「1周年...なんだか短かったようにかんじるのじゃ。ライブも結構やったし...私らも遂にプロアイドルなのかの〜!」 「ぷろあいどる...!お姫様にまたいっぽ、って感じがする...!」 「まぁ、知名度も実力もまだまだではあるけどな。これからもこの調子でやろう。」
2022-12-21 21:03:11ペットボトルに口をつけて甘い水分を含みつつ、ぼぉっと周囲に耳を傾ける。ファン有志からのフラワースタンドの話とか、今日の振り付け間違えちゃったのバレてないかな、とか。あんなに忙しいライブ後でも、聴こえてくる話題が尽きることはない。
2022-12-21 21:04:00ふと、隣に銀色の髪が揺れた。同時に、私の好きな優しい香りも舞うのを感じる。 「あら、本日はもう休業かしら?おしゃべりさん」
2022-12-21 21:04:33「有琉々!お疲れ様...って、お、おしゃべりさん...?」 「真紀もお疲れ様。なんだかいつも、慰労会になるとどこか静かでしょう?それがちょっと新鮮で」
2022-12-21 21:05:57なんでも知ってるんだな、有琉々は。私はペットボトルを両手で握り、彼女へと微笑みをこぼした。 「えへへ...。そうですね、疲れてるからとかではなく...ただ、この時間が私、たまらなく好きだな〜って」
2022-12-21 21:06:40「......きらきらなんです。みんなで何かを成し遂げた後は、いつだってしあわせな温度で満ちていて...その楽しそうな声が、笑顔が。私は大好き」
2022-12-21 21:07:26瞳に映る仲間達の、ステージとはちょっと違う姿。それを見れることが秘かな楽しみで。 私がどりらばに入ってよかった、と想えるひとつの理由であった。 ___勿論、隣で相槌を打つ貴女の表情も大大大好きなんだ。
2022-12-21 21:08:00「Hey!ユー達、ちゃんと食べてる〜!?ポテトフライ、なくなっちゃうよ!」 そう呼びかける声の持ち主はリナティ。打ち上げには差し入れや持ってきたお菓子が並べてあるのだが、実際、私が気付く頃には大体無くなってしまっている。
2022-12-21 21:08:52「今行きます!」と有琉々を連れて輪に戻る。人数が多いこともあり既にもう分裂していたので、ポテトフライ周辺にいたふわり達のそばに近づいた。 ふわりもこちらに気付いてくれたのか、あっ、と目を見開く。
2022-12-21 21:09:27「まきちゃんに、るるちゃん。えっとね、雑誌のおはなし」 「こないだはじめて取材もらったやんか、あのインタビュー何話してた?って。結構みんな違くて面白いんやわぁ!」
2022-12-21 21:11:26「あぁ、好きなものはなんですか、とかですよね!私あれ、甘いものって答えましたよ!ネットサーフィンも好きだからインターネットと迷いましたが」 「わっ、私もお菓子にしたよ!作るの好きだから...!」
2022-12-21 21:12:52「僕は可愛めのマスコットにしたんだ」 どれ?と聞くと、詩音はスマホの画面に映るキャラクターを見せてくれた。 ...これは。キモカワ、の部類でしょうか。
2022-12-21 21:13:54「うちはかわいい女の子〜ゆうたなぁ。アイドルも大好きやから、それも!」 「わ、夢もアイドルって言えばよかったの〜!確かあの時は...猫ちゃん、って答えたの。あとはお歌とか...噂話とか!」 「ふふっ、夢ちゃんらしいね。...あっ。噂話、といえば。」
2022-12-21 21:15:13☪︎* 。꙳ ✦✧まほゆめ1周年✧✦ youtu.be/aoVAkymbsJY pic.twitter.com/G1fnzrjxoX
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