母の愛情

かこにょ @downer_ututuxxx

「だからお母さんは新しい女が現れたらそっちに流れるのは当然だと思ってるし、あんたがひどい振られ方して良かったとすら思ってる。 これが、あの男なのよ。お母さんの嫌いなあの男。 新しい女と今でこそ幸せだろうけどどうせすぐに駄目になるわよ。その時に戻ってきたら、あんたどうするの？」

かこにょ @downer_ututuxxx

「よりを戻すことはないけど、そもそもけんは戻ってこない」「なんで」「見栄っぱりのかっこつけだから」「あー」「それでも泣きついてきたら？」「ないとは思うけど、戻さない」「何で確信できるの？」「自分も周りも不幸にしかならないってわかるから」「それでもあんたは許しそうで怖いのよね」

かこにょ @downer_ututuxxx

「私は好きな人にとことん甘いけど、一度見限ったら徹底的なのも知ってるでしょ？」「ああ。あれは気持ち悪いレベルよね」「？！」「あんた、見限るともう人間として見なくなるじゃない。炉端の石みたいに見るとの」「そ、そうですか」「でも、けんにはそこまでなってないでしょ？」「そりゃあね。」

かこにょ @downer_ututuxxx

「だから、怖いって言ってるの」「今は振られた直後で心を落ち着けてるところだもの」「けんは新しい女性とラブラブ真っ最中だろうし」「もし何かがあっても、その頃には私の心の整理はついてる」「お母さんはその女が不幸だろうがなんだろうがどうでもいいからあの男の手綱を握り続けて欲しいわ」

かこにょ @downer_ututuxxx

「ひどいこと言うねぇ」「私はあんたの親だからあんたが可愛いのよ。けんのことは嫌いだから清々するし、そんな女のこと知りもしないもの。だから二人でどっかで共倒れしてくれるのかがベストなのよ」「二人がどっかで幸せに、とか言おうよ…」「ないない。無理無理。あの男にそれは無理（爆笑」

かこにょ @downer_ututuxxx

「だからあんたはね。忘れろとは言わないしそれは無理だから。美化しすぎないようにお母さんが定期的にあんたとけんの悪いところ少しずつ話してあげるから。 そんで、ともかくご飯食べて寝て元気になりなさい。このままじゃお父さんが心配しすぎておかしくなっちゃうわよ。わかった？」「わかった…」

かこにょ @downer_ututuxxx

なんかまだまだ喋ったんだけども。 おおむねこのような話をだな。 昨日の会話も含まれてるけど。 母がどれだけ彼を嫌いだったのか、どれだけ良かったと思ってるのかその他いろいろとぶちまけられてきましたよ。そしてぶったぎられてきましたよ。うふふ('A`)

かこにょ @downer_ututuxxx

うちの母はね。 もの凄く強い人で。精神病なんて心の甘えだって言って大嫌いなんだけどね。 それでも、娘の事を一番に考えてくれて、娘が幸せになるようにっていつも思っててくれるんだよ。 ものすごくキツいけれど、嘘をつかないし正論しか言わないからきちんと受け止められる。

かこにょ @downer_ututuxxx

けんの悪いとことか駄目なとこ、恋人としてのどうこうとかさ。頭ではわかってたんだけど。 それ以上にね。恋は盲目というか飼い慣らされというか感覚の麻痺というか磨耗というか。 まぁ、そんな状態だったのを完全にぶったぎられたからね。 自覚があった分、余計にスッキリしたのさ。

かこにょ @downer_ututuxxx

すっごい泣いたけどね。「そこまで言わなくてもいいじゃないか」って。「今だからそこまで言うのよ」「なんであれ美化は絶対にするんだから今の内に完全な美化を避けるの」「自分がどれだけ最低の男に振り回されていたか思い知りなさい」「最低じゃないもん」「最低じゃないところもあっただけよ」

