「カリ城」についての対話

Cobalt @cobalt058

📺 ルパン三世 カリオストロの城

Cobalt @cobalt058

それはそうと、自分の中で膨れに膨れ上がっていた「カリ城」のイメージと、実際の「カリ城」とでは、率直に言えば結構違うものがあった。ただ、この作品で培った表現やテクニックを磨き続けてきた後世の宮崎駿監督作品を先に親しんでいる自分が現代の視点からそれを評価するのは不公平に違いない。

Cobalt @cobalt058

このシーンにエロスは感じるのはやはりかなり高度だと思った。それとも男にはわからない何かがやはりあるのだろうか。 twitter.com/Uroak_Miku/sta…

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 中２だったかな？もっと前にもテレビで部分的に目にしていた記憶が。ルパンが被弾して屋根をずり滑っていくのを姫様が覆いかぶさって体重加算→動摩擦増の力学で落下を止めるところにサイエンスとエロスの両方を感じたのはないしょです。

2023-07-21 07:43:48

Cobalt @cobalt058

男からすると多分一番エロいのは伯爵がクラリスに顔を寄せて指輪の秘密を語る場面で、そこで初めてクラリスの女としての側面に気付くことになり、以後クラリスのスカートのはためきから目が離せなくなる仕掛けになっている。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 理屈っぽいエロスやね。屋根スライディングのときの彼女には身体があります。重さでルパンの滑りを止めるの。胸を彼の身体に押し付けて、そして腰をくねらせたポーズになっているの。服越しに想像をかきたててくる体のライン。

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku 自分の見たままの感想で言えば、あの状況でそこまで考えるのはどこか不謹慎に思えるｗ 一鑑賞者としてとにかくルパンの無事を確認したいのと、ルパンを助けたい一心で身を投げ出したクラリスに敬意を覚えずにいられず、異性に向ける目線を有無を言わさず閉じさせられます。男って結構そんなとこある。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 下心ではないのですよ。世界金融のオンライン化で偽札の存在価値が薄れだしていくなか、先祖の財宝で再生を図る＋自分がこの国の正統な後継である証が欲しい。さらには闇を生きる運命の彼は、光を欲したが、光の子である彼女は変なコソ泥に心奪われている…ええい宇宙中継で己の正統性をアピール。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 上から何か自分より一回り大きいものが滑り落ちてきて、それを一人で止めるとなったら「νガンダムは伊達じゃない！」と力むのが🚹で、そうせず落下物に覆いかぶさる、つまり一体化することで止めにかかるところにすごく🚺の身体を感じたのです。

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku いや、閣下のおっしゃりたいことはわかりますよｗ ただ、多分男に聞いたら全員とは言わないけど、過半数はクラリスにエロスよりも尊敬を覚える場面だと思うｗ 男も結構わきまえるんですね。だからこそ、前も書いたんですが、閣下との違いがおもしろいし、学術的な研究の価値があるとさえ思ってます。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 これは抗っているわけですよ。「たかが石ころ一つ、ガンダムで押し出してやる！」　マッチョイズム。 pic.twitter.com/XY2LhUXXz3

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 しかしこの子は違う。抗うのではなく抱きつくの。運動量の加味された物体を止めるには、抗うのではなく一体化する。サイエンスとエロスが一瞬で重なる。 pic.twitter.com/g5HRJraNoA

拡大

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku そうしなきゃ止められないほど華奢な身体なのに命をかけて身を投げ出した女の子の勇気ある行動を科学の目で見るなんて冷たいことは男にはできないんだなあ、信じてもらえないとは思うけどｗ（実際執事だかはクラリス目がけて乱射するし、でもだからこそあの時点で伯爵一味は完全な悪役になる）

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku 関係ないですが「カリ城」の不二子の描き方は興味深かったですね。やたら（行動が）マッチョでセクシーさの欠片もなかった。閣下の著書ではその理由ついて触れられてるんでしょうか。宮崎駿は峰不二子みたいな女性はタイプじゃないのかなあ（なんだろうなあ）って思いました。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 「不二子、お前には後で訊きたいことがある」のほうにしびれます。たぶんあの二人は愛人関係で、それゆえに自分の花嫁の世話を委ねていたんじゃないかなって。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 スカートのなかうんぬんならこのシーンのほうが強烈に印象に残る。 pic.twitter.com/BgCqxfnHMu

拡大

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku そのシーンはもちろんなんですが、潜在意識に訴えるって意味ではこう言うシーンも強いんですよ。ここで仰ぐような位置でクラリスを見たらどうなるんだろうって。そのシーンだと見えそうで実際には見えないけど、このカットは想像の中では見えちゃってるんですね。それも露に。男って変態なんですね。 pic.twitter.com/HhYDKDOINb

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 このカットの前に、すでにスカートのなかちらり（昭和シミーズ！）が提示されているからですよ。さらにはロープで引っ張り上げる行為を介して彼女の身体をルパンはすでに抱いているのです。 不二子は今回ヒロインではないので彼女を引き上げる番になるとさっさとカットが切り替わるの。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 オートジャイロに発砲するのを止めるとき、銃身の反対側からとびかかりますよね。てこの原理。成人男性あいてでもこれなら動かせる。 pic.twitter.com/dBYk8YutBw

拡大

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku セル画？ こんな画像あるんですね。ちなみにこの場面で思ったのは、発砲中のガトリングガンだかの砲身を素手、それも野良仕事なんてしたこともなさそうなクラリスで手で触れて怪我はともかく火傷はしないのかなってことだった。相当熱かったんじゃないかと思う。

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku 伯爵に手で顔を引き寄せられた段階で「クラリスを女として見ている自分」に男は気付かされるわけですね。それで罪の意識を抱かされるのだけど、こうしたクラリスのスカートに象徴されるセックスアピールの連続に自分の想像が許されたような気持ちになる。観衆を物語に引き込む一種のテクニックですね。

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 テクというよりはハヤオさん当時３８歳の密やかな楽しみだったのだと思う。

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku テクニックって言葉は確かにミスマッチでした。遊び心とかでもいいかもしれないですね。今からすると奥ゆかしすぎてそんな想像が成立すると思うことすら困難ですが、ネットもなくビデオの普及もまだな時代、こうしたスカートの描き方は想像力を強く刺激させられたと推測します。

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku カーチェイスのシーンは治外法権として、物理現象的にはツッコミどころ満載ですね。自分も話の流れでつい書いてしまいましたが、真面目につっ込む気はないですｗ

uroak_miku @Uroak_Miku

@cobalt058 次元ちゃんが戦車用の銃を抱えて撃ってたり、あれ腰折れると思う。 ゴルゴも射撃後すぐに分解してスーツケースに収めるなんてことしていたし、おおらかな心で。

Cobalt @cobalt058

@Uroak_Miku 不二子がヒロインじゃない回はテレビ版のルパンでもしばしばあると思います。それでも不二子は妖艶さを漂わせていた。でも「カリ城」の不二子は、自分の感じ方では、女ランボースレスレでしたね。宮崎駿は不二子が嫌いとかじゃなくて興味がないんだろうなって思わされました。