Webディレクションのコツ100個書く

たぶん100まで書きます。
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中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションスキルUPの秘訣を100個くらい持ってるので、その1つを紹介します。それは ✏️タスクの対応漏れをしない仕掛け作り 仕事をしていると頼まれ事ややろうと思っていた事を忘れてしまうことってありますよね? これは「今後気をつけよう」では解決策にならないので要注意❗ 出かけるときにハンカチを忘れてしまうなら、玄関に置くようにするとかシステムで解決することが必要。 ポイントは自分の行動動線に思い出しのトリガーを仕掛けること。 例えば ✅タスクリストをブラウザの初期タブに設定しておく ✅送信予定のメールを件名だけ下書きに作っておく ✅打ち合わせに持っていく書類をカバンに入れておく ✅外出先で依頼されたタスクを自分にメールしておく ..等々 未来の自分の行動を予測して、ここなら気づくなってところに仕掛けておきます。 これは自分だけじゃなくて、プロジェクトメンバーや外注パートナーに対しても有効な方法なので、身につけるとディレクションスキルが向上します! 人の記憶や習慣はちょっとしたことで飛んでしまうものです。人間の弱点を理解して仕組みで解決することがポイントです。

2023-12-21 15:12:30
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ【2】 案件を進めていく中でクライアントと作業範囲の認識にズレがあったなんてことないでしょうか? なぜならクライアントはWebの専門家ではないので、「サイトを作って」と頼んだらサーバーも用意されて必要な原稿や素材の準備などもやってもらえれるものだと思っている可能性もあります。これを回避するコツは やる事とあわせてやらないことも明示すること 例えば「LPの制作」と請けてしまうと、原稿のライティングや商品の撮影なども含まれていると思われているかもしれないので ✅原稿、素材は支給を想定しています ✅サーバーは別途ご準備ください のように記載しておくことで、それは含まれないということが共有認識にできる 制作側の「一般的にそうだよね」はクライアントは分からないし、なんなら人によっても違ってくる部分。 可能な限り明文化して齟齬を無くすようにしましょう👍 ディレクションのコツを発信しようと思うので、「こんなこと知りたい」とか「こんなことで困った」とかあれば引用やコメントで教えてください! #ディレクションのコツ

2023-12-24 11:04:12
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ【3】 制作メンバーにクライアントのことを伝えてあげる。 クライアントの窓口は主にディレクターになるので、制作スタッフがクライアントの顔や名前を知らずに制作をしているケースもよくあります。 制作者の立場からすると、顔も知らない人からの理由も分からない修正を受け取るのはストレスです。 キックオフ時に顔合わせをして、担当部分では制作スタッフにもMTGに参加してもらうのがベスト。 相手の顔や名前を知っていれば「〇〇さんのためなら〜」とモチベーションを維持しやすくなります。 それが難しい場合は ✅クライアントがどんな人か、どんな思いでこの案件に取り組んでるかを共有する ✅デザインを気に入っていた。対応に感謝していた。などクライアントの声や感情を伝えてあげる ✅修正は具体的な指示だけではなく修正意図も伝える などを意識して行うようにしましょう。 そして1番やってはいけないのはクライアントを悪者にすること。 厳しいスケジュールでの依頼やボリュームの多い修正など、制作スタッフに伝えづらい気持ちも分かりますが、「クライアントが素人で〜」「クライアントがわがままで〜」と投げてしまったら、制作スタッフはそんな人のために自分が苦労させれるのかとネガティブな感情しか生まれません。 大変な対応でもディレクターがプロジェクトにとって必要と判断したのであれば、それを制作スタッフにちゃんと依頼する。 そもそも自分が納得いかない対応であればクライアントとコミュニケーションをとって必要性や対応方針を協議するようにしましょう。 ちなみに代理店案件などディレクターすらクライアントに会えない案件もありますが、こういった案件はコミュニケーションエラーや工数が超過する可能性が高いのでお断りしてます。 #ディレクションのコツ

