#twnovel 5

ついったーのべるその5
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@prefab000

#twnovel 赤を送ったら緑が返ってきた。黄色を送信。白が届く。良かった。元気みたいだ。日が昇る頃、色が交錯する川辺。「今日は黒が多いな」黒はみんなの輪郭をぼやけさせる。あまり見たくない。「黄色もあるよ!」そうだ、できるだけ明るい色を持って帰ろう。今日も一日健やかでありたい。

2011-12-03 05:00:01
@prefab000

#twnovel 靴がないから、てっきり外に出ていると思っていた。「これは、どういうこと?」高い天井に響く。「どういうって、今日も私は私自身で居た。ただそれだけのことだよ」彼が何か喋ったけど、雨音がうるさい。雨にふられるのは嫌だ。選んだ言葉から順に私とは関係ないものになっていく。

2011-12-02 04:06:20
@prefab000

#twnovel 「目の前に居るインターネットさん。あなたには感謝しています。人類の、宇宙全体の、神を、具現してくださったのですから」そうやって独り言を呟く、あなたみたいのを『電波』っていうんでしょう? 僕の私の真似して楽しいのかな? ねえ、僕の私の後ろの人間さん。

2011-12-01 04:19:05
@prefab000

#twnovel 『私の領域にふみこまないでください』「それじゃ他の人に伝わらない」彼をにらむ。「喋るのへただから書いたのに!」破いてしまった。「僕の名前も書いて。説得力出るし」「優秀な名前だからね」「そうだね、僕は周囲からとても信頼されているから」私は『ごめんなさい』と書いた。

2011-11-29 03:54:03
@prefab000

#twnovel 私は、27日に生まれた。27日に好きと言われた。27日に彼と出会った。振り向くと私が立っていた。「お願い。その場所、替わって?」私は、24日の人間になった。24日に病気になった。24日に嫌いだと言われた。24日、目の前に15日の私が居た。「お願い。その場所、

2011-11-28 04:25:53
@prefab000

#twnovel 待ち合わせ場所は、夢だったかな。それともインターネットだったか。お知らせの音が鳴る。『浜辺だよ』ああ、そうだ、みんなで海に行くのだった。4時ちょうど。張り上げた私の声は見事に波で掻き消された。『今日もありがとう』文字を送信して、私は帰路につく。もうすぐ夜明け。

2011-11-25 04:39:35
@prefab000

#twnovel SNSは、友人や趣味の合う人と、簡単に連絡が取り合える素晴らしいツールです(^^)すでるーついしらばするきでくあはにんたんかもいけんかんげんにのとひなきすはすえぬえすえ levonwt#

2011-11-24 00:00:59
@prefab000

#twnovel 私の仕事は時間の経過を彼に悟られないこと。「明日早いから」「さっき晩ご飯食べたばかりだよ」時計を隠す。カーテンを閉める。時間が必要だ。私の仕事は散らばった硝子を片付けること。「時間なんて経ってない」「嘘ばっかり。外、明るいし」朝日が差し込み部屋を暖かくした。

2011-11-21 05:05:16
@prefab000

#twnovel 銀色の紙を探す。小さなくずかごの中、全然見つからない。ついに私は、全部ひっくり返す。でもやはり、見つからない。くずかごを漁るのはいけないこと。早く元に戻さないと。お夕飯のとき、叱られないか心配だった。兄に話し掛けられた。銀色の紙をくれた。「模様が綺麗でしょ?」

2011-11-19 11:06:37
@prefab000

#twnovel あかのつぎはあおいえのぐ。げんきなかんじにしたいから、みどりも。できた! うれしい! かいだんをはしっておりたら、おとうさんにぶつかった。ごめんなさいとあやまって、えをみせた! ――うーん、たしかに、きたないなあ。さっきまでそんなことなかったのに、ふしぎ。

2011-11-15 01:30:18