第55回宇宙科学技術連合講演会: 特別講演 「アリアンスペースの30年」

第55回宇宙科学技術連合講演会 http://www3.nict.go.jp/w/w114/time/control/ukaren55/index.html 特別講演 「アリアンスペースの30年-欧州宇宙輸送の挑戦と成功、そして日本との協力について-」 
16
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

宇科連55回 Day1 特別講演「アリアンスペースの30年」、メモ兼ねてTSUDAります。一般公開講演だからいいよね。アリアンスペース東京事務所代表 高松聖司氏。

2011-11-30 13:02:50
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

高松氏は松山ご出身とのこと。頑張らないと伊予弁になってしまうそうです

2011-11-30 13:05:00
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

欧州宇宙輸送の起源について、日欧類似性と協力について、など

2011-11-30 13:05:42
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

アステリクス、1965年仏によるディアマンAロケットで打ち上げ。当時の欧州と諸外国は先行する米露と日本の間で衛星打ち上げ

2011-11-30 13:08:02
渡辺謙仁 @ken_ini

アリアンスペース社の高松先生による、アリアンスペース社の30年についての特別講演 #ukaren55

2011-11-30 13:09:16
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

ディアマンからヨーロッパへ。欧全体で欧州のロケット開発しようという機運。ELDO欧州打ち上げ協力機関を設立。フェアリング:イタリア、第三段、ドイツ、第二段、フランス、第一段イギリス

2011-11-30 13:09:32
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

各段で度量衡すら違う。第一回から第六回まですべて打ち上げ失敗。各回で失敗の場所もバラバラ。→欧はロケットやらなくてもいいのでは? 米露にまかせて衛星に集中するべきでは

2011-11-30 13:10:44
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

シンフォニー事件:仏独協力の衛星。デルタで打ち上げ。74年、75年。ところがINTELSAT(実質米が中心)の競争者として、他国の通信衛星システムを制限するとの米国家安全保障条約が問題に

2011-11-30 13:13:51
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

やはり宇宙輸送が必要。「アリアン」プロジェクトへ。欧が宇宙先進国であり続けるために必要。「アリアン」最近でこそ知名度アップ

2011-11-30 13:14:47
渡辺謙仁 @ken_ini

アリアンはフランス語読み。やっぱりドイツ語よりフランス語をやっておけば良かったなあ。

2011-11-30 13:16:19
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

「アリアン」仏語読み。アリアドネのこと。アリアドネの糸の伝説にならって、迷宮から糸玉を手繰って出たように、新しいロケットで迷宮から抜け出したい→プロジェクト名

2011-11-30 13:17:38
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

協力なリーダーシップが必要。国家レベルの調整、合意をしなくてはならない。インターフェイスが違うようなことでは失敗する。どの部分でもどこかの機関が責任を持つように。ELDO解散、ESAへ

2011-11-30 13:19:09
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

ESAが取りまとめ。システム全体のまとめは、最も出資の多い仏に。日本でいえばESAが文科省、仏CNESがJAXAのような関係

2011-11-30 13:20:12
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

1979年12月24日、アリアン1号機打ち上げ成功。だいぶ伸びた結果だが、それまでの6回の失敗を乗り越えた。関係者かなりうれしかったらしく、ギアナで射場近くの雪(液酸で冷やされてできた)で喜びの雪合戦してる写真が

2011-11-30 13:22:04
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

キュリアンCNES総裁「こんなにうれしかったのはバカロレア合格以来」。

2011-11-30 13:22:46
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

アリアンは運用段階へ。安定性、規則性、連続性、この三つが大切に。欧米中露を比較すると、高信頼性のあるロケットとは、連続して打ち上げている。打ち上げに間が開いたり、頻度が低いと失敗がおきる

2011-11-30 13:25:34
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

信頼性には、数値に現れない関係者のモチベーションやクラフトマンシップが必要。それを維持するには安定的に打ち上げること

2011-11-30 13:26:15
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

フレデリック・ダレスト 初代アリアンスペース社長:安定性、規則性、連続性の重要性を考えた。1976年に需要予測。開発試験飛行4機、ESA衛星3機、仏衛星1基、これでは少ない→商業打ち上げはできないか?

2011-11-30 13:27:43
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

インテルサット打ち上げ入札に参入。1978年。アリアン飛ぶ前なので評価されていなかった、身の程知らずといわれた。確定1機を獲得。

2011-11-30 13:29:09
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

1980年アリアンスペース設立。当時商業打ち上げのマーケットなどほとんどなかった。アリアンスペースはむしろ商業打ち上げという市場を作ったといえる。グラフで見ると打ち上げ実績がどんどん伸びている。2003年、2004年ごろ事故で減

2011-11-30 13:31:25
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

シェアでみると商業衛星の打ち上げは50%。プロトン40%。スタート時はむしろ米とアトラスやデルタと戦っていたが、米は今商業打ち上げには積極的でないので

2011-11-30 13:32:33
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

プロトンはアリアンより安いので、安いロケットと戦いながら商業衛星打ち上げを行っている。アリアンの商業打ち上げの10%は日本から。日本の市場でみると75%がアリアン打ち上げ

2011-11-30 13:33:45
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

商業化:信頼性向上、打ち上げ能力増強、柔軟性向上。アリアンスペースは自身ではロケットというハードをやっていない。打ち上げの調達を行う企業。ロケットと射場など打ち上げシステム全体をマネージメントしている

2011-11-30 13:35:50
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

ロケットや射場がちゃんとしてさえいれば、打ち上げサービスは安泰なのか? そうではない。航空輸送で考えれば、機体と空港さえあればいいというものではない。航空会社のサービスによって、打ち上げの獲得は決まる

2011-11-30 13:37:25
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

客側の都合で変更を要求されることもある。オンタイムローンチとは、日程変更にも対応できるということ。商業打ち上げには、打ち上げサービスの質が本当に重要。

2011-11-30 13:38:30