2023-12-25 11:52:58
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ【4】 スケジュールを短縮するための鉄則 ディレクター初心者がよくやってしまいがちですが、納期が決まってると、納期から逆算したスケジュールを作成してしまう。 そして十分な作業期間がないと、1日刻みでデザインの出し戻しになっていたり、テストアップの翌日に公開みたいな机上の空論になってしまっている。 鉄則は 納期から逆算したスケジュールは引かないこと まずは納期がいつだとしても、作業ボリュームに対して適切なスケジュールを引きます。その上で希望の納期とギャップがある場合は調整をしていく。 スケジュールを縮めるためには、いずれかの対処が必要。 1⃣ 作業者を増やす 2⃣ 非稼働日を減らす(土日に作業する等) 3⃣ やることを減らす 4⃣ 制約条件をつける(修正は○回まで等) 1⃣2⃣を行うと予算は増加するし、3⃣4⃣はクライアント側が何かを妥協することになる。 つまり何かとトレードオフしないとスケジュールを縮めることはできない。 無策に頑張りますとかで短縮すると品質が下がったり、結果的に納期を守れなかったりということが起きてしまう。 クライアントの希望を叶えてあげようとする事は良い事だけど結果的に迷惑をかけたり、自己犠牲で叶えることがないように調整することが大事です。 #ディレクションのコツ

