竹本昇監督が語る海賊戦隊ゴーカイジャー49話・50話・最終回

竹本のぼる(監督) @kzKEvzydE6zALJL

今日でゴーカイ49話から10年が経ちました。 ①あの回といえば、まずはレジェンド５人の登場でしょう。 本来なら５戦隊のレッドが揃うのが一番美しいのだが、どうしても出演できない方もいらしたので、だったら各戦隊から海賊５人がゴーカイチェンジできる５色の戦士を揃えようと考えたのが始まり。続

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②そして、各色で出演可能そうな方をピックアップして交渉した結果が、あの５人。43話で女性Ｇフラッシュ衣装を作っていた事も奏功した。全てがプラスに働くのが名作の名作たる証なのです(言ったモン勝ちw) 廣田一成さんには石垣AC監督から連絡して貰い、成嶋 涼には私が連絡して直接交渉しました。続

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③各戦隊からの５人の出演が叶わなければ、代表して飛羽さんのみの登場になる可能性もあったのだが、何とか実現した事で ご存知のシーンになったのでした。 それぞれの衣装は、それっぽい物を用意したが、アキラを当時も着てた風の赤いカンフー着にした事でレッドと勘違いした視聴者も居たかもなぁ。続

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④５戦隊から認めて貰った事で、巨大戦でチェンジとマスクの大いなる力を使うのだが、これは台本にはなくて私が勝手に創ったもの。パワーバズーカは予想できたかもだが、オーラギャラクシーは 意表をつかれたと思う。インパクト重視で選んだ結果。 49話についてのちょっとした話、もう少し続きます。

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ゴーカイ49話ちょい語り① ラスタチでの、登場したレジェンドへのゴーカイチェンジ。ここの変身再現はかなり拘ったポイント。シャットゴーグルとか 何故かアイムの素顔見せたりね。多少の捏造もしてるけどw それぞれのアクションは短いながらも、らしいものを目指した。そこに主題歌メドレーですよ。続

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②主題歌メロオケメドレーは、ちらっと宮葉さんに言ってみた気もするが、多分無理だろうと思ってたら見事に選曲してくれた。 ここで一瞬しか使わないのにマスキートンファを新造した上にブルーマスクの一度だけの二刀流を再現したくて、剣ももう一本新造した。 バルイーグルの日本刀も作って貰った。続

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③とにかく「飛羽返し」がやりたかったのです。まぁ劇用の刀に赤布巻いただけだが。 勿論、マグマギャラクシーもローリングナックルもやりたかったんだよ。 ここの巨大戦で豪獣神が再び「豪獣鋭断」を使ってるが、これも初登場した40話で私が勝手に創ったものなのであった。こんな事ばっかやってるw 続

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④ラスト、ザンギャック大艦隊が襲来するが、これ 鎧が言うにはレジェンド大戦より多いとの事で、推定３億艦と勝手に設定している。 艦隊の攻撃でピンチの海賊で次回へ。 来週、50話からの10周年記念の「ちょい語り」をやるかやらないかは、皆さんの応援次第。

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今日は、ゴーカイ50話放送10周年でもあるので、もうちょっとしたら「50話から10周年を記念した『ちょい語り』」やります。 ｢ちょい」ね。

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ゴーカイ50話 ちょい語り① 冒頭ロボ戦での大いなる力のラッシュは、全過去映像コピーを使って全部の力を出したかったので、台本には「次々と大いなる力をくり出し〜」的に書いておいて貰い、ほぼ全部出した上でゴレンゴーカイオーまでねじ込み、さらに独自案のダイナとジェットの力もひねり出した。続

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②豪獣神も空中戦に参加させたくて「メガの力なら飛べるじゃん」と私が発案して台本に書いて貰い、飛び人形を作って貰って実現させた。 結果的に、大いなる力は全てザンギャックの圧倒的な数の前に敗れるが、この巨大戦は満足いく出来。 敗北し散り散りになった海賊達は、それぞれの出会いを果たす。続

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③海賊達が出会う人々は、マベと黄桃組はすぐに決まったが、青緑組をどうするか？に 相当時間がかかった。荒川さんが最初期稿で提案したのは助八さんとケイコ連絡員だったのだが、紆余曲折あって市井の人々の行動を見るって形で完成台本になった。 でも、やっぱ関係者にしたい欲が出ちゃうんだよね。続

