しろちちさんの考察：クシャナ殿下について

しろちち＠C102日曜東ヒ14b @shirochichi0707

金ロー予習、映画版 ＃ナウシカ の漫画版との比較考察、今宵はクシャナ殿下についてです。殿下は漫画版と映画版で最も印象の代わる人物の一人と言えますが、特に際立つのが腐海に対する姿勢の部分です。 pic.twitter.com/1B3Td1j4RJ

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映画編では(恐らく）蟲に片腕を…或いはそれ以上を食いちぎられた恨みもあり、腐海と蟲に異常な敵意を見せます。或いは「腐海を滅ぼし辺境に王道楽土を建設する」もお題目ではなく、本心がある程度込められていたかもしれません。 pic.twitter.com/bmNfKIkSRS

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しかし漫画版にはここまでの腐海・蟲への執着は無く、クシャナの敵意・執着は実母を狂気に追いやった兄皇子や自身に敵意を抱く父ヴ王に向けられ、彼らへの「復讐こそが我が人生」となります。 pic.twitter.com/KtCFrysodG

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そして仇の一人こと第三皇子が蟲に襲われ余りに呆気なく死ぬことでクシャナは虚脱状態になります。アイツらへの復讐にすべてを捧げてきた自分の人生は一体何だったのか、と。 pic.twitter.com/z97jVF0OwV

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映画版でこれに近い「虚脱状態」が見えるのは、終盤の「ナウシカによる青き衣の者伝説再現」場面でしょう。ここでは、すっかり怒りを鎮めた王蟲達に天高く掲げられたナウシカを見上げながらクシャナは一言も発せず座り込んでいます。 pic.twitter.com/AEQ0fDYmDu

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また、クシャナが始めてナウシカを意識したのは腐海深部で王蟲と対峙した時であり、恐怖で竦む自分と対照的に王蟲の前に進み出たナウシカに、おそらく畏怖にも似た感情を懐きます。 pic.twitter.com/ghpl2QiQHK

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自分が恐怖と復讐心に駆られる腐海や蟲を恐れず寧ろ親愛の情を示し、それでいて民にも「姫姉さま」として慕われるナウシカとは何者なのか。クシャナならずとも一度ゆっくり話をしてみたくなるでしょう。…にしても腐海ではクシャナを煽りますね、ナウシカ（笑） pic.twitter.com/jmIvc9G7Eh

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事実、映画版エンディングではクシャナとナウシカが何事か語り合う様子が描かれ、その後クシャナは迎えの船に大人しく乗り帰国の途に就きます。いったい何を語り合ったのか気になるところですが、一つ考えられるのはクシャナの腐海と蟲への執着・敵意がある程度和らげられた、(続く） pic.twitter.com/PiB1UKTp3u

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である以上は辺境に留まり戦争を続ける理由もない(巨神兵もいないですし）ということを気付かされたのではないでしょうか。…まあ映画版でも、帰国してからは「本国のバカども」とのドンパチが恐らく待っているのですが。 pic.twitter.com/8KIOPowwuq

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では漫画版のクシャナはどのように虚脱状態を脱し、どう歩み始めるのか。その辺は是非漫画版をじっくりご覧いただきたいのですが、一つネタバレをすると、なんとカギを握るのはこの方↓になります。 pic.twitter.com/RlVB5zslVc

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今宵はこんなところで。放送まであと3日ですね。なお前回考察（クロトワさんについての映画版/漫画版比較）はこちら↓から。 twitter.com/shirochichi070…

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金ロー予習、映画版 ＃ナウシカ の漫画版との比較考察、今宵はクロトワさんについてです。映画版では「タヌキ」として中々尻尾を見せない彼ですが、漫画版ではクシャナ父のヴ王からクシャナ抹殺の密命を受けた「獅子身中の虫」という性格を持ちます(途中でクシャナに寝返りますが…）。 pic.twitter.com/bck4kg2qgL

2023-07-03 20:34:25