きんたま画伯の無職日記

派遣の仕事を契約満了して次を探しているのですが、全く決まりませんので無職のあいだ日記をつけることにしました。
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きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY20 10時起床。案件連絡一本着電。進めてもらえるよう頼む。 練馬美術館で開催されている宇川直宏展、本日16時から吉田豪としまおまほで配信トークをするというので、それに間に合う感じで散歩することに決める。 時間はあるので向かう途中で寄り道をすることにした。前から行ってみたかったところ、漫画「マカロニほうれん荘 (鴨川つばめ)」の下宿のモデルとなった一軒家に寄って見ることにした。google mapで調べると家から歩いて1時間程度、バスを使えば30分というルートが出たので、時間と暇はあるから歩くことにした。 12時過ぎに家を出てまずはコンビニへ入り、ストロングゼロ350mlを買って歩き呑みする。毎日「明日から禁酒しよう」と心に思うものの、散歩しているとどうしても手持ち無沙汰になるのでつい買って呑んでしまう。アル中なのかもしれないが、家においてあるジャックダニエルのボトルは封を切らないままだ。ストロングゼロを呑むことでしか得られない何かを求めていているのだろう、「ストロングゼロ 不安」で画像検索すると出てくるようなやつを。 そういえば今日はハロウィンジャンボの販売最終日だと思い、5億当たればとりあえず当面の暮らしに困らないとにらみ、阿佐ヶ谷駅前のUFJで現金をおろす。歩いている途中に宝くじ売り場があればそこで買おうと思い、散歩を続ける。 Radikoで昨日の「ハライチのターン!」Spotifyで同じ番組のアフタートークを聴き終わったあたりで目的地最寄りに到着した。 かくして目的の「ほうれん荘」を見つけたわけだが、雨戸が閉められていて人が住んでいる気配はなかった。連載から40年以上経っているが、朽ちた廃墟という感じでもないので、ひょっとしたら好事家が買い取り、最低限の保全などしているのかもしれない。赤坂見附のマック横にある謎の一軒家と同じ雰囲気を感じた。 玄関まで続く通路には鉄格子が設置されていて、玄関までは行けないようになっていた。おそらく私のようなファンが聖地巡礼として数えきれない人数来ているその対策だろう。 気が済んだので練馬美術館へ歩く。本当は近所の中華屋でビールを呑みながらピータンを突こうと思っていたが、14時から休憩で時計を見ればすでに5分ほど過ぎていたので諦めた。 Radikoで「えんがわ」を聴きながら歩く。番組の非公認LINEグループを作ったので入って欲しいという呼びかけに応じて入ってみた。 目黒美術館に到着し、中に入るとちょうど本人によるツアーガイドがはじまったので、その後をついていく。展示作品はどれも阿呆ほど金と時間がかかっているものばかりで驚嘆した。プロジェクターとモニタだけでいくらかかるんだろうと金勘定してしまうくらい、まさに映像の洪水が流されていた。 解説は丁寧だったが結構な人数でじっくり作品が見れないため、宇川氏が次の展示へ移動するのにぞろぞろついていく人たち(ハメルンの笛吹きを思い出すような具合)を見送ってから、各作品をじんわりと鑑賞した。 一通り見終わってから、吉田豪としまおまほの対談配信を現場で見る。18時に閉館のチャイムとアナウンスがあり、そういえばこのあと昨日借りたCDを返しに行く予定だったと思い出して練馬図書館の閉館時間に間に合うよう観覧を途中で抜ける。 係員から「おかえりはエレベーターから」と言われて1階まで降り、美術館側の出口が三角コーンで塞がれていたので他の出口を探す。 まだやっている何かの部屋の向こうに玄関が見えたので入って見ると、そこは図書館だった。フロアを抜けて看板を確認すると、練馬区立貫井図書館とある。えっじゃあここでCD返せばいいじゃんと思って返却口へそれらを差し出すと、あっさりと受け取ってくれたので拍子抜けした。配信トーク全部見てからでも返せたのなら最後までいればよかった。 図書館に寄る用事がなくなったのでまっすぐに練馬駅に向かうことにして、途中のファミマでストロングゼロ350mlを買って歩き呑みしながら歩く。暑いとも寒いとも思わないちょうど良い気候の中、摂取したストロングゼロが時間を溶かしていく。 練馬駅からバスに乗り高円寺に戻る。夕飯はカップラーメンでいいかと思いつつ、野菜も取らなきゃいかんと思って近所の四文屋に入り、味噌マヨキャベツとレモンサワー、それからテッポウとつくねを食べる。メインは帰宅してからのカップラーメンなので追加注文はせず、お会計は800円くらい。 コンビニでストロングゼロ500mlを買って帰宅。各種買って来たラーメンのどれを食べるかしばらく思案し、最近発売された「どん兵衛 特盛ラー油肉汁きつねうどん」に決める。期待して食べるも酔っていることもあってか満腹になった以外の感想は出ず。 暇なのでストロングゼロを呑みながら「呪術廻戦」の第二期を観ることにする。冒頭ほどなくして前日譚だということがわかり、あー五条先生の成長編なのかなと思っているところへ着電。 よしえさんから、昨日のイベントに来てくれたお礼の電話。「一番高いコースのチケットを買った人には、ぼくと一夜を過ごす権利があるんですよ! だからこんど呑みましょう!」ということだったので、だったら俺が出すからふたりでスナック玉ちゃんに行こう、と誘う。よしえさんがもう今月の夜はスケジュール調整が難しいということで、じゃあそのうち落ち着いた頃でゆっくり候補日考えましょう、と約束して電話を切る。 無職だがまだ懐に余裕があるからと平日昼間から昼呑みしたり寄席行ったり美術館行ったりという毎日を過ごしていると、室内でデスクワークに明け暮れて土日休むよりも明らかに日々充実してることを実感する。 もうもうこれからは下手に偉そうなくせに無能な上司がいる職場で働くよりは、仕事の大変さはわかっているのである程度気を使ってくれるリーダーがいる日払いバイトやりつくして死んだ方が幸せなんじゃないかと思ったりした。 実家が、自営業だったので「ウチは (盆正月とか) 人様が休んでいる時が忙しい時で、そこで稼いだ金で余計なことができるんだから、休みの日にどっか行きたいなんてわがままを言うな」という教育をされて育ち (それでもたまには遊園地などに連れて行ってくれたが)、平日休みのシフトが組める接客業とかに就いても良い気がして来た。 「この世界に生きている」という実感の得られ度が凄い。こうして長文を書く程度には、充実した1日だった。 ハロウィンジャンボ買うのを忘れていたことを思い出し、ふて寝。

2023-10-21 12:12:07
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

もう寝るけどその前にラーメン食うランキング永世名人 pic.twitter.com/RceO4QMyP1

2023-10-22 01:12:42
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きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY21 11時頃起床。今日は13時からタイタンの学校の授業を受けるので、家を出る時間までの30分くらいを使って昨日の日記を書いておく。 丸ノ内線に乗り、新宿御苑で降りて最寄りのファミマでブラックコーヒーを買い、飲み干してから学校へ。入口横で漫才コンビ「地面 (2016年に解散した、人力舎に在籍していたコンビとは別)」の山下くんが親子丼か何かを食べていた。 本日受けた授業はファッションと落語。ファッションは座学だったが、お笑い芸人における「客を掴む意味でのファッション」という角度だったので面白かった。 落語は先週に引き続き「紙入れ」のマクラか「しわい屋」のネタの一部を演じてみると言うもの。今週はまだやっていない人が順に演るのだが、先生が「もう一度演りたい人はいますか?」と言うので手を挙げておいた。 結局全員が演ったところで時間切れとなり、自分の演る時間はなかったのだが、いつ言われてもできる程度に頭には入ったので収穫はあったと思う。稽古をしていて感じたのは、「やろうと思えばいかようにもできる」ということで、しかしその中で最低限のルールは守りつつ、自分のものにしていくということの面白さに触れられたのがよかったし、立川藤志楼(高田文夫)の音源にちょくちょく出てくる「目先の笑いを取りに行くんじゃない」という言葉の意味がわかった気がする。 授業終わり教室を出ると、それまでとの比較で今週はすっかり日が落ちるのが早くなっていることに気づいた。1階のコンビニでどこかのメーカーのレモンサワーを買う。本当はストロングゼロレモン350ml一択なのだが、なぜかこのコンビニにはそれだけ置いていない(500mlはあるが、量が多いから呑んでいてぬるくなるので買わない)。 歩き呑みしながら新宿方面へ向かいつつ、どうせ暇だし中野坂上まで歩いてみるかと思い立つ。大ガードを抜け、左に新宿超高層ビル群を眺めながら進み、マクドナルドでソフトツイストを買う。 ここのマクドナルドは注文カウンターが路面に出ているので、買い食いの場合ささっとやりとりができて好きだ。ソフトツイスト用のコーンを奥から持って来たスタッフが、おそらく新人であろう英語圏スタッフに "Wanna try? (やってみる?)"とうながした。結果はうまくいかず不恰好な仕上がりとなり、「味はおんなじだからそれでいいよ」と助け舟を出そうとしたが同時にこれを出すのかどうかというところも気になったのでそのまま待っているとやはり作り直しとなった。 ソフトクリームを歩きながら平らげ、残った包み紙をズボンのポケットに押し込む。糖分のおかげか頭は回って来たが同時に酔いも覚めたのでコンビニに立ち寄り、ストロングゼロレモン350mlを買う。ググッと一口呑んで、歩き呑みのお供はやはりこれでなければならないことを再確認しつつ、また歩く。 どこまでもだらだらといい加減な傾斜で続いている坂道を登り詰めたところが、目指す中野坂上である。そこからエレベーターで地下へ降り、丸ノ内線を待つ。 ホームに到着したのが方南町方面だったので、荻窪行きを待つが、この時間荻窪行きは結構混んでいて、残ったストロングゼロを車中で呑むという行為がはばかられたので、ホームの支柱にもたれかかりながら呑み終わるまで時間を過ごす。 呑み終え、荻窪方面電車に乗車。今日はまだ何も食べていないので腹が空いていた。家にあるカップラーメンでもよかったが、もう少し散歩したくなったので帰宅して荷物を家に置き、再び出かけた。 粉もん欲が湧いて来たので、高円寺北口にあるたこ焼き屋へ。繁盛している、それ以上に見ていて明らかに人手が足りていないのでてんてこ舞いの状態だ。 「入れますか?」と聞くと「マダ片付ケテマセンノデ......」おいおいそこで切るなよ。「オ待マチイタダケマスカ」そうそう。 スタッフは2名、どちらも接客以外はアジア圏の言語で会話していて一人は焼き方、もう一人は接客や持ち帰りの手渡し担当。 慣れていないのかやることの交通整理が出来ておらず、お会計と言われズラッとならんである注文表をどのテーブルの客だったか確認しているところへウーバーイーツの配達員が「ABCDです」とオーダーを告げ、そこへ割り込んで酔客のグループが「3名〜」と言って勝手に店内に入ってこようとするのを「マダ片付ケテマセンノデ!」と制する。 野次馬目線で見ている分には「大変だなァ」と冷やかせるが、ここで働けるかといったら遠慮したい程度に「回ってない」。その注文やらお会計やらがある程度片付いた頃、接客担当がカウンターにあった数名分の皿やコップを片付け、「ドウゾ〜」と案内された。 入口に「秋のキャンペーン」と銘打たれた看板があり、そこでは「12個入り」と「指定ドリンク」が安いと書かれていたので入ったのだが、店内メニューにそれを指すものがなく、仕方がないので注文を取りに来た店員に「あの、表に書いてるやつ...」と言うと、「ア、12個入リデスネ」と答えた。おい、メニューのたこ焼き、6個/10個/15個しかねぇぞ、これのどれ頼んでも割引商品じゃないから完全にトラップじゃねぇか。 そうは思いつつもこの店を憎めないのは「悪気があってやっているわけではない」ところにある。 以前来た時に注文して出て来たたこ焼きはマヨネーズを追加しなかったためかどこか殺風景で、あれたこ焼きってこんなだっけ? と思っていたところへ店員がやってきて、 「スイマセン、カッツオブシカケルノワッスレテマシター」 と言ってその食いさしのたこ焼きを取り上げて厨房へ持って行き、ほどなくして鰹節がかけたやつを戻して来た。なんかすげー度胸だなと逆に心中笑ってしまったので、以来この店に来る際には「そういうこと」を期待している。 今回も期待は裏切られず、12個のたこ焼きが出て来るのに30分を要した。先に渡された、つつきながらチビチビ呑もうと思っていたチューハイのグラスに入っている氷はあらかた溶けていて、店を見渡せば入っていた時にいた客が入れ替わっていた。 酔っ払っているから待たされるのは苦ではなかったし、それだけ待って出て来たたこ焼きは当然のことながら出来立てのアツアツだった。これで作り置きを温め直したものが出て来たら怒りもしただろうが、前述のとおり、彼らに悪気はない (と思う) のである。 一晩経ったら忘れる程度の考え事をぼんやりとしつつたこ焼きを平らげ、レモンサワーも飲み干してお勘定。良いてんてこ舞いを見せてくれてありがとう、という気持ちで店を出た。 帰りしなコンビニでストロングゼロレモン350mlとつまみに「とりあえず枝豆スナック」、それから「マルちゃん 濃厚カレーきつねそば でか盛」を買って帰宅。 そのカレーそばを食う予定だったが、ラーメン貯蔵スペースにある「金ちゃんラーメン」が目に留まり、そちらを食べる。 今週は働かないと決めたので明日日曜もその予定なのだが、なんだか来週も働かない気がして来た。就寝。

