【ヌキ有り】レーザー髭医療脱毛体験レポ【実録３年間】

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

足掛け３年かかったヒゲ脱毛、ようやく一区切り。 興味はあるけどあと一歩手が出ない、という人も多いらしく、ある意味では貴重な経験かと思い、せっかくなのでレポします。 少々長くなりますが、お付き合い願います。 ※広告アフィありません

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

私自身、ヒゲの濃さ自体は人並みといったところでしたが、面倒くさがりは人一倍で、毎朝のシェービングを省力化するべく、髭脱毛に興味を抱いたのでした。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

いわゆる髭脱毛は２種に大別されます。 １つは”皮膚科”にて施術する「医療脱毛」なるもので、いわゆる永久脱毛効果があるとされるもの。 もう一つは、”脱毛サロン”にて行う単なる「脱毛」で、永久的な効果はないとされるものです。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

両者の原理をシンプルに表現すると、ともに「光を肌に照射して毛穴を焼く」というものですが、最大の差異は「光線出力の強度」です。 医療脱毛は、医療機器として認定された強いレーザーを照射することができますが、サロンでは医療機器を使用することができず、必然的に効果は医療脱毛に及びません。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

サロンの光脱毛器であれば、無資格の素人でも好き勝手照射できるかもしれませんが、医療レーザーを患者に対して照射することができるのは、当然医師か看護師となるため、コストは当然に医療脱毛が上です。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

金額はピンキリなのが正直なところですが、３年前時点での千葉界隈における医療脱毛相場は６回１セットで１０万円弱、通い放題で３０万円程度といったところだと記憶しています。 男性と女性では料金システムが違うところが多いため、注意が必要です。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

また、一口に「ヒゲ」といっても、あなたが想像するヒゲの範囲と、先方の言うそれの範囲は異なります。 あなたは顔の下半分に生えている毛をすべて「ヒゲ」と思うでしょうが、先方は「生えている範囲が広いですね…これは①鼻下＆口②頬もみあげ③首の３か所分料金がかかります」となるのです。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

先程述べた金額については、これら３か所を合計した金額だと思って下さい。 電車の中吊り広告なんかでは、だいたいこの３分の１くらいの料金が表示されていますが、理由はこういうことです。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

閑話休題、先程「脱毛は光を当てて～」と述べましたが、これ以外にも「毛穴に針を刺して電気を流す」という方法があるそうです。 しかしながら、痛みや費用、時間、手技練度の面からデメリットが多く、レーザーによる脱毛が圧倒的多数派なのが現状です。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

サロン脱毛は安さが魅力ですが、私は「時間と手間を金で買う」という最大の目的があったので、迷わず医療脱毛を選択しました、 次に生じる大問題が、従量課金制にするか、通い放題にするか、です。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

結論から言うと、どちらかといえば通い放題をお勧めします。 この理由を述べるには、まず毛の仕組みについて説明する必要があります。 毛はそれ自体が一つの生き物といっても過言ではなく、生と死のようなサイクルがあります。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

毛は当然毛穴から生えてきて、伸び、最後には抜けます。 毛が抜けたあとの毛穴は、暫くお休みして英気を養ったのち、ふたたび毛を生やします。 これらのサイクルは、毛の一本ごとにバラバラです。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

毛の生えた肌にレーザーを照射したとき、毛根（厳密には周辺組織も含みますが、便宜上割愛します）を焼くことができるのは、まさに成長途上のものに限られ、お休み中の毛穴など、サイクルを外れてしまった毛根には効果がないとされています。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

つまり、どんなに強いレーザーであっても、一度当てただけで肌がツルツルになることはないのです。（肌ごと焼き切るほど強いレーザーを当てれば理論上は全ての毛根を焼き切ることができますが、また別の問題が生じます）

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

そんなわけで、毛を減らしていくためには、人が耐えられるレベルの出力のレーザーを複数回照射することが求められるわけですが、ここで気になるのは「何回くらい照射すればツルツル無毛になるのか」ということです。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

こればかりは、個人差によるとしか言えません。 これまた結論から言うと、脇は６回でほぼ無毛、１２回で完全無毛になりました。 髭は１８回照射しましたが、いまだ毛は残っています。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

（超超超ざっくり言うと）光は、黒いものに当たると熱エネルギーに変換されます。 日光を浴びたとき、白い服よりも黒い服を着ている時のほうが暑く感じる現象と同じだと思って下さい。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

肌にレーザーを照射すると、白い肌は光を透過しますが、黒い毛根は光を吸収して発熱するため、その熱でもって毛根を攻撃するというのがレーザー脱毛の原理ですが、日焼けをしていて肌が黒ければ、透過する光の量が減り、毛根へのダメージも減ります。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

同じ原理で、毛根が深い位置にあるほど、光が届きにくくなり、毛根へのダメージは減ります。 さらに同じ原理で、白髪にはレーザーが効きません。 来る老後の排泄介護に備えて下半身の脱毛をする方もいるそうですが、若いうちしかできません。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

そんなわけで、満足いくまでに何回の照射が必要かは誰にも分かりません。 私は元々かなりの色白だったので、日光を浴びていない脇下は特に色が白く、レーザーが効きやすい状態にあり、比較的少ない回数で脱毛が完了しました。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

が、ヒゲも同じかというとそうではなく、日常不可避な日焼けにより多少色がついていたこともあり、１８回の照射でも完全ツルツルとはいきませんでした。 毛根の深さもそれなりに影響があり、比較的浅い頬はほぼ無毛となったものの、比較的深い顎下などはまとまった範囲で毛が残っています。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

最悪の場合、全然毛が抜けないとか、頬も顎もツルツルなのに鼻下7だけ残ってチョビ髭になってしまった、なんて事態も想定できますので、このへんのリスクは覚悟しておきましょう。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

脱毛をしていると、辛いことが２つあります。 １つは脱毛による痛み、もう一つは「日焼けができないこと」です。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

毛根を攻撃するほどの強いレーザーを肌に当てるのですから、当然痛みが生じます。 このへんはクリニックからも説明があろうかと思いますが、恐らくほとんどの方は、この痛みを見くびっていることでしょう。

✺尊師ビ一ルたん男爵✺ @hearts_on_beer

痛みに関する説明の際、よく用いられる表現が「輪ゴムで弾かれる程度の痛みです」というものです。 捕らぬ狸の皮算用よろしく、お肌が無毛ツルツルになった幸せなビジョンを夢見ているあなたは、「あぁなんだ輪ゴムか、大したことないじゃん」と、きっと感じるはずです。