【和妻師・一蝶(わづましかずは)】新連載第1話にひきつけられたまとめ。

グランドジャンプ 12月7日発売号から新連載の作品「和妻師・一蝶(わづましかずは)」。 その第1話がとても面白かったので、紹介したくて書いてみました。
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武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
朝飯を買いによったコンビニで、グランドジャンプの創刊2号を読む。そこに、藪野続久という作家さんの『和妻師・一蝶(わづまし・かずは)』という漫画が新連載で載ってた。面白い。
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伝統の和妻流派の技を修めたヒロイン「一蝶」(和装)が大学に入り、そこの奇術部の門を叩きます。マジックの探求に情熱をかけているが、新しいものしか認めないスタンスで極端な人見知りの部長。部室が使えればいいだけの考えで所属する女性部員。コンパでマジックを見せたいだけの男性部員。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
そして一蝶を庇護する大学教授。個性的、かつそれぞれのスタンスがはっきりと立ったメンツを前に、まずは一蝶が「胡蝶」をひと舞。古い物は誰も驚かない、と彼女の入部をかたくなに拒む部長をすら魅了する、その美しさと妙技。それでも無理やり否定する部長に、一蝶が優しくひとこと。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
「大切なのは 笑顔ですよ」まだ納得言ってない様子の部長だけど、ひとまず入部。ここからどのような展開になるのか、非常に楽しみな作品です。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
この作品に惹かれたポイントとしては、まずキャラクターの立ち位置や役割が、とてもはっきりしていること。和妻という聞きなれないジャンルを、小難しい理屈ぬきに、でも本質を外さずにしっかり伝えられていること。そして、それをたった一話で表現しきっていることだと思います。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
「和妻師・一蝶」、その中で気に入ったシーンを。部員たちに「和妻」とはどのようなものかを説明するシーン。女性部員が「つまり『和風マジック』だな」といわれて「いえ、和妻です」「だから和風のマジックだろうが!」和妻は和妻です」結局女性部員が折れるのですが、この場面。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
ムキになって「和風マジック」と言う女性部員に対し、微笑みすら浮かべて「和妻です」と返す一蝶。意地になっているのではなく、「そうなんだから仕方が無い」というように「本質が異なるものなのだ」と伝える場面です。それはつまり「柔道」を「ジャケットレスリング」と言われたような感じでしょう。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
想像してみましょう。柔道を知らない欧米人に「ジュードー、つまりジャケットを着てレスリングをするんだね?」と言われたら。こちらとしては困惑しつつ「いや柔道は柔道ですよ」としか言えないでしょう。つまりはそんな場面なのです。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
そしてもうひとつ、部室で「胡蝶の舞」を披露する一蝶を、教授が評します。「確かに新しく派手な洋風のマジックに、和妻は追いやられてしまった。だけど、それでも『変わらないもの』は強い」と。ここで言う「変わらない」とは、おそらく「古いまま」というのとは違う意味でしょう。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
「(本質が)変わらないもの」というような意味でしょうか。落語しかり、歌舞伎しかり。同じ事を、同じ技術、同じ思想、同じ感性で受け継いでいくこと。その伝統性があって初めて実現できる、見せることができる「完成度」のことを「強い」と言っているのではないかと思います。
武術屋@元・東京‘古流'武術研究会 @bujutsu_ken
これほどまでに主張のはっきりした作品には、なかなかお目にかかれません。伝統芸にわずかでも興味のある方は、ぜひ一読を!自分も、今後の連載を読んで気に入れば、単行本に手を出すと思います!【和妻師・一蝶】著・藪野 続久)

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