2023-12-26 14:49:13
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ【5】 ワイヤーフレームが書けるようになる秘訣。 ディレクターだとワイヤーフレームを描くことも多いですよね。だけど、初めてだとどうやって書いていいかも分からない。 そんな時は白紙と睨めっこしていてもアイデアは降りてこないので、とにかく競合サイトを見る。 競合サイトとは【同じ業種×サイトの種類】 例えば化粧品のECとかアプリのサービスサイトとか。 なるべくリスティング広告を出してるとか、SEOで上位に来るサイトを見ます。そういったサイトはWebに力を入れているため。 そして、自分が見やすい、分かりやすいと思うサイトがあったら、それをベースにワイヤーフレームを作成してみる。 これを繰り返していくと自分の中に引き出しが増えていって、ワイヤーフレームが書けるようになってくる。 他社サイトを真似ていたらオリジナリティがなくないですか? って思うかもしれないけど、実はレイアウトにオリジナリティは必要ない。 例えばコンビニのレイアウトってどこに行ってもだいたい同じですよね? だから初めて行く店舗でも買い物がしやすい。差別化は商品のラインナップや接客などでする。 よくあるレイアウトって先人が試行錯誤して磨かれてきたもので、ユーザーもそれで学習しているから、レイアウトはベタな方がいいんです。 オリジナリティを出すべきなのは写真やテキストなどの中身の部分。 なので初心者は既存のサイトをいっぱい真似してベタなレイアウトの引き出しを増やしていく。 よくあるレイアウトが描けるようになったら、そこに魅力的なコンテンツを載せていく。 これができるようになればプロのワイヤーフレームが描けるようになります。 たぶん100まで書くので以下にまとめました。 togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2023-12-28 11:26:57
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ100個書く【その6】 Webサイトはエラーがあって当たり前と考える。 クライアントに「出来上がったサイトはエラーや間違いゼロになるんですよね?」と聞かれたら何て答えますか? 「エラーや間違いはありません。」は不正解。 じゃあエラーや間違いがあってもいいのか? 正解は 「エラーや間違いは最小限を目指しますが、ある前提で考えてください」 システム開発にはシステムの規模に対してどれだけのバグがあったかというバグ密度という指標があります。 例えば100ページのサイトで誤字脱字、リンクエラーが何%あるかというイメージで、これをどこまで下げられるかを目指す。 逆に言えばどこまで許容するかの合格ラインを決めます。 そして、合格ラインはテスト期間と比例します。 合格ラインを上げたければテスト期間を多く取るし、納期優先でテスト期間を削ればエラーの割合は上がる。 この考え方をクライアントと共有して合格ラインを設定するようにしてください。 これをしないと満点以外は全て不良品という見方をされてしまう。 つまり「エラーやバグはなくて当たり前」ではなく「エラーやバグはあって当たり前。なるべく減らしてから公開するもの」と考える。 その上で、値段や電話番号、個人情報に関わる部分などの致命的なエラーやバグを回避することを最優先とする。 人間のやることに完璧はないので、それを自覚した上でいかに致命傷を負わないかという思考をすることがポイントです。 まとめはこちら togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2024-01-08 11:00:41
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ100個書く【その7】 ディレクターは例え上手になろう。 例えツッコミの上手な芸人さんっていますよね。ワードセンスの面白さもあるけど、例えることでどういうボケだったかの理解が促進されて、面白さが倍増する効果もある。 これは仕事のコミュニケーションでも有効で、 何かに例えることで、理解が促進されたり、イメージ共有の解像度が上がります。 例えば、サーバーの種類を説明するときに オンプレミスは持ち家で、自由に構築できるけどメンテナンスも自分でやらないといけない。 ホスティングは賃貸マンションで、管理はやってもらえるけど自由に設定できない部分もある。 クラウドはホテル暮らしで、場所や広さを自由に変更できる。 みたいに説明してあげると理解されやすくなる。 ただし、例えが下手だと混乱させることになるので注意が必要。 上手に例えるコツは 1⃣自分が説明したいことを構造的に捉える。 2⃣似たような構造の事柄やシチュエーションを連想する 3⃣相手にも共感してもらえる例えかを判断する という感じ。 訓練は必要だけど、これをやっているとロジカルシンキングもすごい鍛えられるので一石二鳥。 ディレクターは技術者とITリテラシーの低い人の橋渡しをする機会も多いので、ここのコミュニケーションギャップを埋められる人は有利になります。 まとめはこちら togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2024-01-10 14:28:27
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ100個書く【その8】 ワイヤーフレーム(WF)はデザインしない ディレクターがWFを作るケースも多いですが、この時に気をつけたいのは余計なデザインをしないこと。 WFとは情報構造やレイアウトなどの設計図なので、色やフォントなど見た目の要素とは切り離します。 WFを書く人がデザインしてしまうデメリットとして 1⃣クライアントが混乱する WFをクライアントに確認する場合は、掲載要素の過不足や情報の優先度、基本的なレイアウトについて確認してもらうのですが、色がついていたりすることで、「このボタンは青ではなく赤に」みたいな関係ないフィードバックが来てしまいます。余計な装飾を省いて確認すべき点を明確にしましょう。 2⃣デザイナーが引きずられる WFに装飾や色付けをしてしまうと、例えばWFで角丸になっていると、そのまま角丸のボックスになったりする。 いくら好きにデザインしても良いと言っても装飾がされていると無意識に引きずられてしまいます。 もし装飾や色使いなどに具体的なリクエストがある場合はWFとは別にデザイナーに連携するようにしましょう。 じゃあ、装飾をせずにどうやってWFを書くのか? 装飾をするのではなく、共通のルール決めをします。例えば ✅大見出しは冒頭に(H1)って書く ✅強調する文字は太字にする ✅強調したい要素は特定の色にする ✅文字サイズを大中小で用意して使い分ける こうすることでデザイナーに情報の構造と優先度だけを正しく伝えることができます。 特にディレクターがWFを作成する場合は、自分の思った通りにデザインさせるのではなく、デザイナーのパフォーマンスを最大限引き出すことを意識するとより良いものができあがる。 まとめはこちら togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2024-01-14 15:48:39
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ100個書く【その9】 必要以上に謝らない もちろん自分側に非があれば素直に謝る。 相手に敬意を払って、気を使うことは大前提。 ですが、クライアントワークをしていると枕言葉のように「すみません」「申し訳ありません」と謝り癖がついてしまっている人もいるので要注意。 例えばクライアントが提供素材の〆切を守らなかったのに「時間がなくてすみません」とかって言うと、スケジュールに問題があったとこちら側の非に置き換わってしまう。 そして実際にどこに非があったかは関係なく、 「いつも謝っている人=ミスが多くて要領が悪い人」 という風に無意識に印象づいてしまいます。 またいつも謝っていると、本当に非があった時の謝罪のインパクトも弱まってしまう。 謝り癖がある人は、全て感謝に置き換えればOK。 〆切を守れなかったクライアントであれば 「時間がなくてすみません」ではなく 「お忙しい中、対応ありがとうございます」 こうすると自分の評価を下げずにプロジェクトの雰囲気も良くなります。 まとめはこちら togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2024-01-17 22:15:22
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ100個書く【その10】 ダミー素材には要注意 デザインカンプなどを作る時に、イメージがつきやすいようにと仮の画像を入れることがありますが、作り込みすぎるとそのまま公開されてしまうということが起きてしまう。 ⚠️ ウォーターマーク付きのレンポジ ⚠️ ネットや他社サイトで拾った画像 ⚠️ QRコード ⚠️ それっぽく作文したダミーテキスト ⚠️ 仮で入れたリンク先 なんかは要注意。 ✅ ダミー画像は誰がみても分かるように「ダミー」という文字を載せる。 ✅ ダミーテキストは意味のない文章を入れる。 ✅ 不明なリンク先は後で検索できるように統一の文字列を入れる といった対応をしておくことがポイント。 これはプロジェクトのルールとしてディレクターが各制作者にインプットしてあげましょう。 ちなみに有料素材を無断で使っていると、その会社からサイトオーナー(クライアント)に通達が行ってトラブルになるのでマジで注意です。 だいたい無断利用の罰金を上乗せされた利用料を請求されることになります。 まとめはこちら togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2024-01-25 12:51:28
中村和正@Webフリーランスのグロースコンサル @nakamu_freenote

