堀越先生も奈須きのこ氏も思わず反応!屋宜知宏先生の読切『ヒトナー』が獣人の星に人間が降り立つSFで面白い!
トネリコで検索したらFGOの方が出てくる中できのこ自身が「トネリコと言ったらヒトナーだろン゛ル゛ル゛ル゛ル゛ル゛(意訳)」してくるの何なんだよ pic.twitter.com/WUNQZs8czr
2024-02-15 13:16:18信頼できる読み手の何名かが「めちゃくちゃ面白い」と言っていたので面白いんだろうなとややハードルを上げて読んだらそれを楽々超えていった。めっちゃくちゃ面白い。2021年に発売された、ある傑作SF小説を思い起こさせる作品。 ヒトナー - 屋宜知宏 | 少年ジャンプ+ [ shonenjumpplus.com/episode/860347… ]
2024-02-15 08:03:54ヒトナーみたいな、ちょっと説明が必要そうな設定の作品を読者にスルッと読ませるのはすごい技量だと思うんですよね。「1つのフキダシ内の文字量がほぼ4行以内に収まるようにしていて」「伝えたいことほどシンプルな言葉で書かれている」このルールが徹底されてます。
2024-02-15 19:25:38ヒトナー、オーソドックスなファーストコンタクトものの構図に「ヒトと獣人の逆転」というアイデアが加わることでかなりパンチのある読み味になってるし、全編通して溢れるフェチ感は作品の空気の割と根本的な要素を占めているように見えるので「性癖作品」であるのもまた否定しようのない一面だと思う
2024-02-15 10:18:08ヒトナー、読後に印象として残るのはSF的な展開ではあるんだけど、「これ"ケモ"を"ヒト"に置き換えた奴~w」と瞬時にわかるタイトルと導入の口当たりの軽さが一番強いなと思う。
2024-02-15 13:36:09ヒトナー界隈ではトネリコさんの人気が一強みたいですが、私としては最初から最後まで理性的で差別などしなかったこれぞ霊長の頂点と言わんばかりのドリル博士と、長い旅路の末に自分達が孤独な種では無かったことに歓喜しどんな結末も受け入れる覚悟を決めていたヒトシさんを推したいですね pic.twitter.com/s9BW3oHE1b
2024-02-16 04:52:21ヒトナーのドリル博士、ラストのドクタードリルで気づいた。これドリトル博士とかけてるのか! 児童文学の、動物と話せる博士の! pic.twitter.com/OLOuVYn4UC
2024-02-15 19:35:01他の方の考察で見たけど、たしかに初めてペンをもたせたシーンでトネリコは「ケモ以外に文字が使えるんです?」見たいな怪訝な顔をしているのに、ドリル博士は冷や汗ダラダラでアカンって顔になってるの細かい(ペンが何か瞬時に理解できる=同様の道具がある=同等以上の文明を有しているになるので)
2024-02-15 18:04:55ドリル博士関連で言うならヒトナー冒頭でヒトシさんの立ち方を「正・直立二足歩行」と表記してるのに、のちに彼が書いたと思しきある文章では「正直立二足歩行」と「・」を廃しているのが好き 「自分たちとは違う上位の進化を遂げた者」ではなくあくまで「より垂直に近い立ち方というだけ」という表記 pic.twitter.com/GcHA2S1cQv
2024-02-16 09:33:33猿先生、当初は架空の存在だと思われてたヒトが空から降ってきた上にそれがケモ以上の知能と文明を持つ存在だったから学者として心躍りまくってて、それがコミュニケーションを重ねてく中で関係が「友人」へと変化して興味と興奮が深い慈しみの表情に変わって行くの、あまりにも良すぎる。 pic.twitter.com/hg0cYafbiZ
2024-02-16 06:51:42猿先生、ケモの進化の方向性としていずれケモもヒトに近い姿に変わって行くよという生物学的な変化の話をしてるだけで、どっちが高等とか下等とかって話は別にしてないんだよね。 だから進化の朋友。 pic.twitter.com/ag39JyNfMn
2024-02-16 17:57:09「手紙を2人に出す」「信頼する相手は1人じゃなく2人」結構シンプルなアイデアだけど、主人公たるトネリコ報道官に物語を持たせ過ぎない意味で、ドリル博士が物語装置として本当に優秀。ああいうキャラ書きたい
2024-02-16 00:36:20ヒトナーの、『この頭にしか毛が生えてない変な動物、紙によくわからん文字っぽいもの書いとるけどワシらの見様見真似をしてみたんやな、なかなか頭いいやんガハハ』と思ってたら後日あろうことかケモの言葉で文章書いてコンタクト取ってきて『ゾッ…』ってなるシーンほんとすき。
2024-02-15 12:42:12ヒトナーに出てくるケモの描写で一番好きなのはラオン長官の恐れ これで、ケモの世界がどれだけの辛苦の果てに現在の秩序と平和を為したかに想いを馳せることができる pic.twitter.com/bbPX7j6RjS
2024-02-15 21:13:15ヒトナー、ケモナーの逆回しだろ、みたいな予想を漂わせながら適度に緩く進行した前半部分から、言語習得で一気に「星を渡る仕事」というケモ族を上回るテクノロジーをも露呈して事態急転、と一気に後半締まった話になっていくのがいいね
2024-02-15 00:49:11しかし「ネタだろ?」みたいな先入観のもと読んだ(同時に意図してタイトルや序盤でそう読ませて惹きこんだ)であろう人の、そういう半笑いみたいなのを的確に突きつつ、作中の「ヒトナー」を異常者として糾弾する流れに混ぜ込みつつ打破させるのもお見事だった。総じて巧者な読み切り。
2024-02-15 01:04:57ヒトの知能的な優位性を使ったお約束展開、ヒトナーの面白さのまぁまぁ大きい部分を占めてはいる。でもその上で、できる限りヒトとケモの間に優劣をつけないような描き方も目指してるんだなぁって感じが心地よくもあるんだよね
2024-02-15 13:41:46ヒトナーは飛来したヒトシが単独かつ誠実な宇宙飛行士だから収まったけどこれが複数人かつ対外時に軋轢が生じるタイプだったらジャンルが変わってどっかの大航海時代の航海日誌みたいに分岐するんだろうなとか思った
2024-02-15 15:29:54ヒトナー、どう考えてもヒトシが化物すぎるんだけど、21世紀に生きる我々の宇宙飛行士へのプリミティブな憧れと信頼が「宇宙飛行士ならまぁ……一週間足らずで言語習得して発語コミュニケーションできるか……」をの無理筋を通す
2024-02-16 13:23:51