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④台本印刷後に、やっぱ戦隊関係者にしたいと我儘を言った末に山崎さんと天知博士に決定し、その後に荒川さんにキャラに合わせた台詞を書いて貰った。 ここで山崎さんが少女に渡すマスコットは、当時の物。 鎧が出会うのはレジェンドと決まってたので、最後に残ったジュウレンジャーからゴウシに。続

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⑤ゴウシの衣装は当時の物。変身能力がないので、ダイノバックラーは無いと設定してベルトのバックルは、似てるが違う物を付けている。この撮影日は霙が降る荒天だったが、屋根のある所でよかった。 ゴウシの登場で、34の戦隊から１人はゲストが出るという偉業が達成された訳です。 ここで明日に続く。

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今日の ちょいゴーカイ50話① 海賊達はボロボロのガレオンに帰還。ここでゴウシの言葉を受け お宝を使おうとする鎧に語りかける５人の台詞、実は台本よりかなり足している。より説得力を持たせる為に増やした。勿論 大元の流れは変わってはいないけど。 とうとう 鎧が６番目の海賊を名乗り、出陣。続

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②ダイランドー達が並ぶ階段は千葉 幕張で、人々の居る瓦礫の町は茨城 高萩。私の得意技、別場所カットバック。 そこへ海賊旗をはためかせて現れる６人の海賊。BGMは当然M11、例のアレ。撮影中 既に私の脳内に鳴り響いていた。恐らく役者達もスタッフも、全員の脳内に流れていた事でしょう。続

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③ザンギャックに対して１話と同じ台詞を畳み掛け、最後に「それがスーパー戦隊ってモンだろ」で決める。荒川脚本の真骨頂。 同時に響き渡る主題歌。これも撮影中に脳内で鳴ってたなぁ。 ここの名乗りで、レッドのポーズが普段と違うのだが、これは「ゴセシン」で初めて披露した個人名乗りのポーズ。続

竹本のぼる(監督) @kzKEvzydE6zALJL

④｢ゴセシン」での名乗りは、40話で正史となった時にいつものに差し替えたので、ゴーカイ正史的にはあの腰を落としたポーズはやってない事になってるんだが、福さんが最初に作ったゴーカイレッドのポーズなので、この日 代役を務めた浅井宏輔が福さんへのリスペクトを込めて披露したと思われる。続

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⑤この撮影日は、ゴーバスの撮影と被ってたのでＲＢＹＧは代役だったのです。Ｒは浅井､Ｇは大林さん。Ｙは昭二さんだったと思うが、Ｂ 誰だっけな？ 浅井が突然あのポーズをしたんだけど、スーパー戦隊を名乗ったマーベラスなら、前のめり感のある このポーズをやるかなと思い、何も言わずOKした。続

竹本のぼる(監督) @kzKEvzydE6zALJL

⑥ジャンプしたとこから本役に戻ってのアクション。Ｙの合体剣アクションは、１話で使われなかったカットの救済。Ｂのは１話と同じに見えるが、使い所が少し違うはず 多分。 そういえば、今日はゴーカイも開始11周年だったんだねぇって所で、明日に続きます。

竹本のぼる(監督) @kzKEvzydE6zALJL

今日の ちょいゴーカイ50話① 今回、ジュウレンのレジェンド回ではないが、やはりゲストのゴウシに敬意を表して、台本には無かったけど ジュウレンジャーへのチェンジはしたいと思った。全員チェンジより印象的な事をやりたいと考えた結果が、アームドティラノレンジャー。強化形態への初チェンジ。続

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②いきなりアームドティラノになるのは、今まで強化形態へのゴーカイチェンジをやってきてないだけに、どうも反則っぽいなと思い「本編準拠でドラゴンレンジャーからの継承をやれば、いいんじゃね？」と閃き、シルバーのチェンジしたドラゴンからアーマーを受け取るという形でやってみたのでした。続

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③アームドティラノとなったレッドが、二刀流で攻撃し、でもトドメはゴーカイジャーの姿で刺すというこれまでのルールに則った。 ゴウシリスペクトでパワレン版のアームドマンモスってのも頭をよぎったが、ここは自重。マベが会った訳じゃないしね。 勿論、レジェンド回じゃないので主題歌もなし。続