2023-10-22 13:44:18
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY22 朝に目は覚めたが起きれず。 30歳の時にうつを発症し、今は医者にかかって薬を飲むほどではないが時折症状が出て、今でも季節の変わり目には必ずといって良いほど朝が辛い時期が続く。今現在無職だから鬱々としている、という訳ではない。そちらについては相変わらず楽観視している。 気分障害なので人からは「なまけてるだけ」と言われることが多いが、今は独身で同居人もいないのでそういったことを言われずに済む分だけ精神的に楽だ。 ともあれ「死にたい」と口から出せば絶対にやめろと言って来る連中に限って、そのいくらか手前のこんな状態で起き上がれず横になっていると「起きて働け」という類の説教をして来るので、誰からもその攻撃がこない状態にあることは喜ばしい。 死んだも同然で横になって居るのだ、死んだと諦めて放っておいてほしい。それでWin-WInにしようや。 「腰が痛くて重いものを持てない」「歯が痛くてものを噛めない」「膝が悪くて走れない」と同じレベルで、「頭が回らなくて何をする気にもなれない」だけなのだ。それ以上でもそれ以下でもないのだから、そんなことを理由に死のうとは思わないし、そうでなくてもこのまま無職が続けば違う理由で体の方からシャッターを降ろしにかかるだろう。 自分の場合は過眠症状なので、眠れなくて辛いというようなことは無い。また今よりひどい時もあったから、まだ医者にかかろうとも薬をもらおうとも考えてはいないし、その前に今は保険証を返してしまって手元に無い状態なのだ。 時計を見ると13時を過ぎていたので流石にこのまま今日を終わるわけにはいかんということで、布団から出る。 昨日の日記を書いて、しばらく調べ物などする。就職関係の連絡は土日止まるので、職探しは月曜日から再開することにして夜までの予定をぼんやりと考える。 Tverで「お笑いの日」見逃し配信を観る。ランジャタイ x ダイアン津田だけ観ようと思っていたが、ヨネダ2000 x 西川のりお、金属バット x デッカチャンも観た。XのTLで知り合いが面白かったとポストしていたKOCはまだ観る気にはなれず。 M-1のサイトに三回戦通過者が半分ほど出ていたので、googleのスプレッドシートに付けている一覧を更新する。3回戦はyoutubeで全組流れるのでそのチェック用に作った。エントリーナンバー、コンビ名、所属事務所、エリア、合否、備考 (ナイスアマチュア賞や一回戦ベスト3など)がわかるようにしてある。 気がつけば20時を回っていたので外で食べることにして、サイゼリヤへ。辛味チキン、ミートソースボロニア風、白デカンタ小で900円。 ついでに銭湯に行くことにして、東中野まで移動する。折角なので久しぶりにBAR バレンタインに寄る。今日のバイトは国鉄ちゃんで、フェリー旅の話などしつつ呑んでいたら、途中で変珍さんやサイバーおかんが店に入って来た。 国鉄ちゃんと雑談しつつ、なんとなくスマホを見たら訃報。「めいどのみやげ」のティーチャ (年金ちゃん)が亡くなったとのことで軽くショックを受けた。 予定より長っ尻になったがレモンサワー2杯呑んでお会計。 帰りしな変珍さんに挨拶がてら歌舞伎座でやってる文七元結の話をして、話すのははじめてのサイバーおかんにはじめましての挨拶、スロットの役物記事のインタビュー読みましたと告げるが、クソ酔っ払ってたので多分覚えてないだろう。 銭湯「アクア東中野」で湯に浸かる。ここに来る時は屋外にある小プールで瞑想するのが主な目的となっていて、今日もしばらくそうしていたかったが閉店時間が近かったのでサクっと切り上げる。 高円寺まで戻ってコンビニでストロングゼロレモン350mlをゲット、帰宅して「紺のきつね」を作って食べる。 月曜日、求人エントリにお祈りが湧いたらハローワークに行く予定、就寝。

2023-10-23 12:41:23
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY23 目が覚めてスマホのメールチェックしたら、先日応募した求人3件全部お祈りメールでショックを受けたので二度寝し、12時くらいに床を出る。 以前買ったカロリーメイトが机の上に置きっ放しになっているのを気づき、飲み物なしで食ったら口の中がパサパサになる。 スキル的には問題ない求人に応募しているつもりなのだが、やはり54歳という年齢がネックになっているのだろう、さりとてこれだけはどう変えることもできないものなので、あきらめて引き続き仕事を探そう。 自分に危機感を持たせようとハローワークに行こうと決め、家から一番近くにあるのは新宿なので、丸ノ内線で移動。西新宿で降りたが新宿から出た方が近かったかもしれない。 西口のハローワークはエルタワーという名の高層ビル23階にある。小綺麗な高層ビルに無職が普段着でこんにちわと入って行くだけでもハードルが高いのに、そこから高層階用エレベーターに乗って23階まで登ってきやがれ、その度胸がある奴だけに求人の検索をする権利を与えたり失業手当の給付を受け付けてやらぁという、お役所ならではの上から目線・振り落としを感じなくもないが、いまのわたしはそこへ行くしかないのだ。 実はハローワークに提出された求人は自宅のパソコンからでも検索できる。なのでここへ来た本当の理由はそれをするためではない。 ああ......わたしと同じ無職が......もしくはこれから職を失って求職する羽目になるやつらが......こんなにいる......。 30過ぎで上京し、これまでのらりくらりと生きて来た高卒初老ハゲ親父のわたしが来る日も来る日もお祈りメールをもらうのは仕方がないし、歳を取っても採用してもらえるようなスキルを磨いてこなかったのも悪い。また応募者が複数いて、それらを比べた時に同レベルの若い子がいればそちらを採用するのは仕方ない話だ。 それにしても、ここにいる職を求めて訪れた人たちはおそらくは中学生高校生の頃毎日頑張って受験勉強し、大学に入り、4年かそれ以上かけて卒業し、就職先で毎日コツコツ働き、嫌なことにも頭を下げ、一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べるような健康的な毎日を暮らしていたのであろう。そんな方々が、今現在無職でこのフロアにいる。 仕事のできそうな顔の人を見るほどに、センスの良い着こなしをして居る人を見るほどに、こんな人でも無職になるんだ、わたしだけじゃないんだ、みんな仲間だ友達なんだというゲージがマックスに近づいてゆく。 検索パソコンの利用札をもらい、席に着く。以前から思っていたことだが、派遣サイトで調べた結果に比べ、クソみたいな条件の求人しか出てこない。こんな就業条件で人は生きていけるのか? という疑問しか湧かないようなものがほとんどだ。 やっぱり家のパソコンでわたしにできるような派遣の求人をもう少し粘って探してみよう、という考えに落ち着いたので検索をやめ、利用札を返して部屋を出る。 エレベーターを待つ23階のフロアからは関東平野が遠くまで見渡せた。立ち並ぶ高層ビル、密集する建物。今見えている範囲にどれだけの企業があり、そこへ通う人がどれだけいるのかにわかには頭に浮かばない規模の大都市でわたしは無職。この1ヶ月で100件以上の求人案件に手を挙げ、そのどこからも「うちで働いてください」とは言われなかった虫けらのような存在......いや、さっきの部屋にいた人たちだってそうなんだ、あの連中と一緒の無職なんだわたしは、わたしが虫けら扱いされるのであれば、あいつらだって虫けらだ、ミミズだってオケラだってアメンボだって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ、がんばろう。 ビルを出て西口の嵯峨谷で昼食を取ろうと思ったが、昨日もそばを食っていたので止め、コンビニでストロングゼロレモン350mlを買って吞み干す。メシは帰ってからにしようと丸ノ内線に乗って新高円寺まで戻り、キッチンオリジンで山芋焼き、カニコロッケ&唐揚げ、ポテトフライ(コンソメ)を買い、コンビニでストロングゼロレモン350mlを買って帰宅する。 ポテトフライは注文して揚げるのでアツアツのホクホクだ。150円だったがどれくらいの量あるものかと期待していたが、このボリュームならポテトだけ食いたいならマックよりお値打ちだ。 メシを食いつつアマプラで「呪術廻戦」第2期エピソード4まで観る。 インスタをチェックしたらスナック玉ちゃんで「企業対抗カラオケ選手権」を19:00から生配信し、その関係で本日は19時に開店するというので行くことにして、ATMで金を下ろしてから丸ノ内線に乗った。 無職なのに今月もバカスカ出費しているのだが、これらの食費・(名目上の)接待交際費などはgoogleのスプレッドシートで作ったマイ家計簿から算出された「今月のお小遣い」の範疇にあるので問題ない。 以前のわたしなら職を失った途端に爪に火をともすような生活に切り替えていたのかもしれないが、今は「なんとかなる」というぼんやりとした確信のみにて呑み食いしている。 赤坂見附に着いたがいささか眠い。完全に血液を胃に持って行かれている。 店に入るとまだ客はおらず、店のスタッフと配信担当者のみだった。程なくして配信が始まり、その様子を楽しむ。 「企業対抗カラオケ選手権」と銘打ってあるのだから見所は「誰が優勝するのか」というところがメインになるはずなのだが、この番組に関しては最終的にそこよりも、「集まった参加者たちがだんだん仲良くなっていって、最終的に自然に優勝者を心から祝ってあげることができる空間になっている」ところを見るのが好きだ。 見終わったあたりでグループ客などが来店し、店は盛況となり、番組の配信を終えた玉さんもやってきた。何曲かカラオケを歌い、いつもより30分ほど早く退店。 コンビニでストロングゼロレモン350mlを買い、丸ノ内線赤塚見附駅ホームのベンチに座って呑む。荻窪行き最終に乗れれば問題ないのでしばらく時間がある。いつもは店にギリギリまでいて駆け足で駅に向かう感じだったから、こうしてのんびり終電を待つのもいいもんだな、という気持ちになった。 終電に乗り自宅最寄り駅まで移動した後、再びキッチンオリジンへ入って甘辛タレかつ丼を、コンビニでストロングゼロレモン350mlを買い、家でネットサーフィンしつつ1缶空けてメシ平らげてたぶん2時ごろ就寝。

2023-10-24 18:24:58
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY24 ふと、「丸一日何もしなかったらどんな気持ちになるのだろう」と思い、特に何もしないことにしてみた。 働いている人が休日「疲れているから今日はもう何もしない」という感じのそれではなく、50過ぎの無職が、次の仕事も決まっていないのに、やろうと思えば日払いバイトのシフトを入れることもできたのに、ただただ何もしないのである。 家賃水道光熱費に食費まで親が負担する実家暮らしのバカ息子が「穀潰し」と言われようともそれを選択している、ということであればよくある話かもしれないが、独り身の高卒初老ハゲ親父が賃貸アパートの狭い部屋の布団に横になり、時折スマホを弄るだけであとは天井を見つめたり寝逃げしたりして日がな過ごすのであるから、これは世間様から「新手の燃えるゴミ」だと認識されても仕方がない (本当に燃やすことになったら結構な金と手間がかかるらしいのだが)。 どのみち今日明日心臓がその仕事を放り投げてしまえば私の躯は「何もしない」状態のまましばらく誰にも気づかれずにこの部屋で腐っていくだけなのだろうから、1日くらい生きている状態で何もしなくたって何が変わるわけでもなかろう。 そんな訳で寝倒した。いくつか夢を見たが全て忘れた。自分は人見知りだが、夢の中に出てくる人々には、たとえそれが初対面の人物であってもちゃんとコミュニケーションが取れる。つまり人見知りというのは現実世界の自分が無意識に立てているバリアなのであって、それを意識的に切ることができれば初対面の人に対する苦手意識も薄らぐと思うし、実際仕事の時にはそのスイッチを強制的にOFFにして対応している気がする......どうでもいい話だ。 腹が減ったので夕方くらいに一度起きてカップラーメンを食べ、買い出しくらい出かけようかと一瞬考えたがいやここは初志貫徹、今日はもう何もしないと決めたのだから何もすまいと改めて決意し、布団に戻る。 いやというほど寝た。もうそろそろ朝だろう、今日こそは早起きして何かしようと時計を見ると、午前0時。夜明けまであと6時間ある。このまま寝倒す自信がない。 喉が渇いたのでコンビニに行き、フルーツジュースとストロングゼロレモン350mlを買う。家に帰ってそれらを呑みつつ、爆笑問題のカーボーイをリアタイしようとRadikoをつけるが、なぜか集中できなくて話が頭に入ってこない。大脳が「今日はもう何もしないって聞いてたからとっくに火ぃ落としちゃってますよ」と伝えているのかもしれない。 とまれドリンク類を呑み干してから寝ることにして、結果午前3時頃就寝。

2023-10-25 12:02:53
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY25 10時起床。 求人のお祈りメールラッシュ。振り出しに戻る。 日記を書いてからコインランドリーへ。料理以外の家事全て面倒臭いと思ってしばらくほったらかしていたうちの洗濯を、ようやくする気になった。 終わるまでの時間にメシを食べておこうとコンビニへ行き、食パンとコーヒーを買う。帰宅し、食パンにマヨネーズをかけハムを乗せてサンドウィッチに。 午後もポツポツとお祈りメールが届くが、「こんなことなら先月まで勤めてた派遣先をやめなきゃよかった」という気持ちにはならない。あのストレスはもう二度とごめんだし、金が良かった以外でまたやりたいという理由もみつからないからだ。 毎日ぼんやりしていても何にもならないので、暇なら暇なりに勉強でもしよう、本でも買ってこようと思い立ち、新宿の紀伊国屋書店へ行く。昔和光市に住んでいたので、本を買うときは池袋のでかい書店に行く、という癖がついていたのだが、よく考えたらこちらの方が電車一本で行けるし近いということに気が付いた。 5階のコンピュータコーナーへ。Web求人でちょくちょく見るようになった"Figma"に関する入門書的なものを探す。 Figmaとは (といってもまだよくわかっていないから書籍を買いに来たのだが) 、Webページなどのデザインを直感的に作れるものらしい。同じようなアプリにAdobeのXDというものがあるが、こちらはどうやら開発終了したらしく、AdobeはFigmaを200億ドルで買収して今後はそちらをメインのUIデザインツールとして推していくらしい。基本無料だし、「使えます」という程度に習得すれば応募できる仕事も増えるだろうからこの機会に触ってみることにしたのだ。 Web系の専門書はプログラム言語やアプリ別に各社から出ているので、購入する時は書店で中身を確認して選ぶようにしている。ネットからでも購入できるが、それをしないのは本の内容が数ページしかわからない、時には表紙と目次とキャッチコピー程度で中身がわからないことがほとんどなので、どれが一番わかりやすいか、自分の目的にあっているかというのが判断しにくいからだ。 コーナーにはFigmaの本が数種類あったので、それぞれをパラパラめくり、読みやすさや最終的にどんなレベルまで習得できるのかの違いを確認する。 「これからはじめるFigma (マイナビ出版) / 2,904円・税込」を買った。他の専門書は「何ができるか」に重心を置いていたが、この本は実際に手を動かしてポートフォリオサイトを作りながら覚えて行く、という流れだった。書かれた通りにやっていればそれなりに覚えられるだろうというポイントが購入する理由となった。 購入後紀伊国屋を出て、徒歩で新宿区中央図書館へ向かう。これまで都内あちこちの区の図書館で貸出カードを作ってはCDなど借りていたが、新宿はまだだったということに気づき、貸出利用条件を調べたら「都内に住んでいること・身分証明できるものがあること」だったので、今日新宿へ出たついでに帰りに寄ることにした。 コンビニでストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みしながら歌舞伎町のホストクラブゾーンを抜け、大久保のコリアンタウンを抜け、住宅街を抜け、図書館についた。早速貸出カードを作る。 他の図書館には無いものを中心にCDを選ぶ。今回借りたのは以下の5点。 ・ランボー怒りの脱出 オリジナルサウンドトラック ・悪魔が来たりてヘヴィメタル / 聖飢魔II ・スペクトラム・ファイナル (二枚組) / スペクトラム6 ・ノー・ビッグ・ディール / ストリート・スライダーズ ・スーパーベスト / パープル・シャドウズ DVDも貸出できるということだったが、最近は映画を観ることがほとんどなくなったので借りず。貸出手続きをして図書館を退出。 帰りは大久保からJRに乗ろうと考えていたが、そういえばこの辺にも中華壱番館があったなと思い、google mapで検索して新大久保店まで歩く。ここの揚げ出し豆腐が大好きなのだが店によっては扱っていないので、無かったら餃子でも食って帰ろうという気で入った。「おつまみ」としてメニューにあったので小躍りし、併せてメガレモンサワーと焼き餃子を注文した。 持ってこられた揚げ出し豆腐を食べる、やはり美味い。そして平らげた後の第2ラウンド、残ったソースを餃子にぶっかける。そしてこのソースのかかった餃子がまた美味い。つまりはこのソースが好きなのかもしれない。ハッピーターンの粉に似た魔力を感じる。 食い終わり、お会計をして店を出る。すっかり酔っ払ってご機嫌だったが、間違えて新大久保駅の改札を潜ってしまった。仕方がないので一度新宿まで移動し、改めて総武線に乗る。 高円寺で降り、途中でSEIYUに寄って明日分のメシ (といってもそば二袋だけだが)とストロングゼロレモン350mlを買い、帰宅。 酒を呑みながら、先日事実上の閉店となったいわもとQを追悼すべく、ライムスター宇多丸のウィークエンドで特集 (2009.11.28)になった際の音源を聴く。 明日は買って来た本を見ながらパソコンいじくるぞと思いつつ就寝。

