『性暴力を受けたわたしは、今日もその後を生きています。』⇒「君は死んでないから被害者じゃないよね」⇒「衝撃的な言葉が書いているのがまた痛烈」

澄 Sumi (読書垢) @Icantcontr0l

性暴力を受けたわたしは、今日もその後を生きています。/池田鮎美 #読了 性暴力被害者は生き延びているだけで奇跡だと思う。そしてその過酷さを強いているのが、被害者を軽んじ加害者に甘く有利な社会構造である。刑法含め「治療されるべきは被害者ではなく社会」という意味を読んでいて強く感じた。 pic.twitter.com/uFAvaK1Oia

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澄 Sumi (読書垢) @Icantcontr0l

日本は平和な国だと言うけれど、性暴力が存在する限り平和なんてどこにも存在し得ないと思う。そして性暴力やジェンダーの問題について日本は明らかに後進国。 読んでいてとてもしんどい本だった。けれど著者の生きている人生そのものであり、そして日本の現実でもある。この本を読めて良かった。

Gen Kamita @G_Kam

性暴力は「人は誰しも他人の肉体の主権を侵してはならない」という考え方を前提にすると、自我のレベルにおいて被害者を殺したのとなんら変わらない罪。これを悔い改める事をしないどころか、そもそもなかった事にする、または被害者を攻撃する。これをいつまでもいつまでも続ける国には救いは来ない。 twitter.com/icantcontr0l/s…

Gen Kamita @G_Kam

帯に「君は死んでないから被害者じゃないよね」と衝撃的な言葉が書いているのがまた痛烈。被害者の心は殺されており、このような言葉を投げかけた人の魂はすでに死んでいるも同然。

Gen Kamita @G_Kam

自我(self awareness)とはその自我が宿りコントロールする肉体があってこそその存在の直接的確認が可能であり、攻撃者から自分の身を守る行動こそが原初的根本的な自我の発露。殺人も性暴力も、その防御行動を真っ向から否定するもので、被害者を魂のない物体へとおとしめる行為。

Gen Kamita @G_Kam

かつて安倍総理が掲げた「女性が輝く社会」といった標語が薄ら寒いのは、日本ではそもそも女性を魂の宿った一人の人間として認めていないのが現状だからで、表面的にいくら取り繕ってもどうにもなるわけがない。本気ならまず性暴力の被害は責任の所在を明確にし公正に裁く所から始めなければならない。