富岡町の小中学生800人「再会のつどい」フリージャーナリスト4名の方々のツイートまとめ

富岡町の小中学生800人「再会のつどい」 東京電力福島第1原発事故で全住民が避難する福島県富岡町の小中学生ら約800人が23日、同県天栄村の観光施設「羽鳥湖高原レジーナの森」に集まり、「再会のつどい」を開いた。 渡部 真さん @craft_box 畠山理仁(みちよし)さん @hatakezo 続きを読む
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渡部真 @craft_box

ある女の子グループが、震災直後に富岡町から避難する際、手荷物しか持ち出せず、自宅に沢山の物を置いてきてしまったというという話をしてくれた。どんな大切なものを置いてきてしまったか?と聞くと、友達との手紙や、飼っていた猫などと答える女の子たち。一時帰宅でも持ち出せなかったという。

2011-12-24 15:26:36
渡部真 @craft_box

それを見る畠山さんは、まるで父親のように優しいい眼差しだった……横でみていた僕は、寝床に倒れこんだ……もとい。まぁ、畠山さんは自分の子供が、話を聞いた子供達と年代が近いからかもしれない。村上さんもそうかな。3人一緒にストーブで暖をとっている時、6歳の女の子が近寄ってきた。

2011-12-24 15:29:33
渡部真 @craft_box

しばらく親父三人衆で、その小さな子のお相手をしたが、畠山さんや村上さんは父親のような顔つき、僕なんかはもう孫を見る感覚。いやマジで、最近の僕は爺様目線です。でもね、本当にもう、自分の子供が小さかった頃と違って、孫世代の子供はまた別の可愛さなんですよ。

2011-12-24 15:31:25
渡部真 @craft_box

さて、村上さんは、震災以来、数回一緒に取材させてもらったが、いつも感じるのは、東北出身の強み。村上さんは、宮城県亘理町の出身で、村上さんの案内で、沿岸部の取材させてもらったこともある。数人の親にインタビューしている時も、地元事情を混ぜながら聞きだせるのは、いつもながら羨ましい。

2011-12-24 15:32:41
渡部真 @craft_box

ちなみに、以前、村上さんと渋井さんと3人で行った「村上さんのご先祖様を訪ねた陸前高田の取材旅」は、そのうちにメルマガ「週刊 石のスープ」で、ご本人に書いてもらう予定です。お楽しみに。……というか、今書いていること、本当は全部メルマガに書くようなネタだったりするんだがw……

2011-12-24 15:33:42
渡部真 @craft_box

まぁとにかく、それぞれみんな視点やアプローチ、あるいは距離感なども違って、こういう同行取材も勉強になるなぁと思った。そういえば、昨日は海外メディアの取材班も同行した。「原発事故から避難している若者の話が聞きたいから、若い子を紹介してほしい」というので、誘ってみた。

2011-12-24 15:35:09
渡部真 @craft_box

生徒や親の話が沢山聞けたということで、昼過ぎに途中で別の取材先に移動していったが、前日に続いて、まぁアッサリとした取材。僕なんかは、前述したとおり色んな角度で取材したいし、渋井さんなんて、まぁ深く掘り下げるための情熱はすごい。それとは、随分感覚が違うようだ。

2011-12-24 15:43:27
渡部真 @craft_box

人によっては、「模範回答」をしている様子を何度かみた。以前にも取材した事ある中学生の一人は、こちらに模範回答だと 分かるように「友達と、会えた事が、 一番、嬉しかったです」「バイキングの料理が、美味しかったのが、思い出です」とわざとらしく答えて見せてくれた。

2011-12-24 15:52:31
渡部真 @craft_box

最初はそうした模範回答をしている人たちも、じっくりと話を聞いたり、時間が進んで少し落ち着いてから聞いたりすると、本音は違っていたり、抱えている事情が垣間見えたりする。そんな具合で、昨日、取材をしていて何裏も感じたのは、9か月間という時間の長さ。

