安田さんによる「中国の住宅事情」レクチャーにより、中国の不動産事情を知る。こんなにも知らんかったのかとショックを覚えながらw 人口,文化,住宅。それらを取り巻く政府と業者のお話。4項目を挙げながらお話しなさったのでそれにならって書いていこうかしら。→
2011-10-29 03:13:311.中国における不動産市場のシフト(沿岸部の大都市からその周辺部や内陸部へとシフト) 2.90㎡以下の小型住宅が普及 3.公団的な公共住宅(保障住宅)の大量供給 4.スケルトンで売られていた家が内装つきで売られるようになる という4つがその項目である。→
2011-10-29 03:20:40中国の不動産業の発展段階は1987年を始めに大きく三段階に分かれるという。初期(’87-’91),始動(’92−’97),成長(’98−)。だが、2011年以降の状態は第4段階 転換期になりつつあるという。不動産価格や人口問題(2020年には世界人口の17.2%を占めるらしい)→
2011-10-29 03:26:48それに対応する政府の対応や不動産価格の増大などなど。 そして、住宅の規模としては90㎡以下のもののニーズが高まってきているとか。早く安く大量にという日本で昔に見られた住宅状況との一致から中国に多くの提案ができる(可能性がある)といった事が語られる→
2011-10-29 03:31:55これはこのシンポの趣旨(中国に限らず、世界に対する日本の住宅の提案みたいな事らしい)でもあったらしいが、如何せん始めからの参加ではないのでその辺はご容赦を。 詳しい話はさて置くとしても、取り敢えず中国には市場の可能性が大いにある、という事だけを頭に置いて続きを書く。→
2011-10-29 03:35:293番目のお話。 中国の住宅供給は大きく分けて商品住宅と公共住宅(保障住宅)があり、前者が圧倒的に多かったらしい。ところが人口増加に対応する政策として2011−2015年にかけて3600万軒の公共住宅を新たに建てるらしい(中でも2011,2012年は1000万軒/年の供給が目標)→
2011-10-29 03:40:31勿論、高齢化を見越して内の何割かは高齢者に対応したものになるだろうが、後でもう一度触れる。 そして4番目。中国では住宅はスケルトンの状態で売りに出され、ユーザーが各々 内装を取り付けるらしい(内装関連の業者は1000万人だとか)。→
2011-10-29 03:45:44この中で政府は内装を付けた状態での供給を目論んでいるらしい。勿論、先の状況を鑑みての事だが。そしてこの現状をさして転換期である,と。確かに大きな変革である事は間違いない。 この後にも住宅変遷の歴史等あり難い話は続くが、このセッションに関してはこの辺で。最後に思った事を書いて次へ→
2011-10-29 03:51:29・中国の状況は国土と人口の量が日本の比ではないので、日本での対応がプロセスに使えるか疑問。仮に中国のシュリンキングモデルを日本だと見なしてもな... ・政府が未来を見て動いてる! ・社会主義+家持ち率からリビアを思い浮かべる。あの国もどうなるのか 講義みたく聴いていたのでこの位か
2011-10-29 03:59:39因にHPはこちらです http://t.co/TM49Rqvr 明日は9:30からスタートでUstもある筈です(HPから跳べる)。Liveのみ。
2011-10-29 04:32:33続きの前に、自分の感想に補足を。 中国は歴史的に見てもコロニアズム的なものがあるので、いっそ開拓(アメリカとか?)をモデルにした方が良いのでは?などとしたり顔でツイート
2011-10-29 04:35:27では改めて。パネラーは内海さん,馬場さん,猪熊さん,平田さん,山崎さん(プレゼン順)。20分/人のプレゼンの後に土谷さんをモデレーターに加えて議論という流れ。 先の、中国ではスケルトンで売られてきた住宅が内装を付けたある種完結した形で売られようとしている状況を念頭に置くと面白い→
2011-10-29 04:42:54内海さん: 住宅に焦点を絞って語られる。初めて住宅と関わる上で思い悩んだユーザーとの関わり方/自他の境界の話。パッチワ−ク的に様々な思いを内包する施主とどこまで関わるのか。コンプライアンス,デザイン,共創の視座とその程度。→
2011-10-29 04:50:00ユーザーとの関わりと思想・試作から生じてきたスケルトン/インフェルとセルフビルドという方向性。つまり、社会的な責任としてファサードはしっかりと作り、スケルトンもしっかりと作るが、内装などは未完の状態(ガランドウ)でユーザーに委ねる(説明はきちっとする)という方法。→
2011-10-29 04:56:24正直、著書などを読んでいないので理解は浅いが、個人的な感想としては、ある程度の機能面でのゾーニングを想定しておきながら内装・インテリにフレキシブルを持たせて施主に手渡すといった感じであろうか。言い方を変えればユーザーとの関わりをデザインしているという事かしら。→
2011-10-29 05:02:27面白かった話としては、 今は電動トルクという素人にも心強いツールがある。これを持って歩けば都市に対してかなり強いよねw と。今夏に体感していることもあり、思わず笑ってしまったw→
2011-10-29 05:05:09馬場さん: 「リノベーション特区を作る」というスローガンからレクチャーがスタート。コンバーション・リノベーションを生活に対する一つの解答にしたい、という願望であり宣言である。実現の前に立ちふさがる社会的な諸問題をフリーにして、このプロセスを成熟させたいという事であろう。→
2011-10-29 20:16:45冷淡に言えば、試行錯誤が自由にできる実験場が欲しいというところか(実験という語は御本人も使っていた)。 まぁ願望はともかく、現状は先に述べた諸問題に縛られた中で解を提示しなければならない。ということで事例を挙げて(残念そうにしながら)レクチャーが続いた。→
2011-10-29 20:20:16自身のサイトを出して経歴を示しつつ世代論の話へ。内海さんの時代(内海さんの講演内で述べられた「僕が日本に戻ってきたときには良いと思えるスケルトンが無かった」を受けて)からシフトして、スケルトンを探す時代であったと語る。そして猪熊さん,平田さんはカスタマイズに関心ある世代であると→
2011-10-29 20:26:21宮本佳明さんの環境ノイズなんかを思い浮かべると ナルホド と。 それでまぁ、リノベの際には水回り。水仕舞(つまりスケルトン)はかなりデリケートに作りながら、インフェルに関しては力の入れどころを偏在させている様だった。 また、施主のある種カオスティックな願望には肯定的だとのこと。→
2011-10-29 20:32:51蛇足だが、昨日の中国の話と逆行している点は留意すべきだろう。後のディスカッションは、メンバー全員が妙に仲が良い感じで進行していて(これは原さんも指摘)まるで何でもできるよね的な雰囲気だった。僕が一番気にかかったのは日本(東京)での解がそのまま世界に通用するかのような調子だった事→
2011-10-29 20:41:16まぁ平田さんはちょっと引き気味のようにも見えたが。 中国と東京の社会的状況を単純に比較してみただけでも明らかに無理と分かる矛盾。個別⇔一般がボーダレスに行き交う妙な興奮感。 ...まぁ先に進めよう→
2011-10-29 20:44:51猪熊さん: 一枚目のスライドが秀逸であった。少し目が粗いスポンジ(ヘチマの様なやつ)。この孔と素材,ソリッドとポシェの関係は都市と通じている。つまりスポンジのデザインは都市の縮小におけるデザインと類似しているのではないか、との事。大野さんのファイバー・シティ:猪熊Ver.かしら→
2011-10-29 20:52:16