2023-10-26 13:46:42
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY26 寝ていたところへ、応募した求人の確認電話と登録した日払いバイトの「今度いつ入れますか?」電話。12時起床。 昨日の日記を書き、求人検索。 どうやら再就職11月スタートは厳しいようなので、日払いバイトの予約をする。今月はあと数日だが、そこで数万稼いでおくだけでもいくらか違うだろう。 昨日買って来たFigmaの本をパラパラとめくり読みし、大体の内容を把握。順番にやってたら時間かかりそうなので、手を動かすのは週末に回す。 寒くなって来たので冬用の室内着を買いに行くが、良いものが見当たらず。帰りにSEIYUにより、パスタとミートソースを購入、帰宅して調理し食す。 アマプラで呪術廻戦を第二期29話から37話まで鑑賞。アクションシーンが凄いが特に37話「赫鱗」のトイレでの闘い、「香港映画かよ!!」ってくらい凝ってて唖然。 気分転換に湯に浸かろうと銭湯に出かけるが定休日。もはや曜日感覚も狂って来たことに危機感を抱きつつ、コンビニでストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みながら帰って酔いが回って来たあたりで布団に横になり、先ほど配信された呪術廻戦の最新38話を鑑賞して就寝。

2023-10-27 07:35:51
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY27 自動販売機の補充サポートバイトを入れていたので7時起床。寝坊しちゃいかんという想いが強く6時頃には目が覚めていた。 半日のうち移動が半分ほどを占めるので、途中でトイレに行く回数をなるべく無くすべく、しっかりとうんこしょんべんをひりだす。 コンビニへ行きコーヒーとパン、それと一応の昼食用にカロリーメイトも買う (基本食べなくても平気)。 集合場所に移動し、ドライバーさんと合流。「今日で2回目で、(メーカーの名前) さんは初めてになります、わからないところがあるかもしれませんがよろしくお願いします!」と元気に挨拶したら相手の顔が曇った。そりゃそうよね、2回目ならまだ使い物になるかどうかあやしいもんね。 バイトの内容はそのエリアにある自販機を補充する手伝いなのだが、本来はビルの中などにある自販機を補充する間などの、ドライバーさんが車から離れている間の時間車を見張るための人員である。 警察が来たりその道に入って来た車両が通れなかったり近隣住民からここへ停めてくれるなというクレームがあった場合、ドライバーさんに一旦戻って来てもらうよう連絡する。ドライバーさんたちは符丁で「駐禁」と言っていたから、やろうと思えば一人でもできる作業にサポートがつく理由はそれがメインとなる。 とはいえそれだけだともったいないので、ドライバーさんが納品に行っている間に次の分のドリンクを準備する、という仕事がある。出力された伝票に書かれた商品とその数量を確認しながら、箱に詰めていく。戻ってくるまでに全部が揃わなければ、その現場で残りを用意する。 あとは延々移動が続く。社内ではカーステレオでラジオが流れているので、それを聴きながら時折ドライバーさんと話す。楽といえば楽だが、商品の数を間違えていたりすると二度手間になるので、納品に行く先が遠ければ遠いほど怒りゲージが溜まっていき、注意される。 2回目ということでだいだいどんな感じかはわかっていたから、初日に比べてミスは減っていた。最後の現場の分を用意したら「あとはひとりでやるからここで解散です」と言われ、働いた分を報告書に書いてサインをもらう。集合場所=解散場所ではなく、最後に寄った自販機の最寄りがそれとなるので、駅やバス停の近くまで送ってもらい、あとは自力で帰る。 今月に入ってから試してみたもう一つの日払いバイト、宅配便の物流センターで延々仕分けをするのに比べたら体力的にはまるで楽なので、次の仕事が決まるまでにはずっとこのバイト続けてもいいかなと思うが、ただ雨の日は辛いだろうということも察したので、天気予報を見ながらシフトを入れていこうと思う。 バス停に行く途中でコンビニを見つけたので入り、ストロングゼロレモン350mlを買う。家を出てから水分を取ってないのでことさらに美味い。歩き呑みしてバス停へたどり着き、ベンチに座っている間に飲み干して、バスが来たので乗車。高円寺行きが入っているルート上だったので一発で帰れた。 駅前から自宅に帰る途中でコンビニに寄り、ストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みしつつ帰宅。上だけ着替えてからそばを茹で、冷蔵庫に残っていた油揚げをのせてきつねそばにして食べる。 結構汗をかいたので銭湯に行くことに決め、「ゆ家 和ごころ 吉の湯」までRadikoのタイムフリーで「ハライチのターン!」を聴きながら歩く。 久しぶりに来た吉の湯は相変わらず良くて、露天エリアにあるつぼ湯からの水風呂、そしてチェアで涼む、炭酸温泉からの水風呂、そしてチェアで涼むというルーチンを数回行う。ここの露天は天井がないタイプで空気の周りが良い。家から歩くにはちょっと遠いのだが、歩いてくるだけの価値はある。 銭湯を出て帰り道を歩く。コンビニを見つけたのでストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みしつつ自宅最寄りまで来たが、小腹がすいて来たので四文屋へ寄り、レモンサワー、キャベツ味噌マヨ、タン、モモを注文。 ぼんやりと考え事をしながら呑んでいたが、そういえばスナック玉ちゃんのボトルがもう無くなるな、来月以降次の仕事が決まるまでは家計的にそうそう顔が出せなくなるだろうから、今日のうちに行ってボトルを入れるだけ入れておこうと思うも、今日は結構呑んでいるので酔いすぎて羽目を外さない程度にしておこうと自分に言い聞かせる。 金曜日ということもあってスナック玉ちゃんは大盛況、入れないかなと思っていたがカウンターが一席余っていたのでそこに通された。 以前ここで知り合った田沼さんがカウンターにいて、自分の隣に移動して来たのでしばらく話す。何を喋ったかはほとんど忘れたが、TBSラジオ「えんがわ」の話などした。 玉さんもカウンターに入って我々と喋ってくれた。グッズの話になった時に田沼さんが「最近BLACK HOLEのグッズ手がけたんですよ」と切り出し、ええ!? あの高橋ヨシキ/てらさわホーク/柳下毅一郎のyoutube番組の!?と驚くと同時に世間の狭さを感じた。 一体誰が、深夜22時くらいのスナックで「おまこう」というワードをお互い説明なしで理解しているうえで会話ができる空間があると想像できようか。 23時で帰んなきゃ、ということで田沼さんは帰ったが、俺は明日は休みだし今日はラストまでいようかなーという気分だったのでカラオケ歌って時間を潰した。ラストで玉さんが松原みきの「真夜中のドア」を歌ってくれたので狂喜し、シティポップの風とアーバンな雰囲気を身に包んでお会計した。 終電はとっくに終わってるしタクシー乗るのももったいないしということで家まで歩くことにした。google mapでは2時間、しかし酔っているので3時間はかかると見込み、部屋に着くの4時過ぎだなーと思って歩いているところへ田沼さんから彼の祖父である三木のり平が古今亭志ん朝らと演じた文七元結の音源リンクが送られて来た。 (あとで調べところ、話は文七元結だがタイトルを「めおと太鼓」としてあり、1969年明治座での演じられたものらしい。「何はなくとも三木のり平~父の背中越しに見た戦後東京喜劇~ (戸田 学 (編)、小林 のり一 (著) 青土社)」の付録としてQRコードを読み込むかたちで聴くことができる) 田沼さんへお礼のDMを打ち、聴きながら帰る。途中途中でコンビニに寄り、ストロングゼロレモン350mlを買って歩き呑みする。 新宿に出たあたりでもう完全に千鳥足、こんだけ酔ってりゃ明日は使い物にならないだろうなーと頭のどこかで考えながら、酔いが覚めるとただただ辛いだけなので、缶を空けるたびに最寄りコンビニへ入り、ストロングゼロレモン350mlを買って歩き呑みを続ける。 思い起こせば今日は朝7時おきで夕方まで働いて、そこから飲み続けてまだこうやって歩き飲みしている。それなりのγ-GTP値を叩き出している俺ではあるが、そこそこ呑んでも無意識の帰巣本能ではなくこうやって音源などを聴きながら帰れる程度に酒が強くてよかった。 4時過ぎに高円寺到着、コンビニで食パンとストロングゼロ350ml、お〜いお茶ほうじ茶を買って帰宅、レトルトのシチューを湯せんで温め、それに食パンをディップしながら食べた、らしい (翌日それらが机の上に置いたままになっているのを発見して予想、覚えていない)。 それを含めるとおそらく5時過ぎ程度に就寝。

2023-10-28 22:25:33
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY28 完全に二日酔い、完全に酒が残っている状態で目を覚ます。 今日はタイタンの学校があるけれど、とてもじゃないけど起き上がって授業受けるなんて無理なので休むことにして二度寝する。 幾度か目を覚ましては、「あーまだダメだなー」と自分の二日酔い具合を確認し、また寝る。 自分でも理由はわからないが、「時計を見たらダメ、見たら起きなきゃいけないルール」というのを課し、本当に「いま何時くらいだろう?」と確認したくなるまで寝倒す。 外から入ってくる光の加減で昼か夜かくらいは判別できるが、一旦日が落ちてしまえば夜の何時かはにわかにわからなくなる。 もう限界、何時か確認する! となって時計を見たら18時。昨日寝たのがおそらく朝5時過ぎだから、13時間ほど寝ていたことになる。寝倒す気になっていた割には、それほど寝倒していたわけでもなかった。 気分は悪くないが酒はまだ体に残っている。だがルールに従い、床を出る。 M-1確認用のスプレッドシートの手直し。条件式やら項目やらあちこち凡ミスしているのを見つけ、ちょこちょこ直したあと、前日分の無職日記を書く。 20時くらいにうどんが食べたいなーという食欲が湧き、買い出しに出るかどうするか考えているうちに気がつけば深夜1時。未だ食べたい状態だったので買いに出かける。 うどんは乾麺ではなく、ビニールパックに入った、お湯で茹でたあともぐねぐねとなっている、あのいかにも安い麺が食べたかったので、SEIYUで3袋180円くらいの商品を選ぶ。うどんつゆも無くなっていたので「みなさまのお墨付き」ブランドのつゆ、ついでにストロングゼロレモン350mlも購入。ストロングゼロレモン350mlを歩き呑みしながら帰宅。 うどんを茹でて驚いた。3分茹でたら麺がほぼストレートの状態に戻ったのだ。あの「ぐねぐねとしたまま出来上がる袋麺のうどん」という認識は古いのだろうか、それともシマダヤ (流水麺でおなじみ) の技術が凄いのだろか。感心した。 そういえば今日はまだ何も食っていなかった。二袋茹でたが量としては問題なく腹を満たした。うどんを食い終わった後、新しく見つけた派遣会社から「とりあえず我が社にお前の情報を登録したまえ」という旨のメールが来ていたのを思い出し、眠くないし今のうちにやっておくかとメールに添えられていた指定URLへ飛んで履歴などを埋める。もう今月だけで何件おんなじ入力しているのだろうか。 入力し終わって寝たのが深夜3時過ぎ。明日は朝から図書館に行こうと決めて就寝。

2023-10-29 10:07:56
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY29 朝から図書館に行く予定だったので9時半あたりに起床、日記を書いてから家を出る。 コンビニに寄ってストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みしながら丸ノ内線へ。ホームのベンチで飲み干してから乗車、新宿御苑で降りるつもりが四ツ谷まで行ってしまい、戻る。 新宿御苑の改札を抜け、腹が減ったので最寄りの小諸そばまで足を運ぶが定休日。仕方がないのでそのまま図書館に行く。 四ツ谷図書館は四谷区民センターの7階にある。入口から入ると1階ロビーではフリーマーケットが開催されていて、キャラメルポップコーンでも販売しているのだろうか、甘い匂いが充満していた。 エスカレーターから二階へ上がるが、日曜日は図書館へはそこからエレベーターでしか行けないようで乗り換える。 本来は昨日土曜日にタイタンの学校を受けてから予約していたCDを取りに来ようと思ってたのだが二日酔いで休んでしまい、放っておくと取り置き期限が過ぎてしまうため今日訪れて見た。予約していた3枚に加え、CDコーナーで食指が湧いたもの2枚の以下計5枚を借りた。 ・畑中葉子♡後から前からBOX (4CD) / 畑中葉子 ・お笑いゴールデン☆ベスト / オムニバス ・ザ・ヒットパレード / パフィー ・ユナイテッド・アライヴ・イン・マドリード / ハロウィン ・落語コレクション 1st. / 三遊亭円丈 帰りのエレベーターを待つが、上の階でイベントでもやっているのかいつまでたっても満員な状態が続いたので階段を使って一階まで降りた。ロビーのフリーマーケットエリアを再び抜け、外に出る。 ここから帰るのだが、図書館が丸ノ内線の新宿御苑と四谷三丁目のちょうど真ん中あたりに位置するので、帰りは四谷三丁目から電車に乗ることにして歩く。 コンビニを見つけたのでストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みする。腹が空いているところへドミノピザを見つけ、今日までピザ4種類Sサイズが500円だというポップが貼られてある。 500円なら食べようかという気になったが、片手にチューハイを持ったまま店に入るのも気が引けたので、確かうちの近くにも店舗があったはずだ、帰ってから注文してみようと決める。 丸ノ内線で新高円寺まで戻り、ドミノピザ南阿佐ヶ谷店の前まで行ってみたがここにはSサイズ500円を謳ったポップが貼られておらず、お持ち帰り半額というものしかない。ひょっとしたら店舗限定かもと思い、一旦帰る。 朝から空きっ腹なまま酒を呑んで出歩いたので眠くなり、15時あたりから昼寝して19時前に目が覚めた。 今日は漫画家の羽生生純先生が不定期開催している「BARうつむき」の開催日で、頃合いで寄ろうと考えていたが先に銭湯に行くことにして家を出る。この土日は高円寺フェスをやっているらしく、商店街は観光客でにぎわっていた。 空きっ腹にさらに酒を入れることになるがメシを食いたいわけでもないので空きっ腹回復用にひとまずコンビニで肉まんを買い、口に放り込む。 入ろうと思っていた小杉湯は満員で、男湯14名程度待ちが出ているというのであきらめてそのままBAR うつむきへ向かう。 商店街の呑み屋はフェス日ということもあってどこも人が入っていたが、BAR うつむきは俺が最初の客だったらしく、羽生生先生選曲のBGMが鳴る中ホッピーセットを注文する。 店内に流れている映像はシンプソンズで、日本語版マージ役の吹き替えをやっていた一城みゆ希さん追悼の意を込めて、ということだった。 近況や映画の話などをして、22時あたりに退店。 ドミノピザのことを思い出し、南阿佐ヶ谷店でも500円クーポンは使えるようなので、アプリをインストールしてネット注文することにした。アメリカンデラックスのSとトロピカルのS、どちらもウルトラクリスピークラスト生地を指定して計1,000円。 持ち帰りつつコンビニに寄る。いつもならここでストロングゼロレモン350mlを買うところだが、せっかくのピザなのでここはコーラだと確信し、ジャックダニエル&コカ・コーラの350ml、それから万が一用にストロングゼロレモンの350mlを購入した。 帰宅し、「なんか映画でも観ながら食うか」と考えていたが、ぼんやりと考え事をしていたらいつの間にか2枚とも平らげていた。 健康保険を切り替えなければいけなかったのと今年分の住民税の残り分の支払いについて相談をしなきゃいけないのを思い出し、明日は区役所に行くことに決めて深夜1時あたりに就寝。

