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papico_ocipap
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今まで多くの人々を助けてきた、という氷川さんの語る実績も、「アギトじゃない氷川さんには分かりませんよ」で一蹴、ほんと言葉が届く状態じゃないのだよな……。氷川さんそれを言われちゃったらもう何も言えないですし……。
2011-12-31 02:18:21![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
要するに津上さんにとっては姉さん助けられなかったし真魚ちゃンが傷ついてるんだから、アギトの力なんか意味がなかったし守りたいものを守れなかったわけだ
2011-12-31 02:19:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ここにいる五人というのは実際、アギトという現象を通した繋がりしかなかったわけなので、アギトかそうでないかという尺度なら確かにもう関係はない。津上さんは(姉さんを苦しめ死に至らしめ真魚を悲しませる)「アギトと」関係なくなりたがっている。
2011-12-31 02:29:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ただ悲しくて、償える筈ないし何もできる事などないのに、とにかく真魚ちゃんになにかをしたくてこれだ。津上さんは結局、真魚ちゃんが好きで、姉さんが死んだのが悲しくて仕方がなくて、他のことが見えないだけだ。
2011-12-31 02:31:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、キモい位のアギト信者だった氷川さんがここで北條さんに述べた信頼というのは、「ぼくのかんがえたりそうのアギト」への盲目的絶対的な信頼とは全然異なるわけだ
2011-12-31 02:44:35![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ちょっとお調子者でいい加減なところのある津上さんが、怖くてもそれでも乗り越えて戦った事を知っているので、ここはつまりもう「アギトである津上翔一」への信頼に完全にシフトしている。(最初はともかく)アギトは何も求めず決して裏切らなかったし、それを津上さんは当たり前だと笑っていたので。
2011-12-31 02:48:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
氷川さんの妄想してた強くて頼もしくて優しい理想のアギトなんてどこにもいなくて、津上さんは悲しんで怖がってアギトの力なんて捨ててしまうんだけど、アギトじゃないから分からないと拒絶されてもなおここで氷川誠は、何の見返りもなく他人のためにばかり戦い続けた津上さんを信頼できるのだよな
2011-12-31 03:14:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
一人でも戦うというのは勿論G3-X装着員としての責務という面もあるけど、全然絶望してない。どうしようもない鈍い人なのに、こういう大事なところだけ的確に理解するんだからほんと氷川さんマジ……。
2011-12-31 03:17:39![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ここでの美杉先生が真魚を諭す言葉というのは結構重たい。「他者に恵みを与える人間」というのはどういう人なのかと考えると、寛容で慈悲に溢れる人だ。一切何も悪くない津上さんをそれでも蟠りをもって見てしまって許せない真魚ちゃんにストレートにきつい諭し方。
2011-12-31 03:31:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、美杉先生の中でも風谷伸幸という人は、「人々に恵みを与えてほしい」という願いを娘の名前に託すような人であるわけだ。未だに。
2011-12-31 03:32:52![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
一番信じたくなくて目を背けていたのは美杉先生だったのかもしれず、こうやって真魚に話をするのにも相当の勇気が必要だったろうな。
2011-12-31 03:33:52![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
津上さんのお姉さんもアギトになるかもしれないと言われた自分と同じような恐怖を抱えたのではないか、というのは真魚が持ち得なかった視点なので、ここでようやく真魚にとって津上さんのお姉さんは「悪者」以上の意味を持ち始める
2011-12-31 03:41:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
傍目八目というのは確実にあるわけで、姉の死に捕らわれて他のことが見えなくなっちゃってる津上さんというのは、木野さんにとって雅人の死に縛られ続けている自分自身の姿に他ならないわけだ。
2011-12-31 03:56:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
それがどういうものなのか、どれだけ他人の言葉が耳に入らなくなってるかは、自分自身については見えなくても他人ならよく見える。自分がどれだけ自分の人生を狭くして、雪山に引き篭もってたかというのが見えてしまう。
2011-12-31 03:59:52