リンク限定

M4シャーマンの牽引ケーブル

2
イカノボシ @ikanoboshi

アスカモデルのシャーマンの牽引ケーブルヘッド、M4A3E8の戦後改修型の追加部品(Qパーツ)に付いているもの。実車TM記載の牽引ケーブル径1 1/8インチに対応した0.8mm程度のナイロン紐又はワイヤーを通す指定。 1枚目がエウレカ 0.75mm、2枚目がモデルカステン 0.8mmのワイヤーを通した状態です。 pic.twitter.com/gM0I2pPIaM

2023-11-18 15:32:37
拡大
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

これ以前の同社製シャーマンキットに付いている牽引ケーブルヘッドは柄が細く、0.5mm程度のワイヤーを通す指定がされています。 M3軽戦車のTMには牽引ケーブルの径が3/4インチと記載されており、1/35だと約0.5mmになります(1枚目がM4A3、2枚目がM3軽戦車のTMの記載内容)。 pic.twitter.com/PC6NSlw81z

2023-11-18 15:41:03
拡大
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

米軍戦車のTM記載の牽引ケーブル規格。 パーシングもシャーマンと同じ1 1/8インチと記載されています。故にほぼ同等の重量のM4A3E2も同じケーブルと考えて良さそうです。 又、M10と初期のシャーマンはクランプが共通なことから、シャーマンの牽引ケーブルは初期・後期共に1 1/8インチと推察します。 pic.twitter.com/d3jpb3i3lf

2023-11-19 14:13:40
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

アスカ 大型ハッチM4A2(75) シャーマンの牽引ケーブルは直径1 1/8インチ(28.575mm)、長さ20フィート(約6.1m)と規定されています。柄は初期には細く、後期(1944年以降)には太く長いものが使用されています。又、柄の変更に伴い車体上面後方のケーブルクランプも新旧で仕様が異なっています。 pic.twitter.com/vNdve1s5FJ

2023-12-10 15:32:15
拡大
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

車体後方のケーブルクランプは取付位置や方向(蝶ナットが内側か外側か)も生産工場や時期によってまちまちです。 画像はフィッシャー製小型ハッチM4A2(75)の直視バイザー付き車体で、ケーブルクランプは左スポンソン上面のグローサーボックスカバー付近に位置しています(初期位置)。 pic.twitter.com/iEFMlFzUdg

2023-12-10 15:32:15
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

フィッシャー製小型ハッチM4A2(75)の角型溶接フード車体。上掲車輛よりも後の仕様ですが、クランプは同じ位置に付いています。蝶ナットは無くなっていますが、外側(写真の手前側)に付く仕様です。 pic.twitter.com/f6ndkCZTdz

2023-12-10 15:32:16
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

フィッシャー製大型ハッチM4A2(75)(1943年11月生産車)。ケーブルクランプは相変わらず初期位置のまま。牽引ケーブルの柄が細いことから、クランプも初期型のままだったものと推察します。 pic.twitter.com/rYYn3ntJig

2023-12-10 15:32:16
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

フィッシャー製大型ハッチM4A2(75)(1944年2月生産車)。ここでケーブルクランプがやや前方(エンジンデッキパネルの境目付近)に移設されているのが確認出来ます(中期位置)。残念ながらクランプの仕様は不明です。 pic.twitter.com/5eouSNiLS5

2023-12-10 15:32:17
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

フィッシャー製M4A2(76)W(1944年12月生産車)。 バレンツ海から引き揚げられた車輛の一部。後期型クランプ(蝶ナットは内側)が付いていますが、個体によって取付位置が異なっているのが興味深いです。 1枚目は登録番号64357で中期位置。2枚目は同64441で車体後端部に移設されています(64465も同様)。 pic.twitter.com/p2kZ9gUgDU

2023-12-10 15:32:17
拡大
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

フィッシャー製M4A2(76)W HVSS(1945年1月生産車)。登録番号64471。クビンカでHVSSの評価試験を受けた個体で、クランプは車体後端部に付いています(後期位置)。 前述の通り、HVSSへ移行する直前にクランプが移設されたことが分かります。 pic.twitter.com/SG77eI9wbk

2023-12-10 15:32:17
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

車体前方(デフカバー上)のケーブルクランプ(後期型)は、プレスド・スチール・カーでは1943年秋頃から装備したようです。一方、フィッシャーとクライスラーではかなり遅れて追加しています(1944年秋頃?) 結果、プレスド・スチール・カー製のM4A1(76)Wは極初期から前部クランプが付いているのに対し pic.twitter.com/NE5Tmb3Ify

2023-12-10 22:01:49
拡大
イカノボシ @ikanoboshi

フィッシャー製の大型ハッチM4A2(75)には付いていません。M4A3E2も大戦中に投入された車輛には付いていないようです。M4A3(75)Wやクライスラー製のM4A3(76)W VVSSも戦場写真では付いていない個体が目立ちます。 pic.twitter.com/w74ZeG6yVz

2023-12-10 22:01:50
拡大
拡大