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GeRaKo @__yumemitaiyo

「ねえねえ、薬研ちゃん…！とうとうずおちゃんを私色に染められるんだって…！！！！」「大将、鼻息荒くなってるぞ」「あらやだ！！！！！」

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うちの本丸は実は2度目の本丸でして。どちらも初期刀は加州くんなんですけど、あまりもの後悔やらなんやらで、2度目の本丸始動のとき、清光顕現して涙ながらに抱きついた事はいい思い出です。

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自本丸は、だれにも言えないようなおもたーい悩みを包丁くんに言えるくらいには包丁くんが実は大人です。「わたし、実は人妻だった」「………え？！？！？」ってなる。なお、他の初期刀や近侍の薬研くんは何も言わずとも知ってます。察してます。です。

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※元々、クラスで浮いてた存在のヤンキー万里くん。席替えで女の子の後ろになって、話し始めたことにより、一気にクラスに溶け込んだ模様。(あれ、ヤンキーヤンキーって言うけど、実は怖くはない…のか？)って思ってればいい。

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「…××の髪、さらっさらで触りたくなるんだよなあ」 彼は知らない。元々ケアをしっかりしてた女の子が、万里が髪を触り始めてから、さらにケアに気を遣ってること。そんな中、万里は(いい匂いもすんだよなぁ)なんて思ってればいい。

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「聞いてる？」 再び声をかける女の子。 「…わり」 「そんなに髪の毛触られたら集中できない」 前の席に座る女の子の髪を、気付けば弄んでる万里はいると思う。一見、何の関わりもなさそうな彼らは、クラスの人たちが微笑ましく思うくらいには仲良しで。

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#A3プラス 万里 「ねえ、万里くん」 「んあ？」 「それやめてくれない？」 そう声をかける女の子に対して不思議そうにする万里。やめてほしいことから、一向に手が離れないのに痺れを切らし、振り向くと、ポカーンと口を開けてる万里。どう見ても間抜けな顔のはずなのに、万里がするとイケメンで。

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って言ってるけど、今までに関わったことない女のタイプにケラケラ笑っちゃう万里はいると思う。 「じゃ、俺も××って名前で呼ぶわ」 「いや、それは求めてないけど」 「お互い様だろ？？？」 何だかんだここから、ゆっくりと2人の距離は縮まります。(たぶん)

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「なんだよ、急に」 「摂津って呼びにくい」 「は？それだけ？」 「それ以外に理由ある？」 私、かつぜつ良くないし。っていう、滑舌すらも言えない女の子に笑っちゃう万里。 「××さんって、お硬いのかと思ってた」 「褒められてる…？」 「いや？」 「うざい」 「ひどくね？」

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#A3プラス 万里 席替えで前後になった摂津。ヤンキーとは出来れば関わりたくないのだが、これだけは。 「ねえ、せっつ」 「ああ？」 「ばんりって呼んでもいい？」 前の席のほとんど話したこともない人間に急にそんなことを言われて、戸惑わないわけもなく。ぽかんと口を開けたまま固まっちゃう万里。

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「時間かけてねぇから、雑だけど…」 「でも、私のためにしてくれること自体嬉しいし」 滅多に見ない髪型だし、もうなんか、色々引っくるめてすきだよ。と伝えると 「あんがとよ、」 ってはにかむからやっぱり好きだなあ、ってなるんだよな。 #A3プラス

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「ねえ、ばんり」 「ん？」 「もぎのときの髪型して」 「は…？」 「あの髪型好きすぎて、何回でも劇観れる」 「はあ…」 ため息と共に、少し待ってろ。って鏡と向き合うのすきだなあ、って見守ってると 「ほら」 「……………」 「おい」 「すき…」 少しの沈黙のあと、珍しく顔を赤くして隠す万里

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って思ってる女の子だけど、そういうのに鋭い万里くんは気づいてるよ。気づいてるけど、言っちゃうと離れていく気がして、言えない。 そんなもどかしい関係性もありなのでは？？？

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この至近距離に私の肩がいちいち飛び跳ねてることに、きっと君は気づいてない。でも、それでいい。気づかれてしまったら、もう君とは関われないから。だから、どうか、気づかないで。

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#A3プラス 万里 「はい、チーズ」ってシャッターを切るたびに君に見惚れる。レンズ越しでなら君を直視できるから、この時間が好き。 「🌸ちゃん、ちゃんと撮れてる？」 「はい…」 どれどれー？なんて私の手の中にあるカメラを覗き込んで、自分の写りを確認する万里くん。

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「おまえは俺だけを見てればいいんだよ」なんて耳元で囁かれるから(もーう！！！)ってなるよな…。「ばんりしか見てないよ！」「ん、」「でも、ばんちゃんって呼んでみたかったの！」と伝えると「わかってる」けど、嫉妬したんだよ。って呟くからすきー！！！って飛びついちゃうよね。

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「ばんちゃん！ばんちゃん！」「…んだよ」「機嫌悪い？」「いつもはそんな呼び方しねぇだろ」「太一くんの真似してみた！」元気よく答えると、はあ、と、ため息をついた万里にちょいちょいと手招きをされ、素直に近寄れば

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って叫ぶ羽目になるんだよ。私がその少し掠れた低い声に弱いのわかっててやってるんだ。いい性格してる。(褒めてる)

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「まじでばんくりんの顔面メイクしたい〜〜」「😏なんで？」「だってメイクするならその綺麗な顔面どれだけ近くで見ても犯罪になんないじゃん？？？」「別にお前ならどれだけ近くで見られても嫌じゃねぇけど？」なんていつもより低めの声で耳元で囁くから顔熱くなるし、「ばかー！！！」

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「…🌸に恋人がいるのは知ってたけど、それが万里さんなんて」 知るわけねぇだろ。の呟きがやたらとリアルでその場は静まりかえるのだった。

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流石に今回ばかりは十座も気を遣い「ああ…」と返すだけであった。万里と🌸が共有スペースを後にし、残された全員は。 「いや！まじかよ？！」 「万ちゃんに彼女がいたことも衝撃的だったけどさ！？」 「まさかその彼女が🌸だなんて、誰が想像できるっつうの！」 「…天馬くんは知ってた？」

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含みのある返しに気づいたのはきっと数人で。「とりあえず、しばらく海外にいたって言うなら直接会うのも久しぶりだろう」二人にさせてやろう。と空気を読んだのは誰だったか。「…兵頭、少しの間部屋空けろ」皆の気遣いに、万里は決まりが悪そうに、十座に声をかける。

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「あー、いや、」「恋人です」「あー、いや、まあ、そうだろな？」今まで万里から女の話が出たこともなければ、それがまさか世界的に有名な🌸だとは誰も思ってもないし、驚きの連鎖である。「🌸はしばらくの間、海外にいたしな」「それでも連絡は取ってたんすよね！」「まあ、な」

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支配人の一言に全員の視線が天馬に集まる。「いや、まあ、知り合いっつーか、友だちというか…」とモゴモゴと零す天馬。そして、「いや！でも！来るなんて聞いてなかったしな？！それよりも、そっちだろ！」と天馬がパスした相手は案の定というか、当たり前というか。万里だった。

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ところ変わって談話室。皆からの注目が集まる中、外すタイミングを逃してたサングラスを外し、改めまして。「🌸です。以後お見知りおきを」にこっと笑う🌸に周りは開いた口が塞がらないようで。「え、🌸って世界的に有名な…？」「女優をしてます！」「だから、皇くんの知り合いだったんですね！」