2023-10-30 12:29:26
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY30 11時起床。すっかり朝寝坊になっているが、就職関係のメールが届き始めるのがだいたい朝9時以降なので、それまで起きててもやることねーなーという考えと、単に寝ていたいという欲望によって毎日こんな時間まで寝ている。 本日も合否返信、すべてお祈りメールにて撃沈。 転職先を探し始めた頃は、「数打ちゃあたるで送ったら心象悪いかな」という奥ゆかしさもあったのだが、今は「職場見学まで進捗したらラッキー」くらいの気持ちでバンバン送っている。 だいたい派遣会社も「あなたにオファーが届いています!」などといったタイトルのメールを送って来るくせに、いざ応募すると「今回ご紹介にいたりませんでした」という内容でお祈りされる。 おい、「俺」に「オファー」してきたんじゃないのかよ。オファーの意味辞書で調べたことあんのか。オファーされた、と言われれば「だったら話だけでも聞いてやろうじゃないか」とふんぞり返るのはこちらの仕事だろう。お茶の一杯も出さないうちからお祈りしてくるお前はなんなんだ、どこの宗派だばちあたり、と怒りたくなってくるのが人情である。 そんなわけで明らかに「こちらが入力した希望条件に合致しているというだけでプログラムによって抽出され、相手がどんな状況だろうが知ったこっちゃない」という具合に送られてくるDMはフィルターをかけて専用フォルダに自動仕分けしている (時たまガチ連絡が混じることがあるので、直接ゴミ箱行きにはしていない)。 憤りながらも、新たに見つけた派遣会社の登録作業をする。オンライン面談のスケジュールも来ていたので了解メールを返す。了解はしたものの、なんの案件でこの派遣会社に応募したのかは覚えていないくらい、複数社複数案件に応募していているが、確かなのはその中で決まった仕事はゼロだということだ。 登録終わり、昨日の分の無職日記を書く。 区役所に、失業に伴う健康保険の切り替えと、明日までに払うはずの第三期区民税についての相談に行くことにするが、うっかりiTunesにつないだiPhoneがOSアップデートを始めてしまったので終わるまで待つ。 区役所までは歩いて15分程度、とgoogle mapが言ってくるので徒歩で向かった。 総合案内の列に並んでいたら、手の空いた係員がやってきて「今日はどういったご用件ですか?」と聞いて来たので、「失業したので国民保険への加入と、区民税のチャリンチャリンをちょっとまってプリーズしたい」と打ち明けたら窓口のある階と場所を教えてくれたのでエレベータに乗り目的階へ移動した。 国保への切り替えは15分ほどで終わった。「年金も切り替え申請してくださいね」と言われ、「年金! そういうのもあるのか」とショックを受けた。 思えば派遣一本で食っていくようになってから13年以上立っていたのだ。毎月振り込まれる給料からは派遣会社経理課の手によって既に源泉所得税、雇用保険料、健康保険料、介護保険量、厚生年金保険料などがひかれた金額になっていたから、あまり意識したことはなかった。 年金の窓口を教えてもらって移動し、手続きに入る。 こちらに記入を、と言って渡された用紙に書き込んでいたらふと、爪が真っ黒なことに気が付いた。昨日風呂に入ろうとして銭湯に行ったら順番待ちが出るほどの盛況振りで諦め、結局その日は帰ってからシャワーを浴びるなどもせずに寝てしまったのである。 しかしこの、爪が汚い感じがいかにも「失業した」という雰囲気をブーストさせていて、おっこれは次に行く区民税払えません相談において窓口で対応する相手に対して良い材料になるのではないかとほくそ笑んだ。 役所の公務員だって人間だ、この汚爪を見たら瞬時に俺がお金のない高卒初老中年ハゲであることを一瞬で悟るだろう。そして、「何が払えねぇだこのすっとこどっこい、納税は国民の義務なのだ、しのごの言わずに臓器を売ってでもとっとと用立てろ」などと脅すことはあるまい。 という私の妄想をよそに、実際にはとても丁寧に対応してくれたので安心した。同年齢の女人だったが、こんな相談に親身になってくれるのだから、ひょっとしたら夫婦になってくれるかもしれない。無職だが......それでもいいかい? と、述語のないまま切り出しそうになる。 ひととおりの用事を済ませ、区役所をあとにする。今日の仕事は終わったようなもんだと胸を撫で下ろせたので、目に飛び込んで来たまいばすけっとに入ってストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みする。 晴れ渡る空と、どこからか香ってくる潰れた銀杏の香り、心地よい風、そしてストロングゼロレモン350mlを呑むことで溶けていく時間感覚。 これぞ秋、である。 「スポーツの秋」や「読書の秋」などに加え、「無職の秋」というのがあって良い気がした。「そろそろ寒くなってくるから、冬に備えて無職になろう」と思い立つ人がいたり、「紅葉が色付いていく中、公園ではあちこちで無職がベンチに寝転がっています、本格的な見頃は来週あたりといったところでしょうか」などというニュースが流れたりしないだろうか。秋の季語として「無職」が認められる日は来ないだろうか。 また職に就くことが出来れば、そんなことは考えもしなくなるのだろうが、今は無職であることに何らかのアドバンテージが欲しい。女子高生から「えっ、無職の方ですよね!? ファンなんですいつも見てます写真いいっすか!?」と言われたり、タクシーの運転手から「おっ無職だね、どこまで帰るんだい!? 方向が一緒なら途中までで乗っけてくよ!!」と声をかけられたりしてみたい。 起こるはずのないことを考えつつ、帰宅して爪を見る。もう今日はこのあと人情に訴えかけることで何かしらおまけしてもらえる用事はなかったなと確認し、改めて銭湯へ行くことにした。15時を過ぎていたから、もう空いている時間だ。 行きつけの銭湯に入ると、番台の人から「今テレビの撮影が入っています」とのこと。別に構わないので入って見ると、男性レポーターとおぼしき人物が湯船に浸かり、カメラに向かって何やら話していた。 他の客も普通に入っている状態で撮影は続けられたが、途中ディレクターに向かってクレームをつけている男性がいた。ディレクターはその人物に何やら説明していた様子だったが、確かにテレビの撮影とはいえここは銭湯なのだから、番台で説明されたからといってそれに対してなんのメリットもない入浴客が気を使いながら風呂に入らなければならないというのは普通に迷惑だ。 風呂から上がるとそのロビーで、ディレクターが愚痴をこぼしていた。 「いやー、『俺が映ってたら訴えるからな』って言われたんで、この銭湯イチ押しの湯船撮れなかったんですよー。ボカシとかかけるから裸が映るはずもないんですけどねー」 悪びれず、まるでそこで風呂に入っていた人間と、銭湯側の人間が客に対しての説明が足りてなかったのではないか、というような口ぶりで気分が悪くなった。 この時間だからまだいいが、まかり間違えば右も左もハードコアタトゥーメンということも珍しくない銭湯(公衆浴場法ならびに平成29年2月21日の閣議決定に基づき刺青は入浴を断る理由にならない)に対する認識が低いのではないかと思ったし、できればそのタイミングで撮影に来て、「おや? 今日はトマトの湯かな?」と勘違いする程度に湯船をこのディレクターの血で染めるおしおきを受ければいいのにと妄想した。 その傍らでカメラマンは人が往来する先にあるグッズのブツ撮りをはじめるし、なんだかテレビ局じゃなくてどっかの映像学校の生徒たちが右も左もわからないまま取材に来たのかな? というような感想を持ったが、テレビを持ってないわたしはこの放送を見ることはないだろうからさっさと退散した。 風呂上がり、濡れたタオルを首に引っ掛けながらぼんやりと歩く。お腹が空いている。帰宅してカップラーメンでもいいがその準備すら面倒臭いので、サイゼリヤに入った。白ワインデカンタ(小)、チキンのサラダ、スープ入り塩味ボンゴレ。1,000円で収めたかったが1,050円、誤差の範囲とする。 今日は区役所で窓口を3つも回って手続きや交渉ごとをした、それを思い出すと今日の俺はまるでいっぱしのネゴシエーターのような働きっぷりだったから晩酌をすることに決め、まいばすけっとでピーナッツチョコなどアテになるものを買って帰宅。ストロングゼロレモン350mlは昨日の晩酌予備として買っておいたもの冷蔵庫で冷やされていることを忘れていなかった。 明日は夕方からオンライン面談があるので日払いバイトは入れず。11月から本気出すことにして就寝。

2023-10-31 10:14:43
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY31 7時半起床、燃えるゴミを出す。ついでにコンビニへ行き、ジャムパンとコーヒーを買い、帰宅して食べる。 今日は夕方から派遣会社のオンライン面接があるので、日払いバイトは入れなかった。 そして夕方まで暇なので、ハローワークへ失業給付金の手続きに行くことにした。 丸ノ内線で西新宿へ行き、そこから歩いてエルタワーへ。エレベーターに乗るが、降りる階を間違えて慌てる。 入口で係の人に今日やりたいことを伝え、まずは申請窓口へ。説明を受け、申請用紙に記入する。今日から待機期間ということで、これより7日間のうちに働くと給付がもらえなくなったり受け取る時期が遅れたりするそうだ。よくわからんが今週は求職活動に専念することにし、働かないと決めた。 それから別の窓口へ行き、失業者としてハローワークに登録した。係の人の質問に対し、Web製作の仕事に就きたいこと、出来ればテレワークが良いこと、土日祝日は休みで月収は30万以上欲しいことなど伝える。 最後に何か質問はありますか、と聞かれたので、やっぱりこの7日間は働かない方がいいんでしょうかというと、給付期間中は1日4時間、週20時間以内ならバイトしても良いけど、この7日間は求職に専念した方が良いというので従うことにした。 帰宅し、M-1の通過情報を追記。 時間になったのでビデオチャット面談のURLへ飛ぶ。応募した案件の説明を受けるが、「弊社はこれ以外にもさまざまな案件があるので、そちらも紹介できれば......」と言われ、ひょっとしたら掲載されていたのはいわゆる「釣り求人」というやつではないのだろうかと疑心暗鬼になる。しかし現時点では判別がつかないのでとりあえずこちらの思いの丈を述べて終わった。 並行して別の派遣会社から着電。紹介された仕事が社内選考を通過したという。嬉しさが声に出る。スキルを見たいからポートフォリオを送ってくれというので、お見せできるのは古いものしかないのでデザイン的には時代遅れかもしれないが「アプリをこの程度使える」という目安で確認するということであれば、と前置きし、作って送ることにした。 きんたま画伯としてならもういいよって量のポートフォリオ作れるだろうけど、それだしたら絶対落ちるだろうな。 求職まわりがひととおり落ち着いたので、スナック玉ちゃんに行くことにした。11月以降は仕事が決まるまで遊ぶまいと決めたので、最後に酒呑んでカラオケで締めるか、という気分になっていた。 とりあえずまだ開いてないので先にメシを食っておこうと買い出しに出かける。コンビニに寄ってストロングゼロ350mlを買い、歩き呑みしながら何を食べるか考えるがこれといったものが思いつかず、駅前まで行ったが引き返して家に残ってる何かを食べることにした。 うどんがひと玉残っていたのを思い出し、あれにゴーゴーカレーのレトルトをかけてカレーうどんにしようと考えた。トッピングが欲しかったのでコンビニに入り、唐揚げ棒を買う。これを串からバラして唐揚げカレーだ、やったぜという気持ちに乾杯するべく、併せてストロングゼロレモン350mlも買った。 帰宅し、湯を沸かす。しかし考え事をしていたらカレーうどんにするということをすっかり忘れており、丼にめんつゆをドボドボと入れていた。レトルトのゴーゴーカレーさんすいません、本日現場バラしになりました。 出来上がったのは素うどんになる。ずるずるとすすって平らげたあと、残っている唐揚げ棒を食べる。 「本当はこいつらが、カレールーにどっぷりと浸されていたはずなのに......それを味わいたかったのに......」と後悔しながら、ストロングゼロ350mlをぐい、と呑む。 食後しばらくはダラダラと時間を潰し、そろそろ頃合いの時間だなと思って赤坂見附へ向かう。 スナック玉ちゃんで呑む。カウンター両隣りにいたお客さんはそれぞれワイルドターキーとカナディアンクラブのボトルを入れていて、俺を挟んでどちらかが「それ呑んだことないんでワンショットずつ交換しませんか」と持ちかけていたので俺も乗っかることにして、「えっじゃあ何か一曲歌うから俺にも一杯ずつくださいよ」と言ったらOKだったのでリクエストを取った。 ワイルドターキー1杯呑ませてもらったお礼→「ヒゲとボイン / ユニコーン」 カナディアンクラブ1杯呑ませてもらったお礼→「Bomb a head / m.c.A.T.」 肝心の酒の味はというと、すでに結構酔っ払っているので「美味い」以上の言葉が無かった。 経緯は忘れたがボックスにいたロン毛の若い兄ちゃんとCreepy Nutsを一緒に歌おう、ということになり、「かつて天才だった俺たちへ」「のびしろ」を代わる代わるラップしたりユニゾンしたりして、最終的にXを相互フォローした。 そうこうしているうちに終電の時間となり、お会計。今日は玉さんは来なかったけれど、こうやって常連さんと語り合ったりカラオケ合戦したりするだけでも非常に楽しく、しばらく来ないと決めたその日がこんなかたちで終わるのならば、あの楽しさをまた味わうために転職を頑張ろう、呑みに来れる程度の給料が出るところで働こうと胸に誓った。 店を出て駅へ向かっていると、往来の真ん中を千鳥足で歩いているスナック玉ちゃんのフロアレディー、沙織さんを発見した。どうやら彼女も12時前の終電あがりらしい。 「そんなんじゃ終電間に合わないよ」と声をかけると、「が、画伯ぅ〜、連れてってー」と手を差し出したので、それを握って早足で駅へ向かった。あれ? 俺今青春してませんか? どこで降りるのかと聞いたら四谷乗り換えだというので、同方向だからそこまで一緒に行こうと提案して丸ノ内線荻窪行き最終電車に乗る。見附の次が四谷だからすぐにお別れの時間がやってきて、沙織さんは四谷駅のホームにゾンビのような動き方で消えて行った。ご武運を。 新高円寺で降り、腹が減ったのでマックでスパチーとチーズバーガーをピクルス増量で買い、隣のオリジンでフライドポテトを買う。出来合いも置いてあったが作りたてが食べたかったので、厨房の店員に声をかけて作ってもらった。 コンビニに寄ってストロングゼロレモン350mlを買い、帰宅して晩酌を始めた。 明日絶対昼過ぎまで寝てるわ。 そんな考えが頭をよぎったが、午前中に失業給付担当者から7日間働いてはいけないと言われていたことも思い出し、明日は起きたら求人検索をがんばればいいんだ、労働はご法度なんだと何度も何度も反芻した。 深夜2時くらいまでうだうだしていたと思う、就寝。

