=͟͟͞͞( `ᾥ’)っ✄𐤔𐤔𐤔【日本全道人力踏破 JPWEX 熱海市攻略戦Days29X】ぬい探 20137月期スペシャル 後半戦 ぬい探23、24日目(実況版）

ルートE4Subを使って戻る道すがら、下から山肌を見上げる。

確かに隙間が無いわけではないが、この密度の草を掻き分けてバッグは本当に落ちてくると思うか？

いや、冬場だからもう少し草は薄かった可能性はあるが、あの時期でもそれなりに生えていたはずだ。

そうでなければ俺が途中で見失ったり、追いかけるのをやめようと思うはずがないからだ。

俺がバッグを見失い、諦めたあの場所までここから道を垂直にこじ開けてみるか？

そうすればバッグの落ちた軌跡のヒントが掴めるかもしれない。

この後の捜索方法を考えながらベースキャンプへと戻る。

…暑い。汗だくだ。

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お昼を食いながら後半戦の開拓方法を幾つか取り決めた。

今まで未開拓エリアとして新生ルートE7より下を想定して今回決めたわけだけど…
そもそもな話、E7まですら落ちてきてない可能性もあるんじゃないか？

正確な落ちた場所を考えるうちに、その場所(ルートD直下)から、E7までの間にも相当な未開な草薮があることが考えられた。

1度そこも確認しておいた方がいいな。

むしろ、そっちが先に見ておくべきじゃないか？

作戦が決まったので出発！

新生ルートE4Subを再び進軍。
帰り際に目星をつけた「ここ」ポイント真下あたりにマーキングとして置いた鋏を手に取る。

ここから山肌に対して垂直に道をこじ開ける！

そして「ここ」ポイントのある真E4を掠めながら、さらにその上を目指す。

要は「ここ」ポイントへ近づくにあたりE4Subは下層にあたるのよ。

もともとのE4ルート(真E4)で当初は近づくつもりでいた「ここ」だったが思った以上に傾斜がキツイため、だったらより地盤が安定しているここから垂直に道をこじ開けた方が時間と手間は少しかかるが、良いかなって思って。

…で、必死こいてその道を作り続けると、その「ここ」ポイントの内側と繋ぐことが出来た。

…だが着いたそこから見た光景は思ったより開けていなく、どっちみちかなりの伐採を必要とした。

ならばと予定通り、さらに上へ道をぶち抜き、新生ルートE4SubからE7まで上がれるルートを作ってしまうことにした。

新生ルートE7への道を繋ぐと、俺があの日ぬいぐるみを追いかけて迫った上多賀東西縦断道ルートD直下のあの場所の真下くらいの位置を地図から導き出し、そのポイントへ向かう。

地面が斜めすぎて何度も滑り落ちながらも草を刈っていく。

やはり…俺が思ってた以上にここも薮が多かった。

もし俺が思う通りなら、この藪の中を転がって言った可能性がある。

だとしたらだよ？
今まで俺が探してきたエリアと根本的にズレてないか？

密度もそこそこあるし、E7まで落ちきらず、途中どこかに引っかかってる可能性も充分にある。

思った以上に 薮の層が巨大なので、本当の垂直に道を造成すると時間がかかり過ぎると踏んだ俺たちは作戦を変更。

まず薮の外輪を少しづつ削ぎ落としながらの伐採登坂をしていき、まずそのバッグを見失ったポイントまで賭け上がろうと。

このエリアの全体像を1度上まで行くことで把握しようとしたのだ。

頂点までの状況がわかれば、ルートE7との間の距離感もわかるし、薮全体をどう伐採していくかの計画も具体的に練れる。

時間がかかり過ぎると端から攻める作戦に変更したにも関わらず、やはりそれはそれで大変な作業で…気付けば午後4時が迫っていた。

もうかよ！早すぎる…！

だが頑張った甲斐があって、ルートDの尾根が見える位置までこじ開けることに成功した。

そして、あの日あの時、俺が落ちていくバッグを追いかけて諦めたその地点の辺りを特定することが出来た。

思わず疲れて身を坂に投げ出す。

…と、そこから下を見た時、あの日の思い出が急速に甦った！

あ、そうだ！
俺があの日見たのは、この光景だ！

なんだ、俺があの時、バッグを追いかけたのはこっちじゃないか。

まさか、俺は今まで思い違いをしていたのか!?
バッグはこっちに落ちたのではないか!?

その可能性が濃厚に！

それがはっきりした今…いや、終われないよ。
まだ終われないだろおおお！

今日延長して取り組んだ訳だが、さらに延長戦…再延長線だーー！