エリザ氏による、バトルオブブリテンの解説

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エリザ @elizabeth_munh

いんたーねっとRAFちゃんねる

エリザ @elizabeth_munh

9月15日を以て空襲が終わったわけではなく、目標をRAF殲滅からイギリス国民の士気阻喪に切り替えて寧ろ都市爆撃そのものは本格化。ブリッツと称される連日の爆撃がロンドン他都市を襲う。 軍隊にとってのバトルオブブリテンが終わり、国民にとってのバトルオブブリテンが始まった。 twitter.com/elizabeth_munh…

2023-09-15 11:42:52
エリザ @elizabeth_munh

おはよう。今日はバトルオブブリテンデイ。 RAFの殲滅を企図したドイツ空軍はその締めくくりとしてこの日、大規模な空襲に出るものの、彼らは戦力見積りを誤っており、RAF全力の反撃に遭って敗走。イギリスはこの戦争を戦い抜く確信を強め、大いに士気を上げたよ。

2023-09-15 07:18:31
エリザ @elizabeth_munh

おはよう。今日はバトルオブブリテンデイ。 RAFの殲滅を企図したドイツ空軍はその締めくくりとしてこの日、大規模な空襲に出るものの、彼らは戦力見積りを誤っており、RAF全力の反撃に遭って敗走。イギリスはこの戦争を戦い抜く確信を強め、大いに士気を上げたよ。

2023-09-15 07:18:31
エリザ @elizabeth_munh

当時、都市爆撃と言うのは現代の核戦争並みのイメージで捉えられていて、戦前の想定だと都市爆撃が本格化すればすぐに国民の間に厭戦感情が広がると思われていた。 昼間の空襲に対しては有効に防御できた戦闘機軍団も夜間爆撃に対しては無力で、日々、ロンドンに爆弾の雨が降り注ぐ。

2023-09-15 11:46:33
エリザ @elizabeth_munh

政府は士気阻喪を恐れ、プロパガンダを打つ。空襲にイギリス人は負けてない。寧ろ絶好調だ、と。 これは外向きでもあるし、内向きでもある。絶好調じゃないのはお前だけ、他はみんな頑張ってる。イギリス人ならブリッツスピリットで乗り切れ。 note.com/elizabeth_munh…

2023-09-15 11:48:44
リンク note(ノート) ブリッツスピリット|エリザ 1940年の9月から1941年の5月にかけて、ドイツ空軍はイギリス首都ロンドンを空爆した。ドイツ軍が自らの短期決戦戦略を巧みなプロパガンダを通して、『電撃戦(ブリッツ・クリーク)』と表現した事から、この空爆は『ブリッツ』と称される。 ドイツ総統ヒトラーは本来、首都への爆撃をやる気はなく、ドイツ空軍の主目標はあくまでもイギリス空軍だった。 「メンツの問題になる。和解したいのであって、殲滅したいわけではないのだ」 しかし航法の間違いからロンドンに迷い込んだドイツ軍機が市街地に誤爆した事で事態は大きなターニング 1 user
エリザ @elizabeth_munh

空軍が夜間空襲を防げないのは政府にとってかなり痛く、デマ気味のプロパガンダと根性論を使うしかない。軍隊にとってのバトルオブブリテンの英雄ダウディングはこの辺りが理解できておらず、パイロットの損害には心痛めても国民の士気阻喪に無関心に見えたため解任された。

2023-09-15 11:51:24
エリザ @elizabeth_munh

こうした中でチャーチルが特に焼かれまいかと心配したのがセント・ポール大聖堂だった。 ドイツ空軍にロンドンを丸ごと灰にする能力はないものの、心を挫く事は出来るかもしれない。 そして国民の愛国心の象徴だったセント・ポール大聖堂がもし破壊されれば、心が折れるかも。 twitter.com/elizabeth_munh…

2023-09-15 11:58:48
エリザ @elizabeth_munh

おはよう。今朝のTIPS。 これはセント・ポール(聖パウロ)大聖堂。 イギリスで最も古い寺院の一つで、ロンドン市民に古くから親しまれ、イギリス人にとって特別な地位を持ってる。 セント・ポール大聖堂にはある役割があって、それを象徴するのが37体にも及ぶ軍人のモニュメント。 pic.twitter.com/A6sdsIH0zU

2022-07-12 06:56:06
エリザ @elizabeth_munh

そんな訳でチャーチルは空襲がある度に、 「セント・ポール大聖堂は無事か」 と尋ね、またセント・ポール大聖堂もまた自衛消防隊を組織し、更に有志のボランティアが消化に努めてなんとしても破壊されまいとする。 ドイツも度々セント・ポールを目標とするも、決死の活動で大聖堂は守られ続けた。

2023-09-15 12:00:55
エリザ @elizabeth_munh

1940年の暮れ、遂にセント・ポールはもう爆撃に遭い、焼夷弾が周囲を焼き尽くす。爆炎が大聖堂を覆った。 しかし煙の中から大聖堂が姿を現し、健在を示すと、大歓声が上がる。 「セント・ポール大聖堂は生き残ったぞ!」 その写真はイギリスの愛国心と不屈の象徴となった。 pic.twitter.com/8q8UZCmx0i

2023-09-15 12:03:31
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エリザ @elizabeth_munh

とは言え実のところはこの写真もまたプロパガンダであり、見栄えよく調整されている。戦時下で大本営発表は別に日本の専売特許でもない 写真は嘘をつく。戦時中、政府は国民に対して誠実とは限らない それでも、苦しい時に見たいものを見て、信じたいものを信じる事で持ち場を守る事はできるでしょう

2023-09-15 12:06:02