- CLY__Mizuki
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シャカミス(社会人ミステリ研究会)公式アカウント ◆入会したい、活動内容が気になる、という方は会員かこちらのアカウントまで連絡をください ◆ブログ→ shakamys.seesaa.net ◆YouTube → bit.ly/3rVL5eN
概要
シャカミスランキング2023の集計が終わりましたので、発表していきます! この1年に出た新刊の中から、面白かったミステリを10作選んで投票してもらいました。 #シャカミス
2023-12-16 21:12:49投票の決まりは下記の通りです ①ミステリの定義は個人に委ねます。 ②投票の対象は、奥付の発行年月日が2022年12月1日~2023年11月30日の作品です 投票期限は2023年12月10日(日)23時59分までです。 ③10作品の内訳は国内・海外を問いません。
2023-12-16 21:13:30④1位15pt、2位14pt、……10位6ptで集計します。10作未満の場合点数はすべて6ptです。 ⑤投票期間は2023年12月10日(日)23:59まで。 ⑥昨年同様、上記とは別に偏愛枠を設けて、ランキングに関係なく推したい作品を投票してもらいました。投票した10作の中に入っていても、そうでなくても構いません。
2023-12-16 21:14:17それではこれから、ランキングの発表に移ります。 合わせて、投票の際のコメントも一部紹介します。 コメント全文は、少し後に公開するブログをご覧ください。
2023-12-16 21:19:089位(同率)
同率9位(26pt) 東野圭吾『あなたが誰かを殺した』 ・過去の事件を検証する「回想の殺人」もの。初期の加賀恭一郎シリーズや石持浅海作品を思わせる雰囲気。 ・新たな事実が次々明かされ、事情聴取でさえ読んでいて面白かったです。些細な手がかりから思わぬ真相へ辿り着く展開は圧巻でした。
2023-12-16 21:26:12同率9位(26pt) 古野まほろ『ロジカ・ドラマチカ』 ・『九マイルは遠すぎる』式に展開する春と夏の章、誘拐ミステリの型を取った秋の章、物語を締めくくる冬の章。ねちっこいロジックの応酬が心地よい。 ・たった数十文字の一文をめぐる論理的対局がここまでの衝撃と感動につながるとは!
2023-12-16 21:27:048位
8位(28pt) 柄刀一『或るスペイン岬の謎』 ・目を丸くするような謎や真相を、ドラマの中に綺麗に落とし込んでいます。 ・不可解な謎とそれを解きほぐす鋭い推理はこれぞ本格。謎を解いた先に待つ結末は切なくも美しい。終わってしまうのは寂しいので続編待ってます。
2023-12-16 21:30:056位(同率)
同率6位(32pt) 藤つかさ『まだ終わらないで、文化祭』 ・文化祭という一大イベントに渦巻く「学生生活」の楽しさ、息苦しさが詰まった一冊です。それぞれの謎から組み上がる真相も痛切でした。 ・束の間の非日常が作り出す群像劇。最後の行とタイトルの繋がり方が芸術的。
2023-12-16 21:32:56同率6位(32pt) ミシェル・ビュッシ『恐るべき太陽』 ・騙りの天才が歴史的名作に挑戦。『そして誰もいなくなった』オマージュは数あれど、その中でも白眉では ・とにかくトリッキーで、見事な騙しのトリックが炸裂。それを成功させる手腕に脱帽。
2023-12-16 21:35:285位
5位(38pt) ジョセフ・ノックス『トゥルー・クライム・ストーリー』 ・本当に起きた事件と錯覚するような資料も挿入されたメタフィクション。全体のあらすじがわかってきた時には、誰も信用できない背筋が凍るような感覚と本格ミステリとしての挑戦を感じる怪作。
2023-12-16 21:39:104位