2011-12-24 15:55:24
渡部真 @craft_box

3月以降の取材のなかで、学校の世代が入れ替わる3年以内に、町の復興や学校の再開を果たさないと、町のコミュニティが大きく変わってしまうと考えさせられることが多い。しかし、3年どころが、この9か月間は、それぞれにとって十分に長すぎる時間だったという事だろう。

2011-12-24 15:57:31
渡部真 @craft_box

まぁそんなこんなで、昨日の取材は、一度にいろんな人の話を数多く聞けたということもあり、当初思っていた以上に、考えさせられたり感じさせられた取材だったと。……渋井さんを送って新宿のネオンの中で車で信号待ちをしていると、若者達が道路を横切る……軽いめまいがした……終了。

2011-12-24 16:06:21
渡部真 @craft_box

そうですね。中学生は原則なかに入れないため、家族に持ち出しを託すものの、なかなか見つからなかったりして、辛い思いをしているとも聞きます。 RT @HIRACO0603: …なのに、1回2時間の一時帰宅で持ち出せるわけがないじゃないですか……2回行きましたが、まだまだあります。

2011-12-24 16:11:08
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

昨日、富岡町の再会のつどいで出会った女子中学生。福島第一の事故時「お父さんがもう駄目だから逃げようって。だってお父さん2F(福島第2)で働いているし」。中学生から福島第2の略語・2Fという言葉があっさり出てくることに少々驚き。

2011-12-25 00:45:59
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

現在、東京で避難生活を送っている富岡町の女子中学生に「東京はどう?」って尋ねた。多少、嬉々とした声もあるかなと思いきや、「うーん、たまに遊びに行くなら良いけど、なんか暮らしていると結構退屈」。そうっか。

2011-12-25 00:55:05
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

今回取材の最大の愚問「富岡町に戻りたいか?」。私が直接聞いた8人からは誰ひとりとして積極的に戻りたいという声はなかった。ある中学生は「富岡?うん、もういいよ」と吐き捨てるように言った。一方で、新たな環境にそれなりに馴染んでしまった子どもの順応性の高さも垣間見えた気がする(続)。

2011-12-25 01:14:44
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

この愚問を8番目に聞いた小学2年の女の子は「うーん」というような困った表情を見せた。「いいよ、無理に答えなくて」と言ったら、「今の学校も楽しいし・・・」。自分の娘と同じ小学2年ということもあってか、この時点で他の子にも愚問をぶつけられなくなってしまった。

2011-12-25 01:33:33
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

また、富岡町の再会のつどいの話になってしまうが、どうやら参加者が予想よりも多かったらしく、バイキング形式だった昼食は各人30分程度ということに。このため昼食会場のレジーナの森のレストランの従業員も子どもたちを急かしモード(続)。

2011-12-25 15:33:18
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

従業員たちも慌ただしかったのは分かる。でも子どもたちに「食べ終わった子は出てってね」という呼びかけ方についてはやや言葉を選んで欲しかった。だって彼らは何も悪くないのにある日突然、富岡町を「出てって」て言われたんだから。

2011-12-25 15:47:51
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

福島の放射線問題は何も警戒区域に限ったことではないのは周知の通り。先日、岩瀬郡天栄村のレジーナの森で行われた富岡町の再会のつどいだが、会場となったホールの中でスマホと間違えて取り出した線量計の数字が0.7μSV/hもあったことには驚いた(続)。

2011-12-27 14:48:03
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

一瞬異常値なのかと思ったが、ホール内を回ると、多くは0.1μSV/h台だが、場所によっては確実に0.4μSV/h以上のところは存在した。基本的に会津地方を除けば、いまの福島は線量は高めで、ホットスポットも各地に点在するという現実がある(続)。

2011-12-27 14:48:15
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

会津地方との境界に接する岩瀬郡周辺の場合、風によって運ばれた放射性物質がこの境界の山地に遮られ、周辺に降り注いだと考えられている。富岡町から避難して、友達との再会を喜ぶ場も線量が高いとはあまりにもむごすぎる。

2011-12-27 14:48:29
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