2023-11-01 20:31:30
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY32 完全なる二日酔いで、起きたのは16時過ぎ。 わたしは現在失業給付手当の待機期間中であり、7日間は仕事をしてはいけないと告げられた身ではあるが、こんなに自堕落でいいのだろうかと思う。 しかし、いつまで寝ているのだ、と怒ってくる人間もいないし、待ち合わせの時間とっくに過ぎてますよ、という電話もかかって来ない。 仕事が決まり出勤するようになるまで、誰かと利害関係が生まれ、わたしに任されたものがわたしがいないことで滞る状況が発生するまでの間は、ある日突然ぐえっと心臓発作かなにかで死骸になったとて、困るのはそれを片付けることになる大家と、隣の部屋の腐臭が凄くて部屋にいられなくなるやもしれない隣人程度だ。自分の裁量で寝倒しているのだから、生きているだけマシだと思ってほしい。 だが腹は減るしおしっこにも行きたい。床を抜けてとりあえずはトイレにて放尿する。その勢いを見て、「またいつか黒部ダムに行きたいなあ」という思いが募る。 用意してくれと言われた自分のポートフォリオを作るために、ハードディスクをひっかきまわす。万が一のために残して置いてよかった。勤務先から生データを持ち帰るわけにはいかないから、そこにあるのは誰でも閲覧できるWebサイトのパーツやキャプチャにすぎないのだが、無いよりはましだ。作り終えてメール添付し、送信。 腹が空いたので、晩飯を買いに出かけることにする。外食でも良いが食べたいものが決まっていない。取り急ぎコンビニへ寄り、ストロングゼロレモン350mlを買って歩き呑みする。ストロングゼロレモンだけは別腹だ。昼間は残った酒の影響であんだけうーうー唸っていたのが嘘のように喉を通過していくそのスピードとスムーズさは、米原〜姫路という長距離を乗り換えなしで移動出来るJR琵琶湖線新快速のようだ。 そういえば駅前にコメダ珈琲がオープンしたらしい、という情報を思い出したので確認すべくその場所まで行ってみる。店の前まで来たが、コメダ珈琲には酒が置いていないので今入るわけにはいかない。この時間に摂る食事のお供にコーヒーやソフトドリンクは相応しく無い。ここに来るのであればモーニング、ドリンクを頼むと一緒にパンとちょっとしたサイドメニューまでつけてくれるモーニングがふさわしい。 踵を返して商店街方面へ戻る。この頃には先ほど投入したストロングゼロレモンが程よく血中に溶け込んでいて、「もうコンビニのパンとかでいいかな」という気分にさせる。酒付きの外食をしようと思えば、サイゼリヤでさえ1,000円はかかるわたしなのだ。ストロングゼロはSEIYUに行けば106円で売ってるし、パンだって200円かからない。エンゲル係数のグラフが先物相場の鉄火場を見るがごとく激しく上下するわたしの食生活において、「酔ってるからもうなんでもいい」というモードはなくてはならないのだ。みんなに知ってほしいので、ハガキに書いて伊藤家の食卓宛で送ろうかしら。 SEIYUに寄る。パンでよかったはずのわたしなのに、ついついお惣菜コーナーに寄ってしまうのは、賞味期限の関係からそろそろ値下げシールが貼られてもおかしく無い時間帯だからだ。 かぼちゃの煮付け。秋ですね、ひとつもらおうかしら。 トロたく巻き。1本が8個に切られて300円しないなんてお得ね、それももらおうかしら。 尖らせた上唇に鉛筆を乗せ、「今月も赤字だわぁ〜」と毎日悩んでいる主夫のわたしに優しいプライス、それがSEIYUの値下げ商品。そりゃあわたしだってお金さえあれば、黒毛和牛の一頭や二頭丸ごと買って、寿司ざんまいの社長みたいにお客様の見てる前で解体ショーを行いたいわ。でもそれをすると大問題になるらしいの。魚は良くて牛はダメだなんて、差別よ。おしりだって洗ってほしいし、黒毛和牛だって解体したいわ。答えてジェーン・スー、どうしたらスーパーの食肉コーナーで和牛の解体ショーが出来るようになるの? 帰宅して食べたトロたく巻きは米がガチガチに固くて泣いた。シールを貼られるとはそういうリスクもあるということだ。かぼちゃは美味しかったし、買い足したストロングゼロレモン350mlだって美味しかったのに。 食い終わってXのTLを眺めていると、M-1グランプリ2023三回戦の通過者が発表されたらしいという情報を入手、早速見に行ってgoogleのスプレッドシートにつけている通過者一覧を更新する。 明日は夕方からまたオンライン面接、その他に予定は入っていないから、youtubeの公式チャンネルにアップされたM-1三回戦の動画を日がな見る予定。 深夜2時くらいまで何かして寝た気がするが、酔っていて覚えていない。

2023-11-02 11:24:10
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY33 9時あたりに目が覚め、布団の中で今日1日の予定を考える。夕方にオンライン面談が入っているほかは、特に用事がない。さすが無職だ、何にもねぇぜ。 10時半あたりに起きて無職日記を書く。昼ごはんをどうしようかと考えて、豚汁が食べたくなったので出かけることにした。以前なら赤城屋に直行していただろうが、つい先日閉店したのでやしろ食堂へ向かった。 やしろ食堂といえばその昔「天才たけしの元気が出るテレビ」でデビュー前のX (現・X-JAPAN) が店内ライブをしたことで有名だが、その舞台となった落合店はとうの昔に潰れた。今回訪れたのは高円寺店となる。 暖簾をくぐり、豚汁定食を注文。ごはん/豚汁/漬物の小鉢/ひじきの小鉢/皿に盛られたサラダスパゲティ、キャベツの千切り、目玉焼き。以上のセットで730円。 メシはともかく、麦茶おかわり問題が発生した。席に着いた時点で店主がコップに麦茶を注いで出すのだが、その麦茶が入っている容器が、夏場ご家庭で「冷蔵庫に麦茶入ってるよー」と言われたときによく見る、あのプラスチック製の容器なのだ。あと10杯分くらい注げばもう無くなってしまうのではと推測できる程度の大きさなのだ。もしかしたら冷蔵庫に予備の麦茶があるのかもしれないが、それを聞くのは野暮だとも思った。 わたしはご飯を食べるときに水をたくさん飲む人なので、それを見て困った。あっというまに空いてしまう自分の麦茶のコップを店主に差し出し「おかわりをもらえますか」と言えるだろうか。嫌な顔をされやしないだろうか。無言で壁のメニューをチョンチョンと指さされ、果たしてそこにはドリンクメニューがずらりと並んでいて、つまりは「これ以上何か飲みたかったら金を払え」と以心伝心されやしないだろうか。そう考えるともう不安で不安で、最初に渡されたこの一杯の麦茶を大切に飲まなければならない、食べ終わるまで麦茶が持続可能な社会を作っていかなければならないと肝に命じた。 食い終わって店を出る。腹は満たされたが先ほどの麦茶枯渇問題により、味わって食べることができなかった。体が水分を欲していたのでコンビニに入り、缶コーヒーを買って飲んだ。次からは気兼ねなく水のお代わりができるように、定食が食べたいときにはやよい軒に行こうと思う。 昼呑みしたいところだが、このあと夕方からオンライン面談がある。赤ら顔で爪楊枝を口にくわえ、頭にネクタイを巻き、片手に持ったおみやの寿司折りをプラプラさせながら「よろしくおねやいしやーす」などと言った態度でカメラに向かって挨拶するのは言語道断な行為なのだ。おれこの面談が終わったらストゼロ飲むんだ、そう決めて望むことにしたが、なんだかバッド・エンディングのフラグが立った気がした。 帰宅し、youtubeにアップされていたM-1グランプリ2023三回戦(大阪/京都)の動画を、googleのスプレッドシートに大まかなネタの内容と漫才のスタイルを付けながら、4時間くらいかけて全組視聴した。こんな感じに一気見するには休日か無職でなければ出来ない。ちょうどオンライン面接の時間となったのでブラウザを閉じ、指定されたURLへ飛んで担当者と話した。 面談はつつがなく終わった。慌てて家を飛び出し、コンビニのお酒コーナーまで行って力強くドアを開け、「ごめん!! 待たせちゃった!! 今日面接でさ!!」と言い訳をしながらストロングゼロレモン350mlをグッと掴んだ。やっこさんはそんなことは気にしていないようだったので安心した。レジ前で痴話喧嘩などという恥ずかしい事態は避けたかったし、そうなったら味に関わるとも考えていたのだが、いつもと同じく一度年齢確認のボタンを押し、画面に出た金額と同じだけのお金を払うことで購入することができた。それでも若干後ろめたかったので、財布の中に入っていた1円玉や5円玉を募金箱に入れ、贖罪とした。 いつものとおり駅前まで歩き呑みし、それでも何を食いたいか決めかねたので目に入ったコンビニでもう一本ストロングゼロレモン350mlを買い、歩き呑みしながら自宅近くまで戻って来た。 そういえば今日はオンライン面接をしたのだ。今の自分は無職だが、働かなくて良いとは微塵も思っていないのだ。またどこかで働きたい、そのための一歩としてオンライン面接を受けたのだ、偉いじゃないか、無職にしては立派な姿勢じゃないか。これは自分をねぎらってやる必要がある。人類にとっては小さな一歩かもしれないが、無職にとっては偉大な一歩なのだ。 四文屋へ入る。 レモンハイ、味噌マヨキャベツ、手羽ねぎ、ハラミ、オクラ、しいたけ、レバごま塩、キンミヤ梅割りでお会計、金額は忘れた。 せっかくだしもう一軒行きませんか、とわたしが言うので付き合いたかったが、あいにく財布の中が寂しくなってしまってもう一軒行くには厳しい状態だったので丁重に断り、さりとて酒はまだ呑みたかったからコンビニに入りストロングゼロ350ml、それからアテとなる駄菓子を、「袋ください」という程度の量買い込んだ。 帰宅し、呑み食いしながら今日見たM-1グランプリ2023で面白かったコンビをピックアップしたものを何かにメモって就寝。何時に寝たのか定かでは無い。

2023-11-03 14:04:04
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職:DAY 34 11時あたりに目が醒める。昨日行った四文屋でお会計した記憶がない。やっぱキンミヤ梅割りは効く。それまでにもその日はストロングゼロ350mlを2缶とレモンサワーを呑んでて、終わってからも追加でストロングゼロ350mlを1缶呑んだから短期記憶が欠落するのも無理はない。 酔っ払った勢いで、店主の目を盗んでさよならっていう勢いで食い逃げしてやしないか、もしくはお金が足りないので下ろして来ますと行ったっきり部屋に戻ってきてはしないかという不安が漂う。 しかし起きて財布を開いてみると、前日確認したそこへ入っている金額から、いつも飲み食いしている金額程度の金が無くなっている。パソコンに残したメモにはそのあとコンビニに寄って家で改めて晩酌をした、ということも書いてあったから、とりあえず安心しつつ、志ん朝が何かの落語のマクラで「酔っ払っててもちゃんとお会計をして帰り着いている」と話していたくだりを思い出した。 無職日記を書いてから、今日の予定を考える。 土曜日はタイタンの学校が休講で、そのために新宿方面に出ることは無くなったから今日のうちに借りたCDを返しておこうと、自宅から一番近い新宿区の図書館を探した。北新宿図書館が一番近かった。 ルートを調べると、東中野で降りてから徒歩で8分だったの。15時過ぎくらいに部屋を出てコンビニに寄り、ストロングゼロ350mlを歩き呑みしながら高円寺駅へ向かう。 昨日記憶が飛ぶまで呑んでおきながら、今日も昼から呑んでいる。どうにもシラフという状態はわたしにとって手持ち無沙汰な精神状態だ。その即効性は映画「ロボコップ2」に出てくる未来の麻薬「ヌーク」に匹敵すると俺の中ではにらんでいるストロングゼロレモンだから、あの映画で犯罪者が喉側面大動脈あたりにそれを刺し、お魚型のプラスチック容器から醤油を絞り出した時のような「チューウゥ」という音を立てながらキマっていっている顔を想像しつつ、わたしもそうなりたくて350ml缶をぐい、と呑む。 改札を抜け、ホームのベンチを陣取って呑み終わるまでそこで過ごす。次第に酔ってくるが、気をつけなければならないのは電車が来たからとうっかり東西線直通に乗ってしまわないことだ。行き先は東中野なのだから、もしそれに乗ってしまえば中野を過ぎると電車は地下へ降りて行く。そうなった時に脳内で流れるのはいつも世界不思議発見のヒトシ君人形ボッシュートBGMだ。 祝日ということもあって車内は混んでいたが、たった2駅だったので立っているのも苦ではなかった。東中野で降り、改札を出て、鉄板麺を止めてしまった大盛軒を横目に見ながら階段を降りて行く。橋を渡り、住宅街の中を進み、北新宿図書館へ着いた。 5枚のCDを返し、館内を見て回る。どうやらここにはCDの蔵書はないようだ。喉が渇いたのでウォーターサーバーで水を飲んでから退館した。 今来た道を東中野へ戻り、そのままアクア東中野へ。一度体を温めたのち、小プールゾーンに行って縁へ腰掛け、しばし瞑想する。その後交互浴を何度か行った。 風呂上がりに最寄りのコンビニに寄ったが、この店ではストロングゼロレモン350ml缶の取り扱いがないことを思い出した。 「今酒呑んだら超美味かろう」という心持ちになっていたわたしだったので諦めがつかず、他に呑めそうな酒を探した。氷結は論外、レモン堂という気分でもない。 「アサヒ贅沢搾りプレミアムみかんテイスト」を発見した。アルコール度数こそ4%しかないものの、果汁30%使用、しかも「ポンジュース」でおなじみの(株)えひめ飲料の“ポン果汁”を使用しているということだった。 ポンジュースといえば日本が誇るへヴィメタル・バンド、Sex Machinegunsの「みかんのうた」で「命の水」と謳われている飲料であるから、「百薬の長」と呼ばれている酒と合体しているのであれば、これはもう呑めば不老不死になってもおかしくない飲料であると優良誤認しても仕方がない。であれば呑まないわけにはいかないので、買って歩き呑みした。 しかし所詮は4%、一向に酔いが回らない。仕方がないので再び総武線を使って高円寺に戻ったあと、SEIYUにてストロングゼロ350mlを1缶買う。また風呂上がりということで水分補給もしなければならないという家庭の医学を心得ているわたしだからほうじ茶も買った。 帰宅し、パスタが200g余っていたのでレトルトのミートソースをぶっかけて平らげた。風呂に入り酒を呑み炭水化物をどっかり食べるという三神合体を行うと、そこには「眠気MAXでバッタリ倒れ屋さん」という悪魔が産まれた、こんごともよろしく。 そんなわけで20時前には布団に横になっていびきをかいていたと想像するが、深夜0時あたりに目が覚めた。完全に体内時計が狂っているそのことに対し、無職らしさを感じずにはいられなかった。 眠れず、どこまでを本日の日記にするか悩むほどで、つまりは横になったまま何をするわけでもなくそのまま朝を迎えた。

