「ヒープリは不遇だったと言わせるつもりはない」コロナ禍で放送中止や映画公開延期が重なった『ヒーリングっど♥プリキュア』に対する悠木碧さんの文章がグッとくる

バシャロー📚二刀流ブロガー⚔️ @Basharo320

サーファー陽キャの父に海の青さから碧（あおい）と名付けられる 　↓ 幼稚園で男の名前だとからかわれる（ケロケロちゃいむの主人公の男の子がアオイだった） 　↓ 幼稚園の先生にあおいという名前は「王」「白」「石」が入ってて、王様の白い石っていうダイヤモンドみたいな名前なんだよと励まされる 　↓ 3月早生まれのハンデで、走るのもビリ、折り紙もビリ、お弁当を食べるのもビリ… 　↓ プロデュースの才覚の萌芽は折り紙 　↓ というのも、幼稚園では全ての折り紙を使い切らないと補充してもらえなかった。黒や茶色の人気のない折り紙を消費できる簡易チューリップが好評を博したのだ 　↓ 　↓ 　↓ 鏡の中のイマジナリーフレンドに話しかけるのが日常 　↓ 子どもの自主性を重んじる家族は優しく見守り、母はどんな友達たちか優しく問いかける 　↓ 　↓ 　↓ ある日、"鏡と喋っているところを見て"、祖母が芸能界入りを勧める 　↓ 「お仏壇のはせがわ」のCMの一般公募オーディションに挑戦 　↓ 特技の発表では「ムーンライト伝説」をフルコーラスで歌いきる 　↓ 当然落ちる 　↓ 　↓ 　↓ しかし、その後事務所にスカウトされる 　↓ 審査員の静止を振り切りフルコーラス歌唱した度胸、自分をセーラームーンと信じていたなりきり度合いがタレント向きと評価されたのだ。自己肯定感高く育てられたのが功を奏した。 　↓ 子役の世界では、大人が形成している社会を学ぶ 　↓ 大人は子どもを話を聞かれても問題ない相手と判断しているせいか、闇深い話も微笑ましい話も摂取。 【スキル・人間観察】の萌芽がここに。 　↓ 　↓ 　↓ 父や心配性の母のサポートのもと子役活動を継続。 母型の祖母は洋裁スキル、父型の祖母は和裁スキルにより衣装作りで援護 　↓ ドラマからバラエティ番組、CM（食べ物以外）で活躍 　↓ 『あっぱれさんま大先生』にもレギュラー出演 　↓ 　↓ 　↓ 小学5年生の時、『キノの旅』にインフルエンザにかかった子の代役でオーディションに合格 　↓ 声優初仕事、自分の腕さえ磨けば何でもなれる点に魅力を感じる 　↓ 子役と違いオーディションの合否に容姿がほとんど関係ない点も気に入る 　↓ 色んな声優さんに憧れ、一人で声を真似てははしゃぐ 　↓ 　↓ 　↓ 『デ・ジ・キャラット』に家族でハマり、沢城みゆきに憧れる 　↓ 『おねがいマイメロディ』や『紅』で共演が実現、ビシバシ質問して学ぶ 　↓ 声優事務所「プロフィット」へ移籍、活動本格化 　↓ 　↓ 　↓ 一方、中学生活は出だしを失敗… 　↓ 芸能人であることを死ぬほどいじられる 　↓ すみっコ組の友人とイラストや漫画を交換し小さな幸せを見出す 　↓ オタク濃度の高い美術部で『鋼の錬金術師』のラストとエンヴィーの絵を描きまくる 　↓ 　↓ 　↓ ノート作りが得意（授業中はスピード重視でメモ、家でまとめ直すのだ） 　↓ 皆こぞってノートを借りに来るため、テスト前はクラスの人気者に 　↓ 更に見返してやろうと中3の合唱コンクールでは指揮者にチャレンジ 　↓ クラスは2位に健闘、全校指揮者賞も受賞 　↓ 　↓ 　↓ 高校生活では反省を活かして初日から友達作りに専念 　↓ 片っ端から挨拶（アイサツは大事、古事記にもそう書いてある） 　↓ 趣味趣向を聞き出し、髪型や持っている筆箱、選んでいるローファーの種類、口調、目の動き、喋る速さなどから相手の性格を割り出す。【スキル・人間観察】発揮で、台本から役を掘り出す行為も磨く 　↓ ニコニコ動画の流行に乗りつつ、オタク高校生ライフを満喫 　↓ 『ガンダムOO』のロックオン・ストラトスにハマり、高校生活の半分以上を費やす 　↓ 　↓ 　↓ しかし、第1期23話のリアタイ視聴の是非をめぐり両親と大激突 夕方6時の放送だが、土日は家族で必ず出かける習慣があったからだ 　↓ 大激論の末、プレゼンを慣行。国際情勢や政治に興味を持ち学びたいと思ったきっかけが「ガンダムOO」であり、描かれる推しの死であることを力説。母に『ガンダムOO』を見せる。夜通し国際情勢について語り合い、ニュースを議論する習慣が家族に根付く 　↓ ロックオン・ストラトスへの想いにけじめを付けるべく（←…！？）、大学進学を決意 　↓ ロックオンの死の結果、視聴者が思考し行動に移せば、彼の死に意味ができると信じたからである 　↓ 早稲田大学社会科学部に入学 アフレコが受験日と重なるハードスケジュールながら、 国際情勢と政治を学ぶべく、 　↓ りぼん原作2作品のアニメで主役を務め、『ポケモン』にも出演、と声優としても順調 2011年に『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公、鹿目まどか役で大ブレイク 　↓ サークルでは漫研に所属 部員たちは途中まで気づかないふりをしてくれていた。 文化祭では部員たちの「まどマギ」のコスプレに対し 自らは「カオナシ」の中から喜ぶなど、楽しく過ごす 　↓ 『戦姫絶唱シンフォギア』では 戦火に突然投入される主人公"響"のごとく折れず立ち上がり、、 水樹奈々と共演するハードルの高さの中で歌唱の壁にチャレンジ 　↓ 仕事の試行錯誤と大学の忙しさを爆速で走り抜ける 　↓ 　↓ 　↓ 自らもソロアーティストとして音楽活動を続けるほか、竹達彩奈とユニット「petit milady」（プチミレディ）を結成 　↓ 『七つの大罪』、『ソードアート・オンライン』、『君の名は。』『幼女戦記』、『ヒーリングっどプリキュア」など数えきれないほどのアニメに出演し活躍 　↓ 　↓ 　↓ 2019年には『YUKI×AOI キメラプロジェクト』を始動（後に漫画家） 「言葉の擬獣化」をテーマに自ら企画・原案・キャラクターデザインを務める 　↓ 2022年、老舗の青二プロダクションに移籍 　↓ 2023年、音楽活動を再始動するとともに、 Discordに公式コミュニティ「妖精夜行」を開設 【スキル・人間観察】をテコに挑戦を続け、 声優、歌手、漫画原作者、一流のオタクとして、 多彩な活躍を続ける悠木碧さん！ エッセイ「悠木碧のつくりかた」は、 ・社会で生き抜く人間観察能力 ・仕事をこなすタスクマネジメント能力 ・仕事や趣味との付き合い方・折り合いをつける力 が学べる良著で、楽しいエピソードも満載です。 🔽レビュー記事はこちら🔽 basharo.com/yuukiaoiessay/