仮面Pによる「そらのおとしもの」に関するつぶやきのまとめ
今日は日笠陽子さんをゲストにお迎えして「時計じかけの哀女神」のオーディオコメンタリー。「長いから大変すねー」とか皆で言ってのに、始まったら、あっと言う間でした。あの映画やっぱ面白いよな!→何を言ってるんだお前は
2011-12-13 21:48:24斎藤久総監督と、黄樹プロデューサーが当時の苦労を語っていると、僕も今年前半のドキドキを思い出します。劇場版が初めてのスタッフが多かったので、まず完成するかどうかがドキドキだったんだよな~。勿論、現場の皆様の方が大変でしたが。
2011-12-13 21:53:05コメンタリーを聞いて痛感したのは、やはり映画なので「判断を観客に委ねる」作りをしていること。自分の答を見つけたうえで、作り手側の答が知りたい方は、今回のコメンタリーが興味深いと思いますよ。
2011-12-13 22:06:43イベントやTwitterでもたくさん「日和は最後、どうなったんですか」という質問を受けましたが、それは言葉で答える事じゃなくて、ご覧になったひとりひとりに答が委ねられてるんですね。そこが「映画っぽい」と再認識しました。
2011-12-13 22:08:19ただ一つヒントになってるのは、ラストに流れる「そらとまぼろし」「SECOND」の歌詞なんですよね。今回は歌詞も映画とリンクしてる。斎藤総監督と柳沢監督、黄樹プロデューサーの歌に対するこだわりは凄かったですから。
2011-12-13 22:11:25僕はよくエンドクレジット後のラストシーンについて質問を受けた時、「あなたが、あのシーンを映画の直後と思うか、数日後かと思うか、数年後と思うかで意味が変わってくるでしょう。そういう事なんですよ」とお答えしています。僕は少なくとも時間軸が直結ではないな、と思っています。
2011-12-13 22:16:24で、前にもあったなあ、と思ったら「H2O」の最終回後だ(笑) あの頃はTwitterとか無かったけど「はやみちゃん死んだんですか」と良く聞かれた。秋葉原でプラモデル見てたらいきなり知らない人に聞かれた事があった(笑)
2011-12-13 22:18:50今日のコメンタリーでも語られてたけど、「SECOND」は四十曲くらいの候補から黄樹さんか選んだんだよね。斎藤総監督は「そらとまぼろし」をにこだわった。まあ、フォルテの時の「ハートの確率」は百曲くらい候補出して選んだんだけど(笑) コロムビアさん本当すみません。
2011-12-13 22:28:09劇場の主題歌を選んでる時、「仮面Pさんも選んで下さいよ!」って言われたけど、テレビ二作で音楽チームも含めた、そらおとファミリーを信頼してたから、「あ~。監督たちが絵作りやすい曲を選んでくれたら、それを好みにアレンジしてもらうからいいですよ」とか言ってた。心無いよねぇ(笑)
2011-12-13 22:37:20今日のコメンタリー聞いて思い出したけど、ラストは結構、意見別れたんだよね。黄樹さんはもっと智樹と日和が密接なラストを提案して、僕は「智樹はイカロスのものだ」みたいな事言って…最終的に斎藤さんと柳沢さんに任せたんだけど、完成したフィルムは実に見事でしたね。
2011-12-13 22:41:09僕や黄樹さんもそうだと思うんですけど、プロデューサーがアイデア出す時ってのは、そのアイデアが採用される事よりも、「代わりに、こういうアイデア考えました」とクリエイターに言ってもらうのが目的だったりするんだよね。
2011-12-13 22:49:28例外がfのプロレス回で、アニメ業界ってプロレス好きな人多いから楽勝だ~と思ってたら「プロレスよく知りません」という方ばかりで(笑)。いろいろプロレスの話したり、アイデア出したりしました。ただ途中から斎藤監督が要領を得て、「プロレス的アイデア」連発してきたのは、さすがだと思った。
2011-12-13 22:55:22fのプロレス回が凄いのは、会場の照明とか見事に雰囲気出してんだよね。近接の雪合戦回も含めて、あの辺りは「日常ではない明かり」感覚が上手いです。
2011-12-13 22:58:46fのプロレス回だと、会長の入場シーンが、あれどのレスラーの入場シーンにも似てないんだけど、一目で「プロレスラーの入場シーンだ」ってわかるんだよね。この辺のチームそらおとのセンスは凄い。
2011-12-13 23:04:08とにかくプロレス回の時は、毎日 AICから「こういう展開にしたいが相応しい技はあるか」「この技はなんという名前か」「放送席にはどんな物があるのか」と質問メールが何通も来た(笑) あの話、プロレスに詳しくない人たちが作ったとは思えないでしょう。
2011-12-13 23:09:08あと、会長の作ったプロレス団体の英字略称が、プロレスって団体多いから、どんな名前にしても実在の団体とかぶるんだよ!実在しない団体名を探すのが大変だった。
2011-12-13 23:12:26プロレス回のエンディングを「かけめぐる青春」にするのに、斎藤監督は「当たり前すぎる」と躊躇ってた記憶があります。でも高垣さんと美名ちゃんが歌う事は決まってたので、この二人で聞きたいなあ、と思って僕は推しちゃいました。
2011-12-13 23:25:33映像は、「昔のプロレス中継の試合ダイジェストのイメージ」と、黄樹プロデューサーが提案した記憶がありますね。あんなに昔のキャラクターが出てくると思いませんでしたが(笑)
2011-12-13 23:26:48そらおとの懐メロに関しては、一度、斎藤監督と「次があったら、もっと新しい曲も選ぼう」と話した事もありましたが、もしあっても、また70年代、80年代の曲でしょうね。
2011-12-13 23:32:38そらの少女TAI♪の曲を選ぶ時、コロムビアのKさんと「俺、BEAM MY BEAM好きなんだよなあ」「あれ、いい歌だよなあ」「カバーしちゃいます?」「おまひまの曲を、そらおとでカバーしよう!」と盛り上がったが、植村プロデューサーに「う~ん、新しすぎるね」と一刀両断された事が。
2011-12-13 23:38:26「他のアニメの主題歌は使わない」というのが「そらおと」カバーのルールだったんですよね。「他作品のタイトルが歌詞に入ってたら変だろう」と。ギリギリ「ワイルド7」「ソルジャー・イン・ザ・スペース」で実写番組のタイトル入っちゃいましたが。
2011-12-13 23:41:41「そらの少女TAI♪」は当初「エンジェロイズ」という名で、エンジェロイド役の声優さん三人のユニットとして企画しました。しかし「bluedrops」がfの主題歌も担当する事になり、早見沙織さんはそちらを続投。「エンジェロイズ」構想からは外れ「う~ん、困った」となりました(つづく)
2011-12-13 23:52:38美名さんには何らかの形で「エンジェロイズ」に絡んでいただこうと思ってたのですが、ここで植村プロデューサーが「いつも三人一緒に歌うんじゃなくて、時にはソロでもいいんじゃない?」とアイデアを出し、ソロ曲もあるなら、三人にこだわらず、もっとメンバーが欲しいね、となりました(つづく)
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