2023-11-04 16:08:29
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY35 夜早くに寝たので深夜に目が覚めてしまい、結局眠れず朝を迎えた。 7時くらいに部屋を出て、松屋へ朝食を食べに行く。期間限定キャンペーンで豚汁が100円(税込)で食べれるからだ、一昨日も豚汁を食べた気がするけれど。 UI最悪と謳われて久しい松屋の券売機だが、今回は食べたいものを事前に決めていたので購入に至るまでそう時間はかからなかった。 「Wで選べる玉子かけごはん」、小鉢に生卵と納豆を選び、追加で豚汁変更にする。ご飯は特盛まで量の変更無料だったけれど、大盛りでとどめておいた。 チケットを購入した時点で厨房にそのメニューが自動的に伝えられ、出来上がると受け取り口上部に掲げてある液晶モニタに番号が出るのでしばらく待つ。 自動給水機でコップにお茶を注ぐ。先日「親父が経営している食堂での"いらっしゃいませお冷"のお代わりをコールするのは心苦しい問題」に直面したので、こうやって自分で注ぐことができるチェーン店系システムは助かる。ほどなくして液晶パネルに自分の番号が出たので、注文した定食を受け取りに行った。 ごはん、豚汁、生卵、納豆というシンプルな構成でありながら、ザ・日本の朝食感が溢れている。豚汁はおろか味噌汁でさえ家では作らない孤独な初老高卒ハゲ親父であるわたしにとって、この定食は見ているだけでアイキャンディである。 納豆を混ぜてはご飯にのせて食べ、玉子を混ぜてはごはんにかけて食べ、時折豚汁をすすり、またその具を頬張り、卓上にある七味唐辛子をふりかけては味変し、水がなくなれば自動給水機で補充する。 朝からなんて贅沢な時間を過ごしているのだ。こんな贅沢が税込390円で得られたなんて......。 完食し、家に帰る。よし、贅沢ついでに寝てみよう。 寝たり起きたりを繰り返して、14時くらいに再び机に着く。昨日公開されたM-1グランプリ2023大阪エリア三回戦のネタ(40組分)を観るためだ。引き続きgoogleスプレッドシートにネタの内容やスタイルを付けていく。 ここまで観た感想として、「おれOOやるからお前XXやってくれ系」と、それに近い「何かの設定でボケが変なことしてるのを『ええーっ!? なんでそんなことするのーッ!?』って離れた目線で突っ込む系」というスタイルが多過ぎる。考えてみればそれはスタイルとしては半分コントみたいなものなのだから、M-1じゃなくてKOCに出ればいいのに、という気持ちを抑えることができない。偏見になってしまうが、大阪なんだからしゃべくり系の漫才がもっと見たかった。あとエジソン関谷、お前は三回戦に何回出てくんねん (白桃ピーチよぴぴも2回出て来たが、キモ可愛いから赦す)。 全部見終わったら精神的にかなり消耗した。散歩がてらSEIYUに出かけ、ピザトーストと麦茶、そしてストロングゼロ350mlを買って帰宅し、トーストしたピザトーストにタバスコをこれでもかとぶっかけて食べる。 M-1の予選もチェックしたし、晩飯も食べたしということで布団に横になる。断っておくが今のわたしは失業給付を受けるための待機期間中であるため働いてはいけないらしいし、今日は土曜日で面接をしようとしても企業側が休みなのだ。家事をすべきなのかもしれないが、無職たるもの、寝られるとあれば寝るのが作法だ。これは人生、寝るか寝ないかというその分かれ道で、「寝る」を選んだ、勇気ある無職の物語なのだ。 案の定昼夜逆転して深夜に起床、眠れない。 XのTLをチェックしていたら伊集院光が「寒くはないのにすき焼きが食いたくなり後輩誘ってすき焼き屋へ。」というポストをしており、スナフキンズの松永ボディのような勢いで「なんかすき焼きの口になってきたぁーッ!!」という感情が抑えられなくなったのでスマホで調べる。朝行った松屋の牛すき焼き風鍋は店舗限定メニューで、その店では取り扱っていない。すき家の牛すき鍋定食は11月7日からだ。となると吉野家、牛すき鍋膳か。駅前にある店がこの時間やっていることを確認した。 深夜2時半、すき焼きを求めて部屋を出る。11月に入ったというのに深夜もまだ軽装で歩ける気温である。見上げればおぼろ月夜、菜の花畑は見当たらないが、風流を感じる。 コンビニに入ってストロングゼロ350mlを購入し、歩き呑みしながら吉野家へ向かう。土曜深夜ということもあり、この時間でも通りには通りには酒に酔った若者たちがちらほらいる。しってるよ、君たちがこんな時間まで酒を飲んでウェィヨーとなっているのは......孤独を抱えているからなんだね......終電逃してヤケクソになってるだけかもしれないけれど......。優しい目を向けた。 深夜3時手前の吉野家にも、そこそこの客がいた。6〜10名といったところだろうか。最近リニューアルしたこの店舗は、以前の店員に注文を告げるスタイルからタッチパネルで注文するスタイルに変わっていた。迷うことなく牛すき御膳を選択し、ご飯大盛りで注文する。朝行った松屋と同じく、こちらも液晶パネルに番号が表示されてから取りに行くタイプだ。 かくして固形燃料でふつふつと煮立ったすき焼きを拝むことができた。溶いた玉子にお肉をディップしてからご飯にワンバウンド、そして口腔内へ。求めていたすき焼きの味が広がる。 早めにやっておいたほうがいいのが、鍋に入っているうどんの回収だ。ご家庭のすき焼きであればラストアイテムとして登場しがちなうどんが、ここでは既に鍋の中にセッティングされている。伸びないうちに食べ切らねばと思うが、焦るほど大した量も入っていないとわかると、これはこれでもうちょっとボリュームあってもいいんじゃないかなという贅沢な感想を持った。 すき焼き肉ワンバウンドからのごはん美味いよを繰り返しているうちにご飯はなくなり、鍋には野菜が残った。50過ぎの親父が一心不乱に食った結果が小学生の食い方と変わらないのである。 しかし、わたしが小学生と違う理由は3つあって、ひとつは年齢が上であること、そしてお野菜も嫌わずちゃんと食べれるということだ。特にここ最近はパンや麺類ばかりを食べているので、こう行った時にはきちんと野菜を食べておかなければならない。 白菜の歯ごたえやねぎの甘みを味わいながら、すき焼き鍋はそのつゆを残してからとなった。 理由の3つ目を言ってないことに気が付いたが、「理由を述べるときは『3つある』と前置きすると相手が信用してくれる確率が上がる」というビジネス目くらましを聞いたことがあったので書いて見ただけなので、3つ目は無い、すまぬ。 「やっぱこの時間にすき焼きは重いな」という率直な感想を抱きつつ、ふと顔を上げてみれば店内の客は私一人になっていた。食べ終えた膳を返却口へ下げ、お会計する。 店を出て時計を見ると深夜3時を過ぎていた。流石にこの時間、駅前のロータリーでアコースティック・ギターを弾くものや大声で何か訴えているものはいないが、人が居ないわけでは無い。おぼろ月夜と街灯に照らされた、動かずに体育座りでじっと朝を待っている人たちがチラホラといる。 こんな状態で朝を、少なくとも始発が出るまでのあと数時間過ごすなんて......そこにいる者が女性であれば、あくまでこれは相手からの心よりの感謝としての発言と考えて欲しいが......「助かりました、お礼に1ブロウジョブいたしましょう」という心遣いをしていただけるのであれば、自分の部屋に呼んでも良いのだが......いや起こるまい、見過ごそう。 帰宅。遊び呆けたその結果として帰宅困難者となったやつらを見たあとに寝転んだ布団はとても暖かく、良い夢が見れる気がした。4時過ぎに就寝。

2023-11-05 12:14:24
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY36 11時あたりに起きて即排便。 「あなた昨日タバスコぶっかけたピザトースト食ってましたよね!!」という刺激的レポートが肛門から報告される。上と下で辛さが二度楽しめる、それがタバスコ。 今日は午後から豊洲で行われている町中華フェスに行くのでとりいそぎ無職日記を書き、シャワーを浴びて着替える。 場所を調べようと町中華で飲ろうぜのXアカウント見たら「詳細はインスタで」と書いてあったがリンクは貼ってなかったのでインスタを立ち上げ、改めて検索したが、「豊洲へ集合」と書かれてはいるもののそれがどこだかは明記されておらず、「トヨス イウテモ ヒロウ オマッセ」と、ポートピア殺人事件に出てくるメッセージのような気持ちになった。 他のエントリに書いてあるかもしれないと探したが、土曜日の時点でグッズはほぼ売り切れていること、出店している店の悪口を書かないで欲しいこと、メルカリで転売しないで欲しいことが個人アカウントみたいなテンションで書かれており、そういうことする人はこれ読まないのになに書いてんだろという内容の長文を読んだ果て場所については書かれていなかったので、「担当者SNS下手くそか」と震えた。 結局町中華フェスの公式ページで場所を確認し、丸ノ内線で銀座まで行って有楽町線に乗り換え、豊洲に着いた。 ららぽーとの入口に町中華フェスのポスターが飾られていたが、動線が書いていないのでどちらへ行ったらいいかわからない。「来慣れてる人ならわかるでしょ」と言わんばかりの不親切さだったので改めてgoogle mapで調べると隣の建物だった。おいここアクセスに書いてたB2直結じゃないだろ、a1から出た方が早かったじゃねぇか。ららぽーとのHPからまんまコピペして確認しなかっただろ。 なんとか会場を見つけたが、14:00から始まるyoutube生中継が入るエリアはすでに人だかりで、その周りを一周して見たがステージを拝める隙間はなかった。ステージ前には座れるエリアがあるようだったがすでに満員で、またそこへどうやったら行けるかわからないという、非常に変なつくりの場所だった。 この時点で「見れない、音声聞くくらいはできる」ということがわかったので、来なきゃよかった、家でスマホから見てりゃよかったと痛感した。 メインの町中華キッチンカーのエリアに移動したがこちらも長蛇の列ができていて、どの店もすぐには買えそうになかった。「フラッと入ってビールでも呑みながら注文した中華を待つ」というのが町中華で飲ろうぜのスタンスだった気がするが、目の前にあったのは真逆の光景だったので、もういいや帰ろうと判断した。 すっかり忘れていたが、このイベントの主催はあの令和最大のクソフェス「ラジフェス」を生み出したTBS様だった。なぜそこに気づかなかったと猛省する。 飲み食いとグッズ購入のために用意した金を使うことがなくなったので、帰りはちょっと贅沢をして豊洲から水上バスのヒミコに乗って浅草にでも行こうかしらと乗り場に行ってみると満席だったので、電車で帰ることにした。 腹が空いていたのでコンビニを探して入る。ストロングゼロレモン350mlと3個入りのミニテリヤキバーガーを購入、390円。さっきのイベントで飲み食いだけで2,000円はかかるだろうと思っていたから、1/4以下の値段で満腹を得られたのにコスパの良さを感じた。 旧知のフェルディナント・ヤマグチさんからメッセが来ていた。俺が失業していることを知ったようで、「こんな仕事があるがよかったら紹介するよ」というものだった。凄くありがたかったが知り合いの紹介で入った仕事は何かで揉めた時にその人にも迷惑がかかるのと、いよいよ困ったということになるまでは自力でなんとかしたかったので丁重に断った。気にかけてくれているだけでも感謝しなければならない。 有楽町線のホームで電車を待つ。また銀座を歩くのはいやだから、ホームが直結している永田町で乗り換えようと思い、そこで降りる。丸ノ内線赤坂見附駅改札手前でふと赤坂サカスに行きたくなり、地上へ出た。 コンビニでストロンクゼロレモン350mlを買い、歩き呑みしながらサカスへ向かう。何か知らんが世界各国のブースが出ていて、ステージではこどもたちが合唱していた。プログラムには「ハンガリーの歌や踊り」と書いてあった。 会場内は程よく空いていたので腰掛け、酒を呑みながら合唱を聞いた。夕方近いがほどよい暖かさだったので、時折吹く秋の風が気持ちよかった。合唱はPAを通しているものの生声でも聞こえてきて素晴らしかった。いい時間を過ごせた。 最寄り駅まで帰って来て、本来使うはずだった金が手元にまだ残っていたので回転寿司へ行き、2,000円分ほど食った。 帰宅して布団に横になる。豊洲、マジで行かなきゃよかったという思いが未だにありつつ、それを経験することで次から明確に「行くだけ無駄」という判断もできるのだから、往復の交通費は授業料ということにした。 Xで検索すると、町中華フェスではキッチンカーの列にならんで中華料理を買うまでに1〜数時間待ちだと書いてあったり、列の途中で商品がなくなって、長い時間並んだあげく中華を食べられない人が出ていたことに唖然とした。 映像で見れば満員御礼、中華料理は大行列、グッズ完売といいことだらけにみえる。報告会議でそう伝えればイベントは大成功したと思われるだろう。でも俺は何も得られなかったし、俺と同じく何もできずに帰った人がひとりふたりじゃなかったことくらいは傍目でわかった。「大盛況」の作り方がいかにもテレビ的で、失望した。 横になってプラスマイナスで考えても無駄な1日だったと考えているうちいつの間にか寝ていて、また深夜に起きた。ここ数日はそのまま朝を迎えていたが、今日は朝まで寝れそうなので目を閉じて余計なことを考えるのをやめた。疲れていた。 何時に寝たのかなんてどうでもいい。

