に示唆に富む指摘を戴いているので、それをリツイートしておこう(・_・)ゞ
2011-10-22 01:14:49同氏は、「主人公と『幼い弟』の間に他の兄弟が存在するのではないか」と指摘しているが、これは正鵠を射ている。主人公が11歳という年齢に達してもなお性行為を営んでいるという好色な両親が、他の子を生していないと考えるほうが不自然である(・_・)ゞ
2011-10-22 01:18:17疑いなく、主人公と「幼い弟」の間、もしくは主人公のさらに年長に、別の兄弟姉妹が存在しているはずである(・_・)ゞ
2011-10-22 01:19:08ここで着目しなければならないのは、歌詞中に置かれた、「幼い弟」の発言である。彼は、嫁入りする姉に向かって、「行くな」と泣いている(・_・)ゞ
2011-10-22 01:20:42「行くな」と制止しているのは、主人公である姉が「行こう」としているからこそである。そして、ここまでの推論を想起すれば、主人公が「行こう」としているのは、性行為による絶頂感の境地であると指摘せざるを得ない(・_・)ゞ
2011-10-22 01:22:56まあ早いハナシが、主人公がセックスしてて「イクー」とわなないているのを目撃した「幼い弟」が、幼心にショックを受けて「おねえちゃんいかないで」と泣いているわけだな(・_・)ゞ
2011-10-22 01:23:48主人公が好奇心から両親の性行為を目撃していたはずであるという論説は既に行ったが、「幼い弟」も、これは好奇心からではないであろうが、姉すなわち主人公の性行為を目撃し、一種のトラウマになっており、それが姉の嫁入りの際にフラッシュバックしたものと思われる(・_・)ゞ
2011-10-22 01:25:40ということは、「幼い弟」が目撃した姉の性行為は自家内で営まれたことになる。時系列を考えると、それは姉が18歳になる以前のことである。かつまた、過疎離島の社会様態を考えると、外部から性行為の対象者を引き入れることは極めて困難であろう(・_・)ゞ
2011-10-22 01:27:43結論として、「幼い弟」が目撃した主人公の性行為は、他の兄弟との間に営まれたものであった、ということになる(・_・)ゞ
2011-10-22 01:28:34主人公の性行為の相手は、「幼い弟」以外の兄弟であったということが確言できる。相手が「愛」を成就させるのに不適切もしくはそれが不可能な人物である、という推定が、こうして有効になるわけである(・_・)ゞ
2011-10-22 01:30:342番の歌詞に、「入江の向こうで見送る人たちに 別れ告げたら 涙が出たわ」とある。1番で「若いと誰もが心配するけれど」「愛があるから大丈夫なの」と、心ある人たちの衷心からの懸念を一刀両断に切って捨てた主人公が、なぜ今さら涙を見せるのか(・_・)?
2011-10-22 01:34:40それは、「見送る人たち」の中に、肉体関係を結んだ兄弟がいたからに他ならない(・_・)ゞ
2011-10-22 01:35:01ここまで、極めて冷静かつ客観的な事実のみを題材に推論してきたわけであるが、しかし疑問は残る。主人公にとって、畢竟、「愛」とは何だったのだろうか(・_・)?
2011-10-22 01:36:30遡って考えてみよう。主人公は両親の性行為を目撃して、それを「愛」だと認識した。その認識に基づいて実の兄弟と肉体関係を結んだ。しかし社会的制約によって、その「愛」は成就しないものであるという事実もまた認識していた。そして、遠方の島に居住する男性と見合いをして婚姻に至った(・_・)ゞ
2011-10-22 01:39:01性行為が「愛」と等価であるという主人公の人生観に照らせば、まだ肉体関係を結んでいない「あなた」との間には、「愛」は成立していないのではないのか(・_・)?
2011-10-22 01:40:12しかし、真実を探求するためには、あくまで透徹した観察眼を維持しなくてはならない。主人公は確かに「愛があるから大丈夫なの」と宣言しているが、その「愛」が「あなた」との間に成立しているものだとは一言も言及していないのである(・_・)ゞ
2011-10-22 01:42:58