海野の『とある魔術の禁書目録』実況まとめ

一応初見ではないはずだけど全然覚えてなかった。後で一気に読んで自分で楽しむ目的のもの。
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1巻実況&感想

海野波香 @OceanTide_Rite

1巻冒頭の御坂美琴、確かに上条当麻の言ってることはだいぶ無神経なんだけど、それはそれとしてヒロイン感は一切ない。中ボスの風格。

2024-02-21 22:39:26
海野波香 @OceanTide_Rite

最後に読んだのが随分前だから忘れてたけど、インデックスにはちゃんと聖職者としての教養があるんだね。「自殺者にはお墓も立てられないもんね」なんて地味に問題になってるところをさらっと言うじゃん。やるね。

2024-02-21 22:45:25
海野波香 @OceanTide_Rite

『歩く教会』ってトリノ聖骸布のコピーだったのか。じゃあやっぱイエスの転写とか出てるのかな……でも教会でもあるということはキリスト教の身体でもあるわけだから、聖骸布そのものの性質というよりは教義的強固さを聖骸布によって最大化して魔術防護として運用してるのかな?

2024-02-21 22:51:53
海野波香 @OceanTide_Rite

『幻想殺し』が『歩く教会』を繊維単位で分解しなかったのは興味深いね。つまり、神秘としての『歩く教会』は部位の集合だったということになるのではないかな。教会が礼拝堂のみによって成り立つのではないのと同様に、複数枚の聖骸布を一室と見立てて教会として建築したものが『歩く教会』だった。

2024-02-21 22:55:18
海野波香 @OceanTide_Rite

あ、とある世界では英国国教会(イギリス清教と呼ぶみたいだ)は旧教なんだね。聖公会の分類は難しいところだけど、魔術の話をするなら教義で寄っているカトリックに分類したほうが早いか。

2024-02-21 22:59:11
海野波香 @OceanTide_Rite

@Leisouin 「修道服は着物じゃないから聖骸布を複数枚使っている」「幻想殺しによって破壊された際に各部位で布地に分解されている」という点からそう考えました。歴史上の教会というものはどれもひとつの部位(部屋)のみで成立していたわけではなく、信徒と聖職者の拠り所として多機能であったわけで。

2024-02-21 23:03:13
海野波香 @OceanTide_Rite

砂鉄を集めた『鞭のような剣』に対して『幻想殺し』が効くメカニズムはちょっと気になるな。砂鉄に乗った運動エネルギーはそれを操作している磁力が打ち消されても慣性の法則である程度は進み続けるように思える。うまいタイミングで消したんだろうな。

2024-02-21 23:07:23
海野波香 @OceanTide_Rite

ステイルはどうしてバーコードみたいな入れ墨してるの? 資本主義に屈した証明ってわけではなさそうだけど。

2024-02-21 23:09:13
海野波香 @OceanTide_Rite

面倒くさいオタクなので、「聖ジョージのドラゴン」と言われると「ん゛っ」みたいな止まり方をしてしまう。

2024-02-21 23:13:29
海野波香 @OceanTide_Rite

インデックスがカバーしてる禁書の範囲、面白いな。パータリプトラ(古代インドの栄華の都)が含まれてるってことは、バラモン教の『アタルヴァ・ヴェーダ』のことだろうか。ということは、いわゆるインド魔術である『タントラ』や『マントラ』は体系として別の扱い?

2024-02-21 23:19:21
海野波香 @OceanTide_Rite

ステイル・マグヌス、面白い魔術師だね。ルーンを使うから古い魔術の使い手なのかと思いきや、『魔女狩りの王』の詠唱はノタリコンだし、聖書からの引用もある。あらかじめ準備した範囲の内側で戦う分には最強の魔術といい、なかなかにイギリスらしい。好感が持てるよ。

2024-02-21 23:26:49
海野波香 @OceanTide_Rite

禁書目録が行使してる魔術、ジョン・ディー以降の天使に関する魔術か。星座やロールの照応を求めてるあたり実にそれらしい。エノク語とかそういうイマドキ化した属人の魔術は詳しくないんだよなー、私は土着の呪術ばっか漁ってきたから。

2024-02-21 23:31:47
海野波香 @OceanTide_Rite

とあるの世界ではゴルゴダの十字架は代用不可能な聖具なんだ……まあ、一級聖遺物にしてはいっぱい「発見」されすぎてるからね。全部を本物として扱うと魔術の規模がおかしなことになってしまう。

2024-02-21 23:34:01
海野波香 @OceanTide_Rite

インデックスの「宗教に政治を混ぜたから十字教はバラバラになった」というのは実に宗教者らしい見解だね。前提として、原初、宗教とは広義の意味で政治の一形態であったと言うこともできる。それをさておいて「政治の色を出さなければ十字教はひとつでいられた」と考えるのは、信仰当事者の視点だ。

2024-02-21 23:36:55
海野波香 @OceanTide_Rite

「イギリスは魔術の国だから」という表現、実に面白い! 詳しくは『宗教と魔術の衰退』に譲るけど、イギリスがとても魔術的な国家・地域だったことは確かだね。

2024-02-21 23:37:50
海野波香 @OceanTide_Rite

上条当麻は粗暴で軽率な青年だけど、人の心を救おうと熱心になることができてとても立派だね。躊躇わずに手を差し伸べる者もすごいけど、躊躇った上で手を差し伸べることを選んだ者のほうが私は好きだ。

2024-02-21 23:41:35
海野波香 @OceanTide_Rite

雨乞いの儀式に使われる『令刀』というのは寡聞にして存じ上げない。気になったから手持ちの資料で日本の雨乞いについて調べたけど、それらしいものは見つけられなかった。雨乞いの祈願で鍛えられた刀や奉納された刀ではなく、祭具としての刀か……面白いね。

2024-02-21 23:47:19
海野波香 @OceanTide_Rite

完全に忘れてた。この神裂とかいうお姉さんの剣術、10割フィジカルなんだよな。うまいなあ、読者はそろそろ幻想殺しが無敵だと思いはじめてるタイミングだもんな。それはそれとして肉が裂かれる水っぽい音を感じてしまって身震いした。

2024-02-21 23:55:13
海野波香 @OceanTide_Rite

記憶絡みのストーリー展開、本当に鮮やか。見惚れるなあ。

2024-02-21 23:59:21
海野波香 @OceanTide_Rite

『聖ジョージの聖域』、『竜王の殺息』というネーミングから察するに、モデルとなっているのは「黄金伝説」で聖ゲオルギウスに討たれたドラゴンかな。このドラゴンが吐くのは毒だったから、『幻想殺し』で打ち消しきれない「バラバラの『質』」を再現しているのかもしれない。いいね。

2024-02-22 00:06:58
海野波香 @OceanTide_Rite

心に残っている、か。いいね。すごくよかった。久しぶりに読んだけど、とてもいい作品だなあ。

2024-02-22 00:09:51
海野波香 @OceanTide_Rite

というわけで、1巻を読み終わった。最後に読んだのはもう5年以上前だったと思う。当時よりじっくり読むことができたね。

2024-02-22 00:11:07
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