萩原一彦氏の翻訳：国連特別報告者フランチェスカ・アルバネーゼによる、オーストラリアの国立記者クラブでのスピーチ：国際法における「自衛権」では、イスラエル主張には根拠がないこと

kaz hagiwara（萩原 一彦） @reservologic

オーストラリアの国立記者クラブでスピーチした国連特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ ---- 許可をいただければ、明確にしておきたいと思います。 国際法における「自衛権」についてです。 そうすれば、みなさん、イスラエル主張に根拠がないとお分かりになると思います。 twitter.com/ajitxsingh/sta…

Ajit Singh @ajitxsingh

Does Israel have a "right of self-defence" under international law? No. As UN Special Rapporteur @FranceskAlbs explains: "Israel cannot claim the right of self-defence against a threat that emanates from the territory that it occupies, that is kept under belligerent occupation." pic.twitter.com/BpCkpfIBKF

2023-11-15 03:04:43

Ajit Singh @ajitxsingh

Does Israel have a "right of self-defence" under international law? No. As UN Special Rapporteur @FranceskAlbs explains: "Israel cannot claim the right of self-defence against a threat that emanates from the territory that it occupies, that is kept under belligerent occupation." pic.twitter.com/BpCkpfIBKF

kaz hagiwara（萩原 一彦） @reservologic

一般的に「自衛権」とは、自分を護ることと理解されていると思います。 しかしイスラエルが発動しているのは単なる「自衛」ではなく「国際法に基づく自衛権」であり国連憲章51条に法的に定義された条項です。 これはつまり戦争を起こす根拠という意味ですがイスラエルはそれを持っていません。

kaz hagiwara（萩原 一彦） @reservologic

これは国連の法的最高機関の確固たる法理学上の話です。…もちろん国によってその実施形態が違うことは理解しています。イラクにおける米国とか…、しかし、法は法であり、われわれはそれに従わなければなりません。

kaz hagiwara（萩原 一彦） @reservologic

その国際法上の法理学によれば「自衛権」の発動とは一つの国家が別のもう一つの国家によって存立を脅かされているときに行うと規定されています。そして、それはイスラエルが今主張しているものとは異なります。つまり「他の国によって」という部分においてです。

kaz hagiwara（萩原 一彦） @reservologic

イスラエルが脅かされているのは、武装集団、それを何と呼ぼうと自由ですが、つまりイスラエルが占領している地域内にいる武装集団なのです。 ありていに言えば、「ガザとイスラエルの戦争」という表現は間違いです。それはガザが独立した存在ではないからです。ガザは、占領された地域の一部分です。

kaz hagiwara（萩原 一彦） @reservologic

つまり、イスラエルは、自国が武力制圧した領土に発する脅威に対して国際法上の「自衛権」を主張することはできません。そればかりでなく、国際司法裁判所（ICJ）も法理学に基づいて一般論としてこれまで言ってきたように、それはイスラエルが占領している《パレスチナの領土》なのです。