かこにょ @downer_ututuxxx

私は人の良い所を見て、それに「こんな悪い所もある」って見方をするんだけれども。 母もどちらかと言えばそうなんだけど。 けんに関してだけは嫌いすぎて、悪い所を見て、それに「こんな良い所もあるにはある」ってなってたみたい。 本当に嫌いだったんだなぁ…って申し訳なくなる。

かこにょ @downer_ututuxxx

うちの居間で母とけんと二人で飲んだりとかさ。私がいない間にけんがやってきてて母と飲んでたりとかさ。そういうことも多々あったから。 母がけんのことを好きじゃないのは知っていたけれど、そこまで嫌いだとは思っていなかったんだよね。

かこにょ @downer_ututuxxx

父は無言で見守ってくれるタイプなんだけどね。 私がいつも「自慢の両親」って言うのもわかるでしょ？ すごくすごくキツいけど、すごくすごく愛情のある言葉だよね。

かこにょ @downer_ututuxxx

朝、食べなきゃ仕事にならんと思ってご飯作りに台所に行ったら母が雑炊作っておいてくれてた…。 あと、昨日母に買ってきた魔法瓶に野菜スープ。「少しずつ慣れてかなきゃだからソーセージ少し入れたわよ。無理なら直接は食べなくてもいいから。お肉の出汁くらいは平気でしょ？」と。 朝から泣いた。

かこにょ @downer_ututuxxx

母が出かける時は必ず声をかけてくれるようになった。 母が出かけてから、作っておいてくれたお粥を温めた少しずつ食べる。 私が無理して食べたりしないように、半膳ずつくらい小分けにして器に入ってラップがかかってる。

かこにょ @downer_ututuxxx

母が「熱い珈琲入れる用に小さな魔法瓶が欲しい」って言ってたから買ってきたのに。珈琲入れるよりも最初に私のスープ。 「匂いついちゃうよ」って言ったら「珈琲の匂いですぐ消えるわよ。変なこと気にするわねw」って笑ってくれた。

かこにょ @downer_ututuxxx

「お母さんね。この年だし、あまり人に強い感情抱いたりしないんだけどさ。けんの事を考えるとこう、胃液がこみあげてくるのよね」「ごめん…」「どれだけ最低男だったかわかった？」「最低なだけじゃないけど、色々わかったよ」「もう二度と会わないだろうけど、お母さん生涯あの男は許さないわ」

かこにょ @downer_ututuxxx

「久しぶりにちゃんと化粧して、シャンと立ったら可愛いじゃない。流石は私の娘。 これで性格も馬鹿だけどいい子なんだから今度はまともな男に出会えるわよ。 ま、髪の毛短いのは可愛いけど余計に幼く見えるようになったけどねw」「童顔はあなたの血筋です」「老け顔よりも良かったじゃないw」

かこにょ @downer_ututuxxx

「まぁね。あんたが一番辛いのはわかってるし、こないだ散々言ったからもう説教はしないけど。 こうしてあんたが少しずつ元気になってきて、ご飯食べられるようになって。 それだけで私達も嬉しいんだからね。友達もきっとそうよ。 もちろん、わかってるだろうけれど。」

かこにょ @downer_ututuxxx

「お父さんに言ったらね。「アレの話はやめろ」って。 お父さん、あんたのことが可愛くて仕方がないからさ。 きっと、私以上に辛いと思うわよ。 でも、何も言わずに見守ってくれてさ。 あんたも、ああいう男を見つけなさい。」

かこにょ @downer_ututuxxx

朝からそんな心暖まる会話をしたりしました。 本当に自慢の両親です。 今日からのお仕事、頑張れそうだ。

かこにょ @downer_ututuxxx

うちの両親は銀河一です！(｀・ω・´) RT @torokuro: @downer_ututuxx お母様の台詞に横で見ている私がいちいちボロ泣きでやんす…(ノД`) 本当に素晴らしいご両親ですね（；ω；）