茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3140回「日本の「炎上」が「世間」を前提にしていることについての当事者としての疑問と対策」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３１４０回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

人の意見はそれぞれ違うので、一致しなくても当たり前だけど、それぞれの人が、本当に感じていること、考えていることを表現できることが、よりよい社会になるために必要なことだと思う。

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昨日から今日にかけて私のツイッターが「炎上」の状態になって、@メンションがたくさん来すぎていて読みきれない。友人やふだんからやりとりしている方からもなにか来ているかもしれないけど、洪水の中で見つからない。この状態が収まるまで読むのを諦める。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以前にも書いたけれども、炎上は英語ではflamingだけれども、後者はどちらかというとツイートを書く側が仕掛けるイメージ。対して前者の「炎上」は「世間」が異見に対して免疫反応をするようなイメージで、日本ではいかに「世間」という思い込みが強いかを考えさせられる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

一人ひとり考えが違っていいし、ツイートの主語は「自分」であるべきだと思うけれども、日本の「炎上」はおうおうにして「世間」対その人になる。ぼくは慣れているから何とも思わないけれども、炎上慣れしていない人はびっくりして自分の異見を言うのをやめてしまうだろう。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ネットニュースがとりあげる時も、記事の前提として、「炎上」させている人、vs 世間（そしてその世間の意見は一枚岩だと思いこんでいる）という構図で書くことが多く、記者の主観がないからあまりおもしろくない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

昨日から今日にかけての炎上も、たまたまチラチラ見るとだいたみんな「世間」の側に自分が立っていると思っていてコピペのような金太郎飴ばかり。その中に独自のユニークな意見もあるかもだけど、洪水の中で探す時間もなく、結局この炎上が収まるまで@メンションは見ない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

そんな中、私の知り合いの息子さんの高校生で、ふだんから音楽に卓越した知識があって、自分でも打ち込みで音楽をつくっている人からは「全面的に賛成です」とLINE をもらった。メンタリストDAIGOからは「元気ですか」とメッセージもらった。LINE Groupの投稿で、会田誠さんのツイートを知った。感謝

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３１４０回「日本の「炎上」が「世間」を前提にしていることについての当事者としての疑問と対策」をテーマに７つのツイートをお届けしました。