「まどマギ」はSFなのかどうなのかという話をしている人もいるらしいけど、ぼくの考えは昔からこうだ。「SF大賞は対象を小説に絞って欲しい。できないならそういう賞を作るべき」というものだ。二年前にもmixiで議論になり色んな人の考えが聞けて参考になったことがある。2009.7.16
2011-10-31 21:02:06何より嫌なのは、小説を中心に読んでる人が選んでいるため、どうしたってそれ以外のものはある程度以上話題になったものしかあがってこないこと。小説もコミックもアニメも映画も評論も同じようにチェックするなんてことは不可能だ。結局他メディアの作品が受賞するのは大ヒットしたものばかり。
2011-10-31 21:08:28推理作家協会賞は小説に限っているけれど、過去には「日本沈没」や「ソリトンの悪魔」が受賞している。「広義の推理小説にはSFも含む」ということらしいが、だったら普段SF全体を見渡してるかというととんでもない。話題作だからたまたま候補になっただけ。それって公平じゃないと思うのだ。
2011-10-31 21:11:40我孫子武丸さんの意見に賛成。10年前、会長だったとき「SF大賞」を小説だけにしようと動きかけたことがあるが、誰からの賛同も得られずに諦めた。「SFは小説だけではないから」というが漫画もアニメも映画もゲームも総て候補にするのは目配りという点から絶対に不可能で他ジャンルに失礼だと思う
2011-10-31 21:24:49@anaryusisu ならば名称をSF”小説”大賞とすべきでは?あるいは選考委員をいろんなメディアジャンルから集めるというのもありかも。
2011-10-31 21:32:00@sukiyapotes 日本推理作家協会賞、ご存じかもしれませんがTVドラマが候補作になったことはありますよ。1968年(第21回)、TVドラマ「七人の刑事」です。他の候補作と同一には論じられないということもあり受賞にはならなかったようですが。同回の受賞者は星新一です。
2011-10-31 21:36:11@sukiyapotes 動いたといっても何人かの人に意見を聞いただけですけどね。誰もが「SF大賞」は候補が小説だけでないところに意味があるという意見でした。昔、タケシが吉行淳之介にその「笑い」を褒められて「小説家なんかに笑いがわかるものか」と逆に毒づいていたのを思い出しましたよ
2011-10-31 21:36:51.@Colorless_Ideas ほんとですね。これは存じませんでした。今だったら候補にさえならないはずですが、昔は明文化されてなかったのかな。
2011-10-31 21:42:14@sukiyapotes もちろんいろいろ問題はあるんですが、他の文学賞に比べても日本SF大賞がとくにおかしいというわけでもないと思います。正直言うと、賞というのは一種のお祭りでしかないし、選考委員が自分の批評に責任を持ちさえするのなら、それでいいと考えています。
2011-10-31 21:43:44@awaroba 「SF大賞」の選考委員はボランティアです。最近になってようやく遠方からの委員に交通費を出せる情況になったほどです。他メディアの方に選考をお願いできる情況ではありません。ちなみにSF作家クラブは親睦団体なので法的に一円たりともお金を稼ぐことは許されません。
2011-10-31 21:47:23そりゃたしかに、SF小説だけの賞があるほうがすっきりするんですが、そのための金と労力を考えると、作ってくれとも言えないしねえ。
2011-10-31 21:51:23@yuusakukitano お祭りでしかないというのはその通りなんですが、結構お金もかかっているわけで、それがSF界とか出版界とか作家クラブ自体にとって益にならないならやる必要ないわけです。「G2」とか「エヴァ」に授賞したって誰一人得しない「死に」回でしょう。
2011-10-31 21:53:51@sukiyapotes でも、あれも何かの思惑でそうなったわけじゃなくて、ある規則どおりに選考をして、審査した結果がそうなったんだから、本当に誰一人得しなかったとしても、それはそれで仕方ないとしか言いようがないんじゃないかなあ。そこまでコントロールはできないでしょう。
2011-10-31 21:57:55@yuusakukitano SF大賞は徳間書店協賛のSF作家クラブ主催の賞です、それが作家クラブの総意であれば「SF小説大賞」にするのを徳間に打診すること自体には何の問題もありません。逆にいえば「作家クラブ」の総意がなければ何も動かないわけで私があきらめたのもそのせいでした
2011-10-31 21:58:56@yuusakukitano だから、今の規則ではダメなんじゃないの、という話です。「たまたまああなった」というより「ああなりがちな」規則、選考方法だと思っています。
2011-10-31 22:00:35@anaryusisu 私は、SF大賞をSF小説大賞にしたいとは思っていません。SF大賞の設立主旨からしてもジャンルに関係なく、という形でいい。もちろん、候補作から賞を決める選考委員が、自分の意見に責任をもてるのであれば、ですが。(つづきます)
2011-10-31 22:35:49@anaryusisu ただ個人的には、フィクションとノンフィクションを並べて優劣を比べることが出来ないので、自分では最終選考員を引き受けることができない、とは思っています。でもそれに責任を持てる方が選考することにおいては文句はないし、それで賞が決まることにも異論はないです。
2011-10-31 22:39:54@anaryusisu だからSF小説だけの賞があるほうがすっきりする、と書いたのは、あくまでもそれとは別のSF小説だけを対象にした賞が作られる、ということで、そんなものを誰かに作ってくれとは言えないしなあ、という意味です。
2011-10-31 22:43:56@sukiyapotes どうなのかなあ。そんなうまくいく規則なんてありますか。今のは、規則がはっきりしてるだけでも、いったいどうやったら候補になれるのかわからないような文学賞とかよりはいいと思うんですけどね。他の文学賞ってそんなにうまくいってますか?
2011-10-31 22:50:42@anaryusisu 恥はいつもかいてるからいいんですが、たとえば評論と小説の優劣をどうやってつければいいか、私には本当にわからないのです。だから、そこだけは何とかしてくれないと選考は私には無理です、としか言いようがないし、もし頼まれたらそう言うつもりです。
2011-10-31 22:54:43@yuusakukitano 誰からも文句の出ない規則があるかと言われればないのかもしれません。でも、「あらゆるメディアのSF(+それについての評論)」を選考するのはそもそも不可能で不公平極まりないことだと思うしそれに比べれば他の賞のほとんどがSF大賞よりはまともだと思います。
2011-10-31 22:57:49@sukiyapotes どちらがよりまともか、を決めるのも難しいと思いますが、いちおうルールが明確でこの賞はそうやって決められたものだ、ということが提示されているのなら、賞というのはそれでいい、というのが私の考えです。でも、違う考えの人がいてもいいし、いて当然と思います。
2011-10-31 23:05:35