ジャングル都市の道路を３週間封鎖していたデモ隊、老教授に射殺される「人殺しになる気か！」「お前が最初でいいのか？」

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パナマで銅鉱山取引に反対する抗議活動が致命的な事態に発展

CNN

ここ2週間パナマを騒がせている採掘反対デモは、火曜日に一人の男がデモ参加者2人を射殺したとされ、警察発表によると、致命的な事態に発展した。

かつてツイッターとして知られていた「X」に傍観者が投稿した冷ややかなビデオには、パナマの首都から南に約50マイル離れたパン・アメリカン高速道路を塞いでいるバリアーをデモ隊に撤去させようとし、その前にピストルを取り出して発砲する、渋滞に不満を抱いているらしいみすぼらしい老人の姿が映っていた。パナマ国家警察は後に、銃撃現場で容疑者を逮捕したと発表した。

この異例の暴力事件は、1980年代にマヌエル・ノリエガの独裁政権に反対するデモのためにパナマ国民が大挙して通りに押し寄せて以来、中米諸国を襲った最大規模の抗議デモの最新の火種となった。

数週間前から、カナダの鉱山会社の現地法人であるミネラ・パナマ社が、電気自動車用バッテリーの主要部品である銅を採掘するために結んだ採掘契約が物議を醸していることに対して、何万人もの抗議者が怒りを爆発させている。

この契約により、カナダのファースト・クォンタム・ミネラルズは、熱帯雨林に囲まれた露天掘り銅鉱山を今後20年間再開することができ、さらに20年間延長する可能性もある。

環境保護活動家たちは、この鉱山は飲料水を汚染し、同社が交渉で使用した32,000エーカーの土地を荒廃させる可能性があるとしている。

しかしパナマ政府は、この鉱山はひどく必要とされる収入に加えて、数千人の雇用をもたらすと約束している。ファースト・クォンタム・ミネラルズ社は、CNNの抗議行動に関するコメント要請に応じなかった。

パナマ国民は苦しんでいる
同鉱山への反対は、環境保護主義者、先住民グループ、教員組合、建設組合を結束させ、政府と鉱山会社との裏取引の疑惑は、広範囲に及ぶ公的腐敗のさらなる証拠であると見ている。

抗議者たちは、多くのパナマ国民がインフレの高騰に見舞われ、気候変動の影響を感じているこの時期に、政府が国の天然資源を売り払ったと非難している。

「パナマ国民は水不足に苦しみ、主に中部地方では干ばつに苦しみ、動物は死に、収穫はない」と環境活動家のマルティタ・コルネホはCNNのスペイン語版に語った。

「政府はパナマ社会が採掘契約に反対していることを把握していなかった。

しかし、ジョン・フィーリー元駐パナマ米国大使は、怒りの多くは現実のものであるが、新たな契約発表は、一部のグループが自分たちの譲歩を強要し、政府から甘い取引を勝ち取ろうとする機会にもなっていると述べた。

「これがパナマの恐ろしいところだ：汚職に抗議しても、それを助長することにもなりかねない。

デモ隊が何週間も道路を封鎖したため、パナマ国内は閉鎖され、農民は農作物を市場に出すことができず、パナマ国民は家に閉じこもっている。パナマの企業経営者協会によると、この停止は地元企業に毎日8000万ドルの損失を与えている。パナマが1903年にコロンビアから独立したことを記念する祝賀行事も先週は大々的に中止された。

パナマのLaurentino Cortizo大統領は、10月20日の発表後、鉱業契約はパナマに雇用と収入をもたらすと擁護している。

観光業がパンデミックからの回復に遅れをとり、干ばつでパナマ運河の交通量が減少しているパナマにとって、この鉱山は経済的に稀に見る明るい話題であった。

「私たちは正しい決断を下しましたが、最も簡単な決断ではありませんでした。「2年以上にわたる困難で複雑な交渉の末、2023年にミネラ・パナマ社とパナマ国との間で、パナマにとってより良い条件を保証する契約が合意された。

しかし、抗議運動が長引くにつれ、パナマ政府は危機を和らげるにはほとんど役立たない譲歩案を提示してきた：先週、パナマ議会は今後のすべての金属採掘のモラトリアムを可決し、コルティソは12月にこの問題になっているプロジェクトについて全国的な国民投票を実施するよう呼びかけた。

2017年、パナマの最高裁判所は、銅鉱山を運営するための別の契約を違憲と宣言し、鉱山会社と政府は再交渉を余儀なくされた。

反対派は現在、パナマの最高裁判所が今週、契約の合法性を検討していると発表したことで、再び契約が破棄される可能性に期待しているという。

この危機がどのような形で解決されようとも、政治的・経済的安定の稀有な砦としてのパナマの評判を回復するには遅すぎるかもしれない。