2023-11-06 10:41:27
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY37 9時起床、おっとなんですか、人並みに起きれたじゃありませんか。コンビニでパンとコーヒーを買って朝食を食べた後、無職日記を書く。 ネットで求人検索などしてたら昼を過ぎていたので、カップヌードル謎肉まみれを食べる。 今日は夕方からオンライン面接があるが、それ以外に予定は入っていないのでダラダラと過ごす。 自販機補充補助の日払いバイト斡旋電話が来たが、自分は今失業給付の待機期間中であることと今後は1日4時間以上週20時間以上働けないこと、またバイトができる状態になったらこちらから連絡することを告げ、「現場楽しいんでこれからもやります」とフォローも入れて電話を切った。現場は楽しいが、これからもやるかどうかはわからないな、と思いながら。 オンライン面談、相手側が複数名出て来たので緊張し、また使い慣れないビジネストークをしたのであちこちボロが出てあせったが、求められているスキルは全て満たしているのでそこに自信があったのと、結局のところは「わたしは一緒に働きたいキャラなのか」というところだと思ったから出来るだけ愛想よくして時折冗談を交えながら喋った。 終わってどっと疲れた。やるだけのことはやった、あとは相手側の判断、と気持ちにけりをつけた。相手側の笑顔を引き出したり明らかに興味を持っていただいた場面もあったから、これで落ちても悔いはない。 先日登録して「なんかうさんくせえな」と思っていた派遣会社、応募したのはやはり「釣り求人」らしく、それは落ちたがこんな仕事もあるからやりませんか、というメールが来た。 派遣勤めの長いわたしは、断られた時はお祈りメールのみ、他にやりたい案件がある場合には改めて登録する、というのが普通だと思っていたから、矢継ぎ早に振られて来た仕事に不信感を持ったし、見てみれば自分のスキル外の条件だったので辞退した。 すると5分もしないうちに次の案件紹介が来た。ウザいなと思いつつ読んでみると、今度は自分のスキルに見合った仕事だったが、一通り読んで驚愕した。 そこに書かれているのは求人内容と勤務時間だけで、給与も、休日も、保険のことも、そしてなんと雇用形態 (正社員、契約社員、派遣社員、個人請負など) も書いていなかったのである。 「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーッ!」と思ったのでメールについていた住所をグーグルマップに入力すると、その会社の評価が出て来た。 オール★1をいただいておりました、はい単なる手配師確定です!! 抜く (ピンハネする) 気満々だなおい。 もう関わりたくなかったので返信メールに「おまじない」をかけると、以降案件紹介はぱったり止んだ (この日記を書いている現時点でも来ていない)。 ひと段落したので頑張った自分にごほうび、とばかりの勢いで部屋を出てコンビニへ入り、ストロングゼロ350mlを購入し、歩き呑みしながら本日の晩御飯を考える。焼肉というほどのお祝いではないし、立ち食いそばでは可哀想すぎる。こういう時はサイゼリヤだ。 店に入り、テーブルに案内されると注文方法が変わっていた。コロナ渦に導入された手書き注文から、スマホでQRコードを読み取って注文するかたちになっていた。 えっこれスマホない人どうすんの? という一抹の不安を感じたが、そういう時は多分店員が注文をとってくれるのかもしれない。QRコードを読み込むと、注文画面が出たので一旦消す。 なんでお前らのためにわたしの貴重なギガを減らさにゃならんのだと思ったので、サイゼリヤのwi-fiにつないだ。1回90分まで、最大3回まで無料で繋げるそのwi-fi越しに注文する。お世辞にもスマートなUIとは言えないが、何をどうしたらいいかわからないという感じでもない。紙のメニューも確認つつ、ポチポチと入力して注文を投げた。 小エビのサラダ、辛味チキン、ソーセージピザ、白ワインデカンタ (小)で1,250円。 緊張の溶けた頭で今日の面接を振り返ってみると結構がんばってたんじゃないかなと再評価できたので、おいわいのボーナスステージとして新宿ゴールデン街に向かうことにした。 丸ノ内線を新宿三丁目で降りて長い地下道を抜け、E1出口を地上に上がると花園神社の横っ面の路地に出る。そこをまっすぐ行くと新宿ゴールデン街五番街の看板が現れ、それを潜っていった数件先が目指すSea&Sunである。 本日の担当はキャプテンことドルショック 竹下さんで、ドリンクは白濁マン汁を頼んだ。ギョッとする名前だがもちろん使われているのは本物のマン汁ではない。この店には他にも「ヤッちゃいなブルー」「おしっこハリケーン」「モエ・ションベン」など、完全にどうかしている名前のカクテルが並ぶが、名前で遊んでいるだけで食品衛生法的にアウトなものは一切入っていないのでご安心めされ。 Sea&Sunの良いところは、全く知らない客同士がエロ小噺ひとつであっという間に意気投合するところだ。とんちの効いたパンチラインの強烈なエピソードトークをするお客さんもたくさんいて、黙って飲んでいたも楽しい (わたしは結構喋り倒すけど)。 途中から遅番のレジェよさんが来て、「こないだ男性にふざけて股を開いたらまんカスがついていて恥ずかしかった」という話を切り出したので、「次からは"寒くなって来たのね、霜が降りてるわ"とごまかしたらどうだろうか」と提案すると採用されたっぽかった。 結局白濁まん汁を3杯飲んで、終電前くらいにお会計。帰りしなコンビニに寄り、ストロングゼロレモン350mlを買って家で一本空けてから就寝。しばらくぶりに他人とたくさん会話した、充実の一日だった。

2023-11-07 13:15:43
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY38 10時くらい、強い風の音で目がさめ、同時に心が気圧に持ってかれて昼くらいまでだめだろーなーと予想する。 意味もなく、しにてー、という言葉が頭をぐるぐるする。これは今窮しているからではなく、単なる症状だということはわかっているので放っておく。腰が悪くてジンジンする、とか、歯が痛くてそればかり気になる、というのと変わらない。本当は特に死にたくもないし辛くもない。何も考えたくない、というのが一番近い気持ちかもしれない。一番良いのは寝逃げだが、眠くもないので起きてみる。 応募した派遣の進捗電話一本。進めてもらうようお願いする。この案件が決まれば以前と同じく月々10万程度は貯金ができるような生活に戻れる時給だが、内容に関しては時給は低くなるがこれよりやってみたい仕事があるので、優先順位としては2位だ。まあ話が進まなければそこまで、取らぬ狸の皮算用となり、そんな目にここ2ヶ月で何度も会って来たからあまり期待はしないでおく。 そういえば火・水はTOHOシネマズで映画が1,300円で観れるのだったと思い出し、平日の昼間に映画を観るなんてこの無職の間かその日に休める仕事に就くかくらいしかないから、「ゴジラ -1.0」を観に行くことにする。 ネットから予約しようとしたら会員カードの有効期限が切れていると警告されたので更新し、14:20分の回を予約した。見れりゃいいからIMAXレーザーでもMX4DでもDolby-ATMOSでもない普通のスクリーン。 丸ノ内線で新宿まで移動し、TOHO新宿へ。売店でビールとポップコーンMキャラメルを買い、上映スクリーンへ移動する。客入れ中のどうでもいいプロモーション動画を延々見せられるなか、ポップコーンを頬張る。Sだと足りないがMだと上映時間中に食い切れないかもしれないという量なので、本編前から食べ始めるのだ。 「ゴジラ-1.0」、戦闘シーンの画はかっこよかったけど、話はつまらなかった。 攻撃後の常套句として使われる「やったか⁉︎」と言うセリフを聞くたびに、「バッチシやってて次のカットでサクッとエンドロール流れたら超最高なのになー」と思いながら観ていた。 大げさな演技と説明台詞で騙されそうになるが、ストーリーはあちこち滅茶苦茶である。観終わってから思い出そうとしてどうしても思い出せないのは、「ゴジラが銀座から海へ帰った理由」だ。あのパートはただ単に初代ゴジラのオマージュがしたかっただけで、本当にあんな大惨事状態になったらGHQも黙っちゃいないと思うのだ。 そのGHQがゴジラという脅威に対して静観を続けた理由が「ソ連を刺激したくない」だったから、ひょっとしたらゴジラはソ連の太客じゃないかと考察した。 〜〜〜 ゴジラ「嫁さんに服でも買うたろ思て銀ブラしに行ったら戦車で撃たれましてん」 ソ連「それは許せませんなー!! 嫁はん思いのあんさんに日本はそんなことしまっか」 ゴジラ「そらワシもキレたから手ぇあげましたがな。それでハッあかん、ワシ洋服買いに来たんやったって我に帰ったらあたり一面焼け野原ですわ。トボトボ帰りながら、『銀座壊してもうた、もう嫁はんに綺麗なおべべは買うてあげられへん、そもそも服買いに来ただけやのに、ワシに人権は無いのか』ってたいがい凹んだんで、もう人間とはかかわらんとこ思いますねん。せやから今後はソ連さんとこからもウランとか買うのやめよう思てるんですわ」 ソ連「ちょちょちょ、ちょっと待ちなはれ!! そりゃ困りますがな!! あんさんのような太客に逃げられたら国が傾きますわ!! もう一回、もう一回だけ日本行ってみなはれ。いきなり東京湾からこんにちわーって上がって行ったのがあかんかったのかもしれん。いきなり来たからお茶菓子準備する暇もなくて発砲したんや、戦車に悪気はなかったんやて。せやから今度はいきなり品川に行くのはやめて、相模湾あたりからゆっくり向かいなはれ。「服買いに来ただけなんですよー」ってのんびりした態度で、山とか田んぼとか眺めながらお上りさん決め込みなはれ。銀座やのうてアメ横行きなはれ。アメ横の店員さんなら銀座よりよっぽど人情があるから、『ああ、婦人服ならこちらにになりますよー』って笑顔で案内してくれるて」 ゴジラ「せやろか。でもなぁ、今あそこGHQおりますやろ? ワシ一回やらかしとるから、また行ったら今度はあいつら出てくる思いますねん。シマ荒らされたないわいうて、東京駅あたりで足ひっかけられて、倒されたところに変な飲みもん建機使うて口から注いで固まらせよ、みたいな作戦立てられてたらかないませんねん」 ソ連「それやったら私の方からGHQにガーン言うときますわ!! 『うちのゴジさんになんかあってみい、わしんとこで作っとるツァーリ・ボンバ東京にジャンジャン落としたるからな!!』言うて脅したら手は出せませんわ!!」 ゴジラ「ソ連さん......あんたワシのためにそこまで......」 ソ連「泣かんでもよろしい。......嫁はんの着物、ええやつが見つかるとええですな」 GHQ「ソ連を刺激するわけにはいかない」 〜〜 1,300円で観たので、同じ値段で食えそうな食事で例えれば、刺身定食の刺身は美味かったけど一緒についてた他の飯から何からは見てくれだけで全部マズかった感じだ。そう思ったらお目当ての部分は良かったから一応満足したわけだし、たかが1,300円ぽっちの出費に怒るのも貧乏くさいので腹は立たなかった。 帰宅して昼寝。起きたら22時くらい。昼に起き、日中特にやることはなく、昼寝して、夜徘徊する。どうやら無職が板について来たようだ。 先日うっかり食べ損ねたカレーそばが食べたくなったので、SEIYUに行って袋そば、それからトッピングに揚げちくわ、そしてストロングゼロ350mlを買って家で調理。お湯を沸かしながらゴーゴーカレーのレトルトパックを突っ込んで湯煎し、沸騰したらそばを投入、丼に麺を移し、揚げちくわを入れ、上からカレーをかけてよく混ぜる。 実はゴーゴーカレーのルーは米より麺の方が合うんじゃないかと思っている派で、実際メニューにカレーうどんがある「ゴーゴーカレー丼丼」を食べに金沢まで行ったことがある (現在も販売しているかは不明)。 期待を裏切らずカレーそばは美味かった。丼を洗うのは明日にして水だけ張り、ストロングゼロを飲みながらほろ酔い気分でしばらくネットサーフィンしてから就寝。

2023-11-08 11:27:23
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY39 10時に起床し、日記を書く。 派遣のコーディネーターから電話あり、一昨日オンライン面接を受けた優先度No.1の派遣案件、お見送りとのこと。デザインのレベルが足りないらしい。ビジネス系だったし、働いても続かなかったのかなと思うと仕方がない。営業担当の方には面接前に別途打ち合わせの時間いただいてまで挑んだので申し訳ない。 ポートフォリオはこれまで作って来たものを見せたが第三者に見せても良いものがエンタメ系のものばかりだったので、別途自分のスキルを見せるために様々なパターンの提出用バナーを作ろうかと考えるが、業務で採用されたものでないものを見せて意味があるのだろうか、と悩む。 コーディネーターからは改めて仕事の紹介を2件いただくが、どちらも自分が今やりたいものではなかったので辞退する。ほぼ年齢で弾かれる歳になったのだから、次はそのポートフォリオとやらに貯められる成果物が作れる現場に行きたい。 頭を切り替えて求人検索、「やれるやつ」ではなく「やりたいやつ」に絞ってポチポチとエントリーしていく。 天気予報で夕方まで雨が降らないことを確認し、布団を干す。 伊集院光がXとラジオで紹介していた「さよならほやマン」を観に行くことにする。劇場を調べると最寄りは新宿ピカデリーだったので、会員登録してから16:00の回の席を押さえる。通常料金の2,000円なら行かなかったろうが、今日水曜日はサービスデイで1,300円で観れるのだ。 時間があるので行く途中で図書館に寄ろうと思い、大久保図書館の位置を調べる。丸ノ内線で新宿三丁目まで出た後、副都心線に乗り換えて東新宿まで。歩いて5分ほどでその場所に着いた。 CDコーナーでDigる。普段聞きたいものがある場合には家からネットで検索するのだが、こうやって自分の目で棚を確認すると思いもよらなかった掘り出し物など見つけるので、各区で貸出カードを作った際にはなるべく区内にあるそれぞれの図書館に足を運んでチェックすることにしている。以下の5枚を借りた。 ・阪神タイガース選手登場曲集 2013 "猛虎の出囃子" / オムニバス ・ライブ2003 / コールドプレイ ・ゴールデン☆ベスト (欽) スーパーベスト / オムニバス ・TOKYO / ベッド・イン ・三遊亭円丈落語コレクション 9th. 居残り佐平次/強情灸 円丈のCDは他にもあったが、基本新作をやっている彼が古典を納めていたので興味を持った。阪神タイガースとコールドプレイは時事ネタということで。 新宿ピカデリーのビールはネットで調べたところTOHOより50円高い850円だったので、図書館から映画館まで移動する間にストロングゼロ350mlを歩き呑みで一缶キメた。家から図書館までも一缶キメていたが、これで映画が終わるあたりまでは大丈夫だ、という何かの確信を得た。 図書館から20分ほど歩いて映画館の入口まで来た。困ったのが空き缶の処理である。仕方がないので中身が残ってないか確認してからバッグに入れた。最近とみに、自動販売機はあるがゴミ箱は無いというケースが増えている。売るだけ売っておいて、どこに捨てろというのか。わたしの場合は空き缶用のゴミ箱があるコンビニを探してそこで捨てているのだが。 ロビーに行くと、新宿タイガーさんを発見した。とはいえ知り合いではないから、遠目に確認しただけだが。 ポップコーンセットを買うことにした。ドリンクはホットコーヒーにして、ぼんやりしている頭を醒ます。上映スクリーンは5、エスカレーターを上へ上へと登っていった9Fにある。 場内に入ると、最前列中央に新宿タイガーさんが陣取っていた。実は映画通な彼がわたしと同じ映画を観に来たのだ、と分かると少しだけわくわくした。 映画の内容はというと、「借金返済が滞っている主人公が、ふとしたきっかけで奇妙な共同生活をはじめた女性漫画家からもらった金で昔町おこしに使われた「ほやマン」の着ぐるみを使ってユーチューバーで稼ごうとする、というところが中盤まで。そこからは急転直下で映画は終わった。 ポスターと予告だけ見た限りでは、町おこしコメディかなにかなのかなという予想をしていたが、中盤以降はかなり暗い展開になっていた。兄弟二人がはしゃいでいるところがポスターに採用されているが、女性漫画家がほやを食べているうしろで兄弟がカップラーメンを食べている、みたいな感じの方が惹かれる人は惹かれたんじゃ無いかなと思う。 緑の髪の女性漫画家 (演・呉城久美) が出るたび、「うわー、ドルさん (ドルショック竹下) みたい」と思わずにいられなかった。キャラの性格もスタイルもドルさんとは違うのだが、なんとなく、「ひょっとしたらモデルはドルさんなのでは」という程度に幻影を見た。 明るく陽気なバカ兄弟のオフビートなコメディ、という話を観たかったわたしには、「ああ〜なんか重たい話になってきましたねぇ......」という雑念がぬぐえず、陽気な音楽をバックに抜けのいいラストのロングショットを見ても、「あなたたちはそれぞれ気持ちの整理がついたかもしれないけれど、わたしはなんかしっくりこない......」という気分のまま映画は終わった。 しかし昨日のゴジラ -1.0からの今日のさよならほやマンという、「海上に海産物が大量にプカプカ浮いているカットが出てくる映画」を連日見ることになるとは思わなかった。 ピカデリーを裏手から出てコンビニに入り、ストロングゼロレモン350mlを買って歩き呑みする。丸ノ内線新宿駅のホームでぼんやりしながら飲み干して帰宅。 ざる蕎麦が食いたいと思って新高円寺駅直結のクィーンズ伊勢丹によるが、2人前500円越えで手が出せなかった。さっき1,030円のポップコーンセットは買えたのに、この値段の夕食に直感的なストップがかかるということは、わたしの脳内大蔵省 (例えが古い) が「あなたそろそろ散財をやめなさい」と警告しているのかもしれない。 とりあえず蕎麦はやめて近所のコンビニに入り、ストロングゼロレモン350mlを買う.....が、いつも並んでいるはずのそこには誰一人いなかった。う、売り切れか......わたしがそう思った刹那、冷蔵庫の奥から何かが滑って出てくる音が......す、ストロングゼロレモン350mlが! 1缶だけ!! 昔コンビニのバイトをしていたから知っているが、コンビニの飲み物冷蔵庫は裏側から人間の手により補充されるシステムになっている。冷蔵庫の中 (バックヤード、ともいう) で他のドリンクを補充していたバイトの子がわたしが来たことに気づき、「あっ、"ストロングゼロおじさん"だ!! はっ、今レーンには在庫が無い!! いつも一缶ずつしか買わないから、とりあえずこの1缶を流さなければ──」とばかりに出してくれたのだろう。ありがたくゲットしてレジへ行き、購入した。 一度帰宅して荷物を置き、布団を取り込んだあと求人系のメールをチェックして、再び晩御飯を求めて外へ出かけた。ほっともっとで唐揚げ弁当を買おうとしているわたしがいる。さっきの500円越え蕎麦は買うのを躊躇したのに、ほぼ値段の変わらない唐揚げ弁当は帰る。足りなかったのはカロリーと油だったのか。 帰宅して弁当を平らげ、youtubeでBLACKHOLEの「徹底討論! 『ゴジラ-1.0』とゴジラ映画は何を目指すのか?(高橋ヨシキ+柳下毅一郎+てらさわホーク)」を観る。全部で2時間半あり、1時間ほどしたところで眠くなったので布団で横になってスマホで続きを見ているうちに寝落ち。

