ロシア・ビヨンド日本氏による、ソ連北極基地に残った筈の機密情報を漁る「コールドフィート計画」の紹介

収集後の諜報員は、フルトン地対空回収システムで回収
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ロシア・ビヨンド 日本 @roshiaNOW

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#スレッド なぜCIAは北極でソ連の漂流基地を探していたのか? #冷戦時代 にアメリカはこう考えていた。北極海の流氷上を漂う、ソ連の学術研究基地には、実は、潜水艦の音響探知用の機器が備えられている、と。 #ソ連 #米国 pic.twitter.com/BjvPBf6qaQ

2023-10-27 15:54:46
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もちろん、CIA(米中央情報局)のエージェントは、運用中の基地には侵入できなかった。そこで、彼らは、流氷が崩壊し始め、#ソ連 の極地探検家たちが急いでそこから退避するのを待ち構えた。一部の機器を取り外す暇がない可能性があったからだ。これが、CIAのいわゆる「コールドフィート計画」だ。 pic.twitter.com/6SVGMbUBOS

2023-10-27 15:54:47
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まさにそういう事態が、流氷基地「北極-8」(NP8)で起きた。1962 年 5 月 28 日に、ジェームズ・スミス少佐とレナード・レシャック中尉が 、爆撃機B-17 からパラシュート降下した。現地にいた3日間で、彼らは、80以上の重要文書を発見し、放棄された装備の一部を集め、数百枚の写真を撮った。#ソ連 pic.twitter.com/hlWafjWTCs

2023-10-27 15:54:48
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#米国 の砕氷船は流氷群をすり抜けて基地に達することができず、ヘリコプターは航続距離が足らず、さりとて、崩壊する流氷上に飛行機を着陸させることもできなかった。そこで、エージェントたちは、収集した資材とともに、CIAが開発した「フルトン回収システム」により回収された。#冷戦時代 #ソ連 pic.twitter.com/SguNeriyKO

2023-10-27 15:54:48
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瀧波 一誠 | 地歴・教養と珈琲 @mokosamurai777

地上の人間を回収! アメリカCIA、空・海軍が開発したフルトン地対空回収システム(STARS)。 1950年開発開始、8年後に初試験。実用化後は1996年の事実上の廃止までの間、運用されました。危険なシステムに見えますが、意外にも運用中の死亡事故は1件のみだったそうです。 pic.twitter.com/vZjN8SMMyY

2023-10-22 06:20:00
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ヘリウムを充填した気球が必要な高さまで上昇する間、ロープで気球に縛り付けられたエージェントが流氷上で待機する。飛行機は目標に近づくと鉄製パイプでできた特殊な「角」を使ってロープを挟み、気球を切り離す。ロープはウインチによって自動的に巻き取られエージェントは機上に引っ張り上げられる

2023-10-27 15:54:49
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「コールドフィート作戦」の成功の結果、米国は、ソ連が極地気象学と極地海洋学で長足の進歩を遂げたことを知った。さらに、ソ連が北極で米潜水艦の音響探知用の機器を使用している証拠も得た。#冷戦時代 #ソ連 pic.twitter.com/X386kSgnSX

2023-10-27 15:54:49
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