３つのお題でツイノベる。11月

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

素朴の今日のお題は『景色』『ノイズ』『擬人化』です。 http://t.co/G0ejMKvL #twnv_3 出掛け先で呟けたら呟く！

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

我が愛しの恋人は、俺の隣で楽しげに歌う。星月夜のワルツ。眼前の景色にぴったりの選曲だ。…音痴だが。「下手くそ！」と小突けば、途端に機嫌を悪くして黙り込む。「…ごめん。フラレたばかりで気が立ってるんだ」消沈する俺を他所に、我が愛車のステレオはノイズを吐くばかり。 #twnv_3

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

素朴の今日のお題は『すごろく』『好き』『ゲーム』です。 http://t.co/G0ejMKvL #twnv_3 ふむ。

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

六畳一間の狭い自室、その５分の１を占領するすごろく。『ラブラブ☆すごろく』などという空寒いタイトルを掲げたゲームボード上には、２つの駒と賽が転がっている。そして今、私の駒は『罰ゲーム・隣の人に「好き」と言え！』の馬鹿げた文字が踊るマスの上。…一体何が楽しいのやら。 #twnv_3

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

素朴の今日のお題は『シャボン玉』『緑』『頭痛』です。 http://t.co/G0ejMKvL #twnv_3 「杏寺」と「素朴」のどっちで診断かけたほうがいいかしら。とりあえず今回はこちらで。

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

酷い頭痛が続いている。こめかみをぎゅうと締め付けられるような、誰ともなしに謝りたくなる衝動をもたらす痛み。自分で押さえつけるのとどちらが痛いのかしら、なんてくだらない好奇心が持ち上がって、掌の付け根でぎゅうと側頭部を押す。視界の端に、緑のシャボン玉が浮かんだ。 #twnv_3

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

杏寺の今日のお題は『意識』『難易度』『老婆』です。 http://t.co/G0ejMKvL #twnv_3 今日はこちらで。

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

(１)「禁断の恋」はいつだって人を熱中させる。自分自身の身に降りかかった時はもちろん、他人の経験談や、それこそフィクションを聞いた時だってね。――でも、今回ばかりはそうもいかない。#twnv_3

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

(２) 聞けば聞くほど身の冷める〝禁断の〟コイバナは、つい近頃恋愛対象として意識し始めた幼なじみ発祥だ。「…相手だって既婚者じゃないの？」「５年前に先立たれたんだって。寂しいんだよ彼女も」ああ、ああ。そんなこと言ったって。 #twnv_3

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

(３) 「どんなに止められたって聞かないぞ」 なんとか諌めようとする私を前に、彼は益々熱を上げていく。…しまった、「恋の障害」は最大の燃料だ！ 「でも、でも」と狼狽える私を前にして、彼はちょっと悲しげに 「お前なら応援してくれると思ってたのに！」 無茶言うな。 #twnv_3

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

(４)「最大の理解者でさえ分かってくれない」という事実。音を立てて上がっていく恋の難易度を前に、それでも彼の猛進は止まらない。あがく私の方が間違っているのだろうか。――それでも。 「よりによって50歳差なんて！」 例え自分が報われずとも、これだけは止めねばならぬ。 #twnv_3

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

素朴の今日のお題は『カマキリ』『自己暗示』『飛行機』です。 http://t.co/G0ejMKvL #twnv_3 ぺぺーいっ！

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

「お前、俺に勝てるなんて思うなよ」地面に向かって呟くツレ。その視線を追ってみれば、一匹の大きな蟷螂が両の鎌を空に掲げ仁王立ちしている。「身の程知らずめ、自分が強いとでも思い込んでるのか」と笑うのはいいが、そいつが威嚇しているのはお前じゃなくてあの飛行機だからな。 #twnovel

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

杏寺の今日のお題は『リスク』『味覚』『筋肉痛』です。 http://t.co/G0ejMKvL #twnv_3 ずずいっと。

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

#twnovel 「筋肉痛に利く飲み薬」を手に入れた。薬事法のセーフラインをギリギリ跨ぎ越してきたという謂れのあるこの薬、即効性で効き目は抜群だが、それだけ副作用のリスクも高い。曰く「味覚で痛みを感じる程の辛さ！」あまりの辛さに床中転げ回って、翌日筋肉痛を起こすほどの味らしい。

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

杏寺の今日のお題は『鉄棒』『タバコ』『年齢』です。 http://t.co/G0ejMKvL #twnv_3 レッツ現実逃避

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

#twnovel (１) ぜえはあと荒い息を吐く、目の前の男。公園と言うシチュエーション、そして私がうら若き少女であるという事実に鑑みると十分通報に値する光景であるが、残念ながら私はこの男の冤罪を証言しなければならない。「彼は私に逆上がりを教えようとしているところなのだ」と。

杏寺 素朴 @Angela_Soboku

#twnovel (２) 「今ので感覚が掴めたか？」「うん」息を整える男に頷いてやると、彼はようやく荷が下りた、とばかりに大きく息を吐く。「やれやれ、煙草吸ってると体力落ちるな」ごちる端から「年のせいじゃないの」と返そうとして、やめた。まだ背中を支えて貰わなければいけないのだ。