2023-11-09 13:51:18
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY40 10時、スマホにメール着信。求人案件でWebページから回答が必要なものが来ていたので起きる。持っているスマホがiPhoneの第一世代なので画面が狭く、入力ごとをやる時はMacBookを使わないとストレスになるのだ。返信したので寝床へ戻り、横になったまま昨日途中まで見たBLACKHOLEの続きを観つつ、二度寝する。 12時あたりに起き再びメールチェックをすると、先ほど返信した求人案件にはポートフォリオとして動画の成果物も必要とのことで、15年以上前に作ったドライブレコーダーのPVなど、仕事として作ったものをyoutubeに限定公開してURL送る。一応見返したが、「よくこれで金もらえたな」と自分で思う程度に稚拙だ。そう思えるだけ今は成長しているということでもあるのだろうが、腕が上がったかといえばそうでもない。 きんたま画伯としてはyoutubeにMADはじめ作ったものを結構な数アップしているが、当然これらを見せるわけにはいかない。「動画編集ができますか/AdobeのPremiereは使えますか」という質問なのだから、それらを見せればスキル的に全く問題ないことをわかってもらえるのだろうが、良い顔はされないだろう。逆にそれが喜ばれるような仕事があれば、ぜひそこで働いてみたい。 腹が空いたので湯を沸かし、「カップヌードル 担担」を作って食べ、無職日記を書き、寝落ちした分のBLACKHOLEを最後まで観る。 どうにもやる気が出ず、二度寝。ゴミだけはこまめに出しているので、汚部屋でよく見る部屋中ゴミ袋だらけということにはなっていないのだが、そのうちやればいいと思って増えていく洗濯物や、30分もあればだいぶ整理できるはずの乱雑に積まれた書籍・書類などを片付けることができない。「やったところで何が変わるんだ」という一種の諦めにも似た気持ちが頭の中を占拠する。重い腰上がらず、昼寝。 17時あたり起床、相変わらずただぼーっとするだけで時間が過ぎていく。 DMで、「派遣でお顔合わせまで行ったのに落ちるって違法 (労働者派遣法第26条第7項違反) では?」という、わたしのことを心配して送ってくれたのであろう質問をいただく。 今回に限らず、顔合わせしたのに落ちるなんてことは業界最大手の派遣会社含め業界ではバンバン横行している行為だ。しかし罰則がないので、この法律は事実上形骸化している。 実際顔合わせの質問において、「年齢を聞いてくる」「『お仕事開始となった場合』という言葉が派遣先の採用担当者から出る」ことはザラだし、「お顔合わせを断ると落ちる」「スキルシートを送った上で会っているはずなのに、お顔合わせのあとで『求めているスキルに足りなかった』という理由で落ちる」ことなども日常茶飯事だ。 しかしそこで「派遣法違反じゃないですか」とゴネて無理やり働けたところでどうなるだろうか。一回契約 (大抵初回は2〜3ヶ月) 働かせてくれたとしても「やはり弊社で必要とするレベルになかった」と言われてクビを切られるのがオチだ。 わたしとしては「お顔合わせに来た、もしかしたら同僚となる人たちが、一緒に働いてストレスが生まれない人物かどうか」を重要視している。採用前はお互いビジネスモードで接しているので、実際に働きはじめて人となりが見えて来たら (それが理由で辞めたくなるほどの) ひどい性格だった、なんてこともあるけれど。 また派遣労働者に年齢制限は無いので、歳がいってるからということを理由に不採用となるのも違法だが、実際には例えば採用情報のリード文とかに、「30代の女性が活躍中です!!」というアピールをしているところはそれ以上の年代の女性、また男性は採らないと思って良い。 Webの求人サイトにはお仕事検索の絞り込み条件として「ミドル活躍中」「シニア活躍中」などあるが、そのフラグが付いていない案件は若いやつしか採らないと思って良いし、求人ページには「フレッシュな20代が多数働いています!!」など書いてある。とんちを使ったやりかたで法律をうまくすり抜けながら企業側は人を探すし、また派遣側も暗黙の了解でなるべく企業の欲しがる人材を紹介している。 だからいくらその仕事がしたいと思っていても、「あ、これ年齢・性別選んでるな」と求人情報から読み取れる案件には、わたしはそもそも応募しない。 いくら法律作って綺麗事言ったって、現実はそんなものなのだ。いわゆるザル法である。 以上が「お顔合わせをしたのに営業担当から、『今回はお見送りということになりました......』という電話 (違法なのでメールで返せない) を何度も受けた、わたしの経験則」だ。派遣社員という働き方は性に合っているので、そういったグレーゾーン含め清濁併せ吞む覚悟で引き続き仕事を探していこうと思う。 夕食に何を食べるか考えている間に時刻は21時を過ぎた。とりあえず散歩に出かける。コンビニに寄ってストロングゼロレモン350mlを買おうとするが、suicaのチャージが100円もなかった。ギリ買える程度の小銭を持っていたので、現金で払った。なんだか少し貧乏の匂いがして来たぜ。 いつもの通り駅前まで行き、とりあえずATMで3千円ほど下ろし、うち2,000円を駅の券売機でsuicaにチャージする。そろそろ贅沢をやめないと大変なことになる、とわたしのスパイダー・センスがtinglingしたので、外食は止めてSEIYUに行くことにした。 はじめは袋蕎麦を茹でて食べようと思っていたが、朝も麺だったしご飯と会うやつがよいと考え、気がつけば「豪州産味わい葡萄牛ももステーキ用」238gパックを手に取っていた。税込717円である。 こんな大きさの肉をしばらく食っていないことを思い出し、もし今日どうしても肉が食いたくなり、この大きさのももステーキを外食で食べたなら酒込みでおそらく諭吉はくだるまいと考えると、英世でおつりがくるのであればマジお得、ということで買い物かごに入れた。 野菜も取らねばとキャベツ千切りパック、しかしドレッシングがないのでみなさまのお墨付きのごまドレッシング、そしてごはん (小)をゲットし、またこれらを胃に流し込む飲み物、サポーテッド・バイ・ストロングゼロレモンも購入した。そのお会計額は先ほどチャージした金額の3/4程度を奪い取る猛者で、チャージした意味を問われるほどの出来事でもあった。 帰宅し、フライパンを温めつつ肉のパックを開けて下ごしらえ用のスパイスであるマキシマムを振りかけなじませる。ソース派だったわたしがスパイスだけで満足する美味さ、それがマキシマム。 温まったフライパンにBOSCOのエキストラバージン・オリーブオイルを敷く。肉はジュウという音を立ててそこに寝そべり、しばらくしてから寝返りを打つ。焼き加減はウェルダン、だがナイフを入れて赤さが残っていても問題ない。 満腹となり、頃合で寝た。食ってすぐ寝ると牛になるというが、だったら今夜わたしがした行為はカニバリズムということになるのだろうか。 軽く手慰みをしてから就寝。

2023-11-10 10:29:03
きんたま画伯 (タイタンの学校6期生) @kntm_info

無職: DAY41 8時起床。というか、毎日は8時に目覚ましは鳴るのだ。 自分が目覚ましに使っているのはSONYのICF-CD7100というやつで、わたしが埼玉県和光市の理化学研究所というところで働いていた時に、別部署 (結構凄いとこ) の人から「えっあなたきんたま画伯なんですか、これはどうも」という感じの人から「離婚して一人暮らしを始めたと聞き、また目覚まし時計が欲しいということもfacebookで読んでいるので、今度お互いの部署でMTGすることがあるからその時渡します」と行ってもらったやつなのだ。 そのSONYグループに先日派遣の仕事で選抜されてお顔合わせまで行って (派遣法的にはお顔合わせを面接とすることは違法だしSONYグループには全世界的にコンプライアンス部などもあるだろうに何故か) 落ちたのだが、それについては本日の日記では問わない。何故なら私はSONY銀行でWebリニューアルのサポート役として働いたこともあるし、プレイステーションでおなじみソニー・インタラクティブエンタテインメントが入っていた青山安田ビルでも (SCE撤退後に入ったテナント内で) 働いたことがあるからだ (1階にマクラーレンが入っていて、働き始めた当初はテール先に週刊少年ジャンプのロゴが入ったF-1が飾られていた)。 (ゲーム批評に載っていた) 飯野賢治がプレステにマジックで殴り書きした程度に、わたしも「ソニー大好き」なのだ。 上記パラグラフについては、「えっ、天下のソニーさんが『お顔合わせ』という名目で実質面接をしていたんですか」と捉えていただいて構わない。武士の情けで部署までは言わないが、派遣元の営業担当が行う"事前リハーサル"含めお顔合わせのteamsミーティングで派遣法的には結構アウトな言葉が並んでいたのでとりまここにメモっておく。 「そんな意識なら行かなくてもいいや」と思った派遣先なのでそれはともかく、今日は燃えるゴミの日だ。前日にまとめておいたビニール袋を収集箇所まで持って行って置き、害虫よけの網をかぶせる。 何かをやり遂げた気がしたので二度寝し、9時くらいに再び起床、無職日記を書く。 書くとまた眠たくなるもので、布団に着く。 正午あたりにまた置きて、腹が空いたのでコンビニへ行き、食パンとホットコーヒーを買う。帰宅してから食パンはサンドウィッチにするが、そこに肉は無い。糖質が抑えられたマヨネーズをビューッとかけ、二つ折りにしてサンドウイッチのテイで食べる。 食い終わり、M-1グランプリ三回戦東京83組を全部チェックする。 アマチュアのナユタが気になる。決勝まで行けば変ホ短調以来だが、島田紳助が持て余したあのコンビとは違い、しっかり面白い。ここ数年、M-1決勝剣の醍醐味は「ファイナルラウンドで一番面白かった奴が勝ち」という、それまで吉本興業がどれだけ細工をしようとも、下手な裁定を下せばブーイングを食らうという、「ここだけはガチ」という展開になって来ていて面白い。 「M-1優勝したら引退する」と豪語して止まないゆにばーすは今年も、「下ネタを言うことを厭わないはらちゃん」というキャラ推しで準々決勝へ進出していた。しかしゆにばーすが貫いて来たこの路線のこのネタを見て「優勝できる」とは思えなかった。 ファイナルラウンド用にとびっきりのネタを用意しているのであれば期待したいが、「優勝する気でいる割には案外時代読めてない」という感想しかなかった。 もちろん川瀬名人が「こういうネタで天下を取りたい」と思っているのであればそこに対して何もいう気はない。間違っているかもしれないことが審査員に響いて優勝したコンビがいなかったわけでは無いから。 閑話休題。 数年前までハードコアチョコレートのMUNEさんが経営するBAR「バレンタイン」でよく見かけた、MUNEさんが「弟子」と呼び当時「ブチャラテ」というニックネームをつけられていた「しらんやつら」の「しらんやつ」が三回戦に出ていて、しかもいつの間にか吉本所属になっていた。 求人案件のメール、スキルについてトンチンカンな質問が来ていたので整理して返信。これで進捗しても怖いわーと思うが、働くことになれば阿呆みたいに金はいいので一応丁寧に質問など返しておく。 気がつけば日が暮れていたので散歩、最寄りのコンビらに寄ってストロングゼロレモン350mlを買って歩き呑みし駅前まで行き、ATMで金を下ろしてsuicaにチャージする。 金はあるものの節制しようと思いSUIYUに行き、そういえば最近シンクの流れが悪いとパイプスルー的溶剤を買い、メシは明太フランスとキャベツの千切りを買う。 たいらげ、布団に横になって呪術廻戦の40話視聴、相変わらず渋谷の書き込みとアクションの手順が凄い。 神田伯山の「中村仲蔵」、新バージョンがyoutubeにアップされたというXのポストを確認するが、こちらはM-1の第三回戦をチェックし終わった上で改めてしらふの状態で見たいのであとにまわし、就寝。

2023-11-11 21:21:32
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