ディレクションのコツ100個書く【その11】 会議を自分の武器にする 会議はクライアントや関係者の時間をロックできている時間なので、ここを最大限活用できるかがスムーズに進行できるかの鍵です。 逆にとりあえず会議だけを設定して、取り止めのない話やグダグダの会議をしてしまうと、信頼を無くすし、みんなが会議を敬遠するようになってしまうので、以下のポイントを抑えておきましょう。 ✅事前準備をちゃんとする アジェンダの送付や会議で確認したい資料を事前に展開して、会議でコメントして欲しいことを事前に伝えておくなど。 参加者全員が会議に参加する時点で会議の目的ややらなければいけないことを把握している状態にしておきます。 ✅適切なメンバーをアサインする 特にクライアント側に決済者がいないとほとんどの決定事項が持ち帰りになってしまうので、決裁権者は必須。 あとはアジェンダに応じて技術的な面でも受け答えができるメンバーを入れるなど、適切なメンバーで会議を設定します。 ✅ファシリーテーション アジェンダごとのMTGゴールや予定時間を決めておいて、それに沿って進めていきます。 もちろん予定より時間がかかってしまう場合もありますが、その場合は延長して議論を続けるか、別途会議を設定するかなどを話し、タイムアップで尻切れで終わることがないようにします。 また議論が脱線してしまった場合の軌道修正なども行いながら議事進行をしていきます。 ✅議事録やTODOリストの整理 人は話しただけのことはちょっと時間が経てばすぐに忘れます。なので、会議で発生したタスクは誰がいつまでにやるかを課題管理表やプロジェクト管理ツールに起票。 決定事項や持ち越しになった議題などは議事録に記載して関係者に共有します。 会議を上手く活用できるかはプロジェクトの進行に大きく影響します。 また会議進行が上手なディレクターは関係者からの信頼も得られますので、ディレクターの重要スキルとして身につけておくようにしましょう。 まとめはこちら togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2024-02-10 13:50:32
中村和正@Webフリーランスの年収UPコーチ @nakamu_freenote

ディレクションのコツ100個書く【その12】 扱う言葉を意識する 実は制作物のフィードバックをするときは以下で使い分けてます。 ✅間違いやエラー → 修正お願いします。 ✅品質は問題ないけど直して欲しいところ → 調整お願いします。 ✅品質低い → 再考してください。 ✅対応漏れが多い → 提出前に見直してください。 間違ってないのに「修正」って言われるのはあまり気分が良くないので何でもかんでも修正って言わないようにしてる。 逆に制作者側に落ち度がある場合はちゃんとそれを認識してもらう言葉にする。 ちょっとした言葉でも無意識下で受け取る印象が違うので、ディレクターは言葉を大切に扱うことが大事。 あとはクライアントから「修正」って追加や変更が来たときも、「変更ですね」「追加ですね」って言い換えて返す。 修正だと、直して当然(スコープ内)という認識になってしまうので、追加や変更の場合はそれを明示する。 軽微なものなら「バッファで吸収します。」 影響度が大きければ「予算やスケジュールを確認します。」 って言っておくことで変更や追加は予算やスケジュールに影響があるということを認識してもらえる。 ここが上手くできてるとクライアントから「追加(変更)なんですが、予算内で対応できますか?」って相談されるようになってくる。 日頃から使う言葉を意識してるだけでもディレクション力がアップします。 まとめはこちら togetter.com/li/2283520 #ディレクションのコツ

2024-03-07 14:20:57