茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3168回「共同通信からの隔週の配信記事についてのあれこれ」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３１６８回をお送りします。文章は即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

昨日は２週間に一回の共同通信の配信記事の日だった。だいたい、前週の金曜に担当の北本一郎さん（髪の毛もじゃもじゃで、「ラーメン大好き小池さん」みたい）に送って、北本さんが原稿を整えて、翌週月曜に戻してこられて、それで木曜に配信される。

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今、手元で見てみたら、昨日配信されのたが「４２回」と書いてあった。あれれ、そんなに書いていたっけ？　あるいは、今のフォーマットになる前から通算してそうなのかもしれない。いずれにせよ、北本さんとのこのお仕事は、ぼくも楽しみにしている。

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共同通信は、さまざまな地方紙にニュースを配信することが大切な役割である。それぞれの地域の密着ニュースは地方紙が得意だけれども、全国ニュースや海外のニュースは共同通信が配信して、各地方紙に掲載される。そのスキームで、私のエッセイも流れていく。

茂木健一郎 @kenichiromogi

文章を書くことが仕事の一部になってずいぶん経つが、共同通信の配信の記事のように、紙ではなくオンラインとは言え新聞から出る文章が一番きちんと事実の確認や校正を経なければいけないということは身に染み付いている。だから、２週間に一回の記事も、それなりに気を使って書く。

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私が隔週で書いている文章は、各地方紙の有料サイトに掲載されている。紙の新聞の発行部数が伸び悩む中、有料サイトの読者を少しでも増やすことが経営上重要であり、共同通信はその応援という意味があるだろうし、私もその意味は理解した上で毎回書かせていただいている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

地方紙によってポリシーは違うけれども、冒頭の何行かが見えてその先は有料というケースが多いので、文章を書く時にはつかみの文章で内容がわかったり興味を引き付けたりという工夫をしている。その意味では、最初から全文読んでもらえるとわかっているエッセイとは書き方が異なる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

文章を書く側の気持ちとしては、できるだけ多くの読者の目にとまるとうれしい。地方紙の有料サイトだと、その点、制約が加わることになる。理想的には、自分の文章の力で一人でもふたりでも読者が増えればいいと思うが、そういうわけにもいかないだろうから、毎回心細い気持ちで文章を書いている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

マクルーハンは、メディアがメッセージだと言ったが、本当にそうだと思う。文脈や媒体で書くスタイルや内容は当然変わる。書き手としては、そのような制約が楽しかったりする。これからも、共同通信からの隔週の配信記事を、どうぞよろしくお願いいたします。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３１６８回、「共同通信からの隔週の配信記事についてのあれこれ」をテーマに８つのツイートをお届けしました。