銃剣突撃話

 まとめてました。  どんだけ鉄量叩き込んでも抵抗力は残るもの。  残った抵抗を排除するには、結局目で確認しつつの虱潰ししかないのかもしれません。
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錆猫 @Nyar_Horten

歩兵全書を眺める限り、突撃発起点に至るまでは可能な限り地形を利用しつつ移動(記述に従えば躍進)と射撃を互用し前進、敵に近接し突撃の機近付くに至れば自ら着剣、最終段階に於いて敵が降伏乃至後退しない場合は敵陣地への突入が発生、白兵戦も含む最終的な敵の制圧が行われる

2011-11-27 19:53:01
錆猫 @Nyar_Horten

ちなみに射撃と交互に行われる移動の距離は「通常30mを越えざるを可とす」。射撃と移動の互用については、歩兵全書では分り難いが、陸軍模範兵教典488項には「一方が前進し、一方が其れを支援する(意訳)」といった所謂ファイアアンドムーブメントに近い記述がある

2011-11-27 19:59:59
錆猫 @Nyar_Horten

ところで少し困ったのは、突撃という言葉はあるものの、銃剣突撃という単語は見当たらない事です(探しようが足らないのかもしれませんが)。一般に銃剣突撃と呼称される行動は、最終的な敵陣地への突入に伴う着剣しての突撃の事を指すとの理解でよいのだろうか

2011-11-27 20:07:43
錆猫 @Nyar_Horten

もしそうであれば(或はそうでなくとも)、銃剣突撃は敵が火力で制圧されず、且目的達成のため敵の殲滅が要求される場合は常に生起し得る現象でしょうね、とは個人的雑感(ついでにいえば、之をネタにしている方々も其辺りは理解した上で扱ってるだろうな、とも)

2011-11-27 20:09:16
錆猫 @Nyar_Horten

何となく引っかかるものがあり積本の山を切崩していたら、歴史群像アーカイブvol2ミリタリー基礎講座戦術入門WW2の9~10頁に先の銃剣突撃ネタのより簡潔で分かり易い解説があった件についてorz

2011-11-27 21:57:58
錆猫 @Nyar_Horten

ちなみに該当記事を担当された田村尚也氏は「占領という概念がある限り歩兵の精神力が持つ重要性は変らず、銃剣突撃の訓練がなくなることもありえないだろう」と記述している

2011-11-27 22:00:13