むか~し、むかし(そんなに昔ではないですが)一人の男性がいました(Kさんと呼ぶことにします)。このKさんはどこにいても目立たず、存在感のない人間でした。大勢の中にいても人と話すことをせず、いつもいるのかすらわからない存在。しかし、このKさんの人生が一変するのです。
2010-05-16 21:44:10Kさんは、学校にいても誰とも話をすることがありませんでした。”決して自分から何かを話すということはなかったのです”そのKさんが、何を間違えたかセールスマンになってしまったのです。当然のことながら、営業成績は社内でも最下位。会社のお荷物になっていました。
2010-05-16 21:46:49そんな日々が2年間続きました。ある日、直属の上司が変わったのです!これこそが、Kさんにとっての最大の転機となりました。その上司はKさんに向かって、こう言ったのです。
2010-05-16 21:48:51”君の長所は、自分からものを言わないことだ”と。Kさんは、唖然としました。こんなにコミュニケーションのとれない自分に対して、そこが長所!?上司は続けて言いました”営業とは商品の特徴を伝えることではない。相手のニーズを聞き出し、その人にとって最高のものを提供することだ”と!
2010-05-16 21:54:16その日から、Kさんは変わりました。Kさんの短所だと思っていたコミュニケーションをとれないこと、裏を返すと人の話ばかりを聞いていることが、最高の長所になっていったのです。Kさんは誰よりも聞き上手だったのです。相手の話しを食い入るように聞き、本当に楽しそうに聞いているのです。
2010-05-16 21:57:28するとどうでしょう!?楽しそうに聞いているKさんに、話している方も気分をよくしてどんどん話しをしていくのです。もういうまでもないでしょう。その会話の中に、顧客のニーズがたくさんあったのです。そしてその話しを受けて、最後にニーズに合うような商人の説明をするのです。
2010-05-16 21:59:50自分にも尊敬している人がいます。当然その人たちにも欠点があります。しかし、尊敬している人の欠点は、愛嬌になるのです。その欠点があるからこそ、その人を愛せているのだと思います。
2010-05-16 22:04:40短所ばかりを見て、ネガティブになっても何も生まれません。短所を長所に変えていく努力をすることも素晴らしいことです。短所を忘れて、長所を伸ばす努力をしていくことも素晴らしいことです。それによって、新しい”何か”が生まれてきます。
2010-05-16 22:07:08