三十年リベラル概観

久しぶりのまとめ まごうことなく 全部憶測 私致愚考
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鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

うーん、ちょっとここであらためて総括というか、俺自身調査の過程で、ここ三十年くらいのリベラルの動きを、ちょっとマクロで見すぎている気がしたので、一度自省の意味もこめて、雑感をまとめてみた まあ、粗も多いが、こういうイメージの方が実情に近いのではないかと思う 以下、連投

2023-05-12 17:20:58
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

私自身この半年、WBPC問題に首を突っ込むようになって、巨大なアカい川の源流をたどるような調査を続けてきたわけだが 源流をたどれば、あるいは自社さ時代の男女共同参画にあり、NPO法にあり、あるいは民主時代の一連の福祉政策にあり、ビレッジウッドさんの冤罪事件に端緒があるということになり、

2023-05-12 17:21:34
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

原因と結果を一本の流れで把握するのは、もちろん間違いではないし、かくいう私も調査の過程でしばしばそのような物言いをしてきたわけであるが、

2023-05-12 17:22:02
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

なにしろ、民主時代にさかのぼっても優に十余年、社民時代にまでさかのぼれば三十年弱という、長期にわたって繰り広げられてきたリベラル陣営による利権獲得のための闘争の歴史であり、

2023-05-12 17:22:15
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

その総決算として、選挙によらず、大多数の国民のあずかり知らぬところで、福祉行政に関わる政策を一部のマイノリティが利権化したものが、このたびようやっと「公金スキーム事件」として明るみに出た恰好である

2023-05-12 17:22:34
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

当然、その時々でリベラル陣営の戦略方針も異なれば、その時々で指導的立場にあった人物・団体も異なる。

2023-05-12 17:22:53
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

原因と結果を結びつけるのは、調査を進める上で、また要点を整理する上で重要な要素であるが、実際原因から結果にいたるまでには様々な紆余曲折があり、

2023-05-12 17:23:20
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

たとえば三十年前のNPO法の時点から、左派が今日の大陰謀を企てていたとか、民主政権時代の菅直人がすべて裏で糸を引いていたというような、後知恵的な理解の仕方をしてしまうと思わぬ陥穽にはまりかねない

2023-05-12 17:23:27
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

むしろこの三十年の歴史には一貫して「戦後民主主義の終焉期におけるリベラル陣営のあがき」というメロディが基調BGMとして流れている

2023-05-12 17:23:47
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

ターニングポイントとしては、民主政権の下野と惨敗した秘密保護法反対運動、そしてマスコミの凋落とインターネットの隆盛。これらの出来事が10年代前半から後半にかけて、ほぼ同時にリベラルを直撃したということが何よりも大きいだろう

2023-05-12 17:24:09
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

上記の政治的・社会的変化により、事実上リベラルの退勢挽回の道が閉ざされたことから、リベラルの戦略方針が大きく変化した。

2023-05-12 17:24:26
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

つまり10年代まで、リベラル陣営はまがりなりにも(マスコミの恣意的な世論誘導はあるにせよ)選挙によって、権力を奪取しようという方針を持っていた。

2023-05-12 17:24:51
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

当時すでにネットで情報を入手できる層にとっては時代遅れとなっていたものの、シールズによる反対運動は、まぎれもなく安倍政権倒閣運動であり、もう一度リベラルが政権に返り咲こうという総力戦であった

2023-05-12 17:25:01
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

しかしその反対運動の無残な敗北により、戦後民主主義の生き残りたちも遅まきながら、もはやマスコミや市民運動によって世論を形成できる時代ではないことをようやく悟ったわけである。

2023-05-12 17:25:19
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

そもそも、民主党の政権交代自体が、小泉・竹中時代の構造改革に嫌気の差した国民感情の後押しを受けたものであり、それは必ずしもリベラルへの積極支持ではなかったのだが

2023-05-12 17:25:37
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

ともかくも、16年のシールズの惨敗で、リベラル陣営の戦略に大転換が起こる。 政治家の時代が終わり、民間の有識者の時代が始まる。 選挙によって直接権力を奪取することができなくなったために、人知れず公金をかすめ取る実利の時代に突入したのである。

2023-05-12 17:25:58
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

0年代、リベラルの旗手は社民党であった。福島瑞穂も辻本清美もリベラルの看板女優であった。 00年代、代わって台頭したのは民主党であった。 リベラルが与党の時代は、政治家が法律を作れる。リベラルの指導者は当然政治家たちであった。

2023-05-12 17:26:34
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

ああ、コピペミス >>90年代、リベラルの旗手は社民党であった です

2023-05-12 17:38:45
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

実際の政権担当能力は別として、この頃までリベラルは政治によって勢力を拡大しようともくろんでいた

2023-05-12 17:26:48
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

しかし、10年代以降、両党は死に体となり、代わりに左派の主導権を握ったのは共産党であった。 もちろん、共産党も上記両党と同じく斜陽であるが、両党と違って早くから政権奪取をあきらめていたことで、両党に比べて岩盤支持層が強く、浮動票による議席の増減は少なく済んだ。

2023-05-12 17:27:14
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

そして両党と違い、早くから政権奪取をあきらめていたことで、両党よりも古くから、市民団体を活用した人権ビジネスを手がけており、福祉行政の利権化については一日の長があった

2023-05-12 17:27:33
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

時を同じくして、制度設計の名人である一人の元事務次官が、民間に天下ってくる

2023-05-12 17:27:59
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

この人物の民間への参入により、それまで現場レベルの役人からみかじめ料をせしめるような人権ビジネスしかできなかったリベラル陣営が、有識者という肩書きで裏口から権力中枢に忍び込む、新たな道が開けたのである

2023-05-12 17:28:50
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

というより、この支援事業スキームを利用する以外に、今日のリベラルが生き延びる道は残されていなかったという方がより正確だろう。

2023-05-12 17:29:04
鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

長々と語ってきたが、なにが言いたいかといえば、 原因と結果のみで見れば、 「社民党時代から、あるいは民主党時代から、今日の公金スキームは始まった」 というのは間違いではないが、それはリベラル陣営にとっても、 「望みどおりの結果」ではなかった ということだ

2023-05-12 17:29:42