国会図書館のすゝめ

初めて国会図書館に訪れたので利用方法などをメモしてみました。
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Tookato @Tookato_P

このたび初めて国会図書館に行ってまいりました! MZシリーズやX1、ポケコン関連の貴重な絶版本・雑誌を拝見することができ、大変感激しております。こ、ここは宝の山か……!? 今回はまだ利用したことのない方のために、利用方法などのメモを簡単に残しておこうかと思います。 ちなみに、こちらの図書館では本の貸し出しは行っていないので、読み切れない部分は館内でコピーしたものを持ち帰ることになります。なお、館内は撮影禁止のため、写真はライトアップされた図書館と国会議事堂のお姿でご容赦ください(完全に悪の要塞……)。 まず、図書館を利用するためには利用者登録をしてICカードを作る必要があります。図書館内はハイテク化が進んでおりまして、入館、パソコンの利用、本の受け取り・返却、複写の申し込みなど、すべてのサービスでこのカードを使用します。超頻繁に出し入れするので専用のパスケースなどを持っていくと便利かもしれませんね。 利用者登録は国会図書館の新館で行いますが、事前にオンラインで済ませておくこともできます。通常オンラインの場合は登録完了まで5日程度かかるそうですが、現地でその日のうちに本登録に切り替えることも可能です(要身分証明証)。閲覧したい本をあらかじめマイリストに登録しておけば、館内での作業もスムーズに進むのではないでしょうか。 ndlonline.ndl.go.jp/#!/ 入館前にはロッカーに荷物を預けます。貴重品や筆記用具は専用の透明バッグに入れて持ち運ぶことになっているのですが、ケースに入れたノートパソコンは例外としてそのまま持っていけます。なお、本の閲覧や複写などのサービスを利用している間は外に出ることができないので、その間に一時退出したい場合はスタッフの方に声をかけましょう。 国会図書館ではほとんどの本が書庫にあるため、本の閲覧はパソコンから申し込む必要があります。専用端末にカードを置けば即利用可能です。すごい! 机には各サービスの申し込み方法が書かれた冊子が置いてあるので、初めての方でも混乱することはないんじゃないかなと思います。 デジタル化された書籍の場合、館内のパソコンから自由に閲覧することができます。そう……デジタル化といっても、オンラインで自宅から読めるわけではないんですね。著作権が残っている本はあくまで館内のみです。コピーしたいページが見つかったら、ボタンをポチポチ押していって複写の申し込みをしてください。一回の操作につき20コマまで申し込めます(1コマ=2ページ)。 デジタル化されていない書籍の場合は、パソコンで閲覧の申し込みをしてからカウンターに本を取りに行きます。番号の呼び出しなどはないので、随時公式サイトから受付状況をチェックしてください。ただ、本の種類によって受付カウンターが違うので気をつけましょう。書籍は本館、雑誌は新館です。 複写の方法はやや複雑で、まずパソコンを操作して複写申込用紙をプリンターで印刷し、そこに複写したいページをペンで書き込みます。その際、本の該当ページにしおりを挟む必要があるのでお忘れなく……(プリンターの隣に置いてあります)。その後、複写用のカウンターへ行って手続きを済ませます。枚数によって違いますが、だいたい20分くらいで完了するみたいです。複写用のカウンターも、デジタル化資料、書籍、雑誌でそれぞれ異なるので注意! ちなみに、閲覧したい箇所のページが分かっている場合は、自宅から遠隔複写サービスを利用することもできます。また「複写のための記事掲載箇所調査」というサービスもあるようです。複写可能な枚数や料金などは公式サイトを……!(説明放棄) それと、館内には音楽や映像の資料室、喫茶店や食堂、ATMまであるので一日中入り浸ることも可能です。私も次回はパソコン雑誌の広告ページでものんびり眺めていたいですね……。 今回私が複写をしたのは、『MZ-1500テクニカルノート』や『X1システム研究室』、ポケコン関連本、そして当時のパソコン雑誌に掲載されたプログラムや回路図などなど。どれも実際に手に入れるとなると高額になりがちなブツです(というかそもそも出回ってない……)。ついでに、この前自分で納本したロポコのヒントブックも閲覧してきました。ちゃんとあったよ!! それにしても、このような貴重なものが自由に読めるなんて素晴らしいとしか言いようがないですね……。さらに、料金の支払いには交通系ICも使えるので大変便利です(喫茶店除く)。ビバ国会図書館! ……あとは、本の内容を実践する気力と時間さえあれば……。

2023-11-11 18:37:48
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x1turbo.agency @X1turboAgency

@Tookato_P 国会図書館の事がまとめられていて良いですね。 参考にさせて頂きます。 規模は国会図書館ほどではないですが、都立図書館 (中央図書館,多摩図書館)にも古い雑誌のバックナンバーが保存されています。 「S1 活用研究」もここでコピーさせて頂きました。

2023-11-11 21:18:31
x1turbo.agency @X1turboAgency

@Tookato_P 見てみると、今は横断検索が出来るようになっているんですね。色々な図書館の蔵書を検索できてこれだけでもハマりそうです。 「S1活用研究」は都立図書館には蔵書がなくなっていましたが、国会図書館と滋賀県立図書館にはあるようです。(すでに購入済みですが) crosssearch.library.metro.tokyo.lg.jp

2023-11-11 21:57:43