第五福竜丸事件

第五福竜丸事件の被爆者である大石さんのお話と事件のまとめ
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@chipipii

すごく貴重なお話を聞けました。今日はアメリカの水爆実験によって被爆された第五福竜丸の乗組員、大石さんのお話を聞いてきました。電池が危ないので、帰宅したらツイートします。この第五福竜丸のこと、今の大学生はほとんど知らないらしいですが、ほんとですか..?

2011-11-20 16:17:03
@chipipii

聞いたことと見たこときちんとまとめてツイートしますので、遅くなってしまうかもしれません。伝えたいことはたくさんありますが、ずっと読みたくない方もいると思うので、先に要点だけツイート後、詳細にツイートしていく予定です。第五福竜丸のことを知らない方が、わかるような詳細にします。

2011-11-20 17:16:49
@chipipii

第五福竜丸で被爆された大石又七さん「第五福竜丸のことが世間から忘れられてしまったのは、政治的な意味合いがある。これは今回の原発事故も同じ構造だ。違うのはアメリカの圧力によるものか、そうでないか。」当時、事故がきっかけとなり盛り上がった原水爆禁止運動は、アメリカの圧力で弱まった。

2011-11-20 17:41:09
@chipipii

大石さん「日本は原爆被害にあったが、当時の日本人は放射能に対しての知識ほとんどない。私もそうだった。それは報道規制によって、情報が隠されてきたからだ。私は自分が被爆した後も、(帰港後、病院に行くまで)被爆した意識はなかった」

2011-11-20 17:45:13
@chipipii

大石さん「当時、内部被ばくの実態は全くわかっていなかった。その恐ろしさを知る由もなかった。私たちやビキニの被爆者の方が、内部被爆の恐ろしさを残せた、残せると思っている。私は生き残った被爆者として、この体験を話していかなくてはならないと思っている」

2011-11-20 17:48:59
@chipipii

大石さん「政府や学者の言うことは後から後から変わる。当時もそうだったが、半世紀経った今も同じ現状であることは非常に嘆かわしいことだ。話には必ず裏がある。表をすぐ信じるのではなく、裏があるのではないかと疑うこと。表裏一体ではなく、多角的な視点を養ってほしい」

2011-11-20 17:52:44
@chipipii

大石さん「被ばく者には必ず差別と偏見が付きまとう。それが人間というものだから仕方ないのかもしれないが。差別や偏見を生む核や原発をなくしていかなくてはいけない。源をつくりだしてはいけない。」

2011-11-20 17:54:59
@chipipii

大石さんの娘さんは結婚する直前に、2回破談しています。相手方に「わざわざ被爆者の娘と結婚することはない」と反対されたそうです。これはこの先、福島でも同じことが続くと思います。

2011-11-20 17:57:43
@chipipii

大石さん「多くの人は、話を聞くだけなら同情をする。しかしこれが自分の身近に迫るとそうはいかない。差別せずにいられないのだろう。人間の奥深くにある感情なんだと思う。」私はこの言葉が一番、心に刺さりました。

2011-11-20 18:03:16
@chipipii

小学6年生の子の感想「第五福竜丸、平和がどんなに大切か思いだし(させ)てくれてありがとう。今は平和なのかはわからないけど、もっと平和にしてみせる。でも本当はもっと大きい平和をとりもどしたい。だからおうえんしてください。お願いします。」 http://t.co/5El2tkBa

2011-11-20 19:58:30
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@chipipii

1954年3月1日、第五福竜丸はビキニ環礁において行われたアメリカの水爆実験によって被爆しました。直接の被爆原因は「死の灰」とよばれる放射能を大量に含んだサンゴ礁のチリが、船上や身体に雪のように降りそそいだことです。このビキニ水爆は広島原爆の約1000倍の破壊力をもつものでした。

2011-11-20 23:08:20
@chipipii

第五福竜丸の23人の被爆者の方のうち、これまで亡くなった方は14人。その内、12人が肝臓ガンあるいは肝硬変で亡くなっています。これは内部被爆によるものです。これから日本で肝臓関連の病気が多くなるかもしれませんね。

2011-11-20 23:04:30
@chipipii

死の灰は乗組員23人の身体に付着し、鼻や口から体内に吸い込まれました。当日の夕方から頭痛や吐き気等が現れ、また死の灰に触れた部分は10日後頃から火傷状態になりました。全員が急性障害になったのです。急性障害は一度に1000mmシーベルト以上をあびることで発症するといわれています。

2011-11-20 23:09:07
@chipipii

彼らが帰港することができたのは、被爆から2週間後。その間も船にある水や食糧で生活していたこと、また船にも大量の死の灰が降りそそいだため、強い放射線をあび、また食糧等から内部被爆をしてしまう環境で過ごしていました。

2011-11-20 23:09:21
@chipipii

日本は原爆被害にあっていましたが、当時の日本人は放射能に対しての知識ほとんどありませんでした。それは第五福竜丸の被爆者の方も同じでした。報道規制によって、情報が隠されてきたためです。帰港後、1年2ヶ月にわたる必死の治療が続けられました。

2011-11-20 23:09:45
@chipipii

しかし9月23日、1人の方が亡くなりました。「原水爆の被害者は、私で最後にしてほしい」という言葉を残して..この方が無線長である久保山愛吉さんです。

2011-11-20 23:10:16
@chipipii

久保山さんは被爆後、もしかしたら原爆の実験に遭遇したかもしれないと思い、あえて無事であるということだけを所属港に伝えていました。知られれば、自分たちはアメリカに消されてしまうのではないかと思ったからです。

2011-11-20 23:10:22
@chipipii

この水爆実験によって被害を受けたのは、第五福竜丸だけではありません。12月末までに日本の船舶856隻が被害を受け、また水揚げされたマグロは「原爆マグロ」といわれ、458トンが捨てられました。また5月半ばより、放射線が含まれる雨が日本に降っていました。

2011-11-20 23:10:39
@chipipii

この事故の後、日本では原水爆禁止運動が盛り上がりました。子どもを守るお母さんを始め、漁業をできなくなった漁師、魚屋さん、様々な立場の人が立ちあがりました。しかしこの運動はアメリカの圧力によって、姿を消しました。

2011-11-20 23:10:44
@chipipii

この事故は9ヶ月後に決着を迎えました。しかしこの決着はアメリカと日本の政府同士で政治的に終わりにしただけであり、本当の決着はまだついていません。彼らは「被爆者」とは認定されていないのです。

2011-11-20 23:10:59
@chipipii

以上が、第五福竜丸に関する詳細です。かなりはしょってしまいましたが..わからない点があれば、突っ込んでください。

2011-11-20 23:11:54
@chipipii

ちなみにこの水爆実験を行った近隣の島に対しては、アメリカは補償を行っています。この違いは何なのでしょうか。しっかり考えていかなければならない点だと思います。

2011-11-20 23:13:12
@chipipii

マーシャル諸島で生まれた、先天性障害を持つ子の写真です。左手がありません。これは被爆による遺伝子異常によるものだと思われます。 http://t.co/RYD6ywTa

2011-11-20 23:15:01
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@chipipii

この他にもマーシャル諸島では、甲状腺障害、ガン、死産や流産、生まれてきた子どもに先天的に心臓や内臓の病気がある、成長が止まる等の症例が表れています。内部被ばくの怖さをもっと広めていかなければいけないと思います。

2011-11-20 23:17:48