Western Museum of Flight YF-23 PAV-2 in Aug. 1996

以前はモーメントにまとめていたのですが、モーメントが廃止されたので、Togettoerに移設しました。
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メインのスレッド

いーの@なろう573151 @selene_air

これは、8/17に行った私の一連のツイートの改訂版です。 私は、幸運にも94年にドライデンFRCで、(エヴァンゲリオン謎本のおかげで)96,97年にWestern Museum of FlightでYF-23の2号機を見る機会を得ることができました。 pic.twitter.com/192fhnuoi1

2017-08-31 23:05:14
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いーの@なろう573151 @selene_air

ドライデンFRC(今はアームストロング)目撃時はモスボールが施されており、その写真は航空情報95年2月号に松崎豊一さんの解説付きで掲載されています。 96年時点ではそのモスボールがはがされたばかりで、レストアが進んでいません。国籍マーク等は仮のものです。 pic.twitter.com/owCIYA4BrH

2017-08-31 23:07:21
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いーの@なろう573151 @selene_air

ドライデンFRCで撮った2号機のポジは、私の知識不足もありましたが、航空情報編集部の手で無断でスリーブから切り離されてしまい、一応、返却はされたものの、その影響で引っ越し荷物のどこかに紛れて行方不明です。 掲載誌も失ったので、これは再度入手しなければと思ってます。 pic.twitter.com/2di78yJYTD

2017-08-31 23:08:17
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いーの@なろう573151 @selene_air

このYF-23の空気取り入れ口は、模型製作者やイラスト描きには鬼門です。 なぜなら、間違いやすいからです。 空気取り入れ口の縁は、ノースロップの図面にあるように、平面に投影した時に、外側は反対舷側の主翼前縁と平行、下側と内側は、同舷側の主翼前縁と平行になっています。 pic.twitter.com/fQ74fsbRp7

2017-08-31 23:10:10
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いーの@なろう573151 @selene_air

ところが、ここに挙げたどの模型もそうなっていません。 最初に発売されたドラゴンやイタレリのみならず、ホビーボスの1/48も同じ、最新のS14も監修を受けたはずなのですが、似たようなものです。 写真はドラゴン、イタレリ、ボス、S14の順。 pic.twitter.com/uSWcsfiwxU

2017-08-31 23:11:38
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いーの@なろう573151 @selene_air

平面図と正面図を基にして側面図を起こすと、実機では側面から見た時の縁が上に行くほど近づくように見えるはずで、この写真やノースロップの図面はそれに合致します。 pic.twitter.com/rcHJ0Muo2o

2017-08-31 23:17:12
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いーの@なろう573151 @selene_air

YF-23.netやPixivで指摘されている方がいるので、私の眼が特別というわけではありません。 このコレクトエア製1/48レジンキットのインテークはかなり実機に近いようですし、正しい形状を把握するのが不可能であったはずがありません。 pic.twitter.com/J8XnNUnAIm

2017-08-31 23:18:22
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いーの@なろう573151 @selene_air

空気取り入れ口側壁の立ち上がり場所を結ぶ線と下側の縁の線が並行という思い込みに基づいた図面が出版物で発表されたので、それを参考にした設計が行われる。 模型業界で時々見られる先行者追従をしているうちに思い込みが強固になってしまったという事なのかもしれません。 pic.twitter.com/dEGa1WFRwn

2017-08-31 23:19:26
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いーの@なろう573151 @selene_air

写真と見比べて矛盾がないかチェックする、と豪語していたガレージメーカーが、どう見ても写真と違うキットを出していたので指摘すると「本にある図面の通りですから」と胸張ったくらいなので、イタレリやドラゴンのキットそのままで20年というのは、さもありなんという事なのかも。 pic.twitter.com/JrmkL2esah

2017-08-31 23:21:51
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いーの@なろう573151 @selene_air

いずれ、(他の部分も見直した)決定版キットを1/72や1/144で出していただければと思っております。その時には、是非、現地取材を! 先のツイートの反響にもあるように、日本では、ものすごく人気があるんですよYF-23。 そう、一時期のTSR.2の……いやもっとか。 pic.twitter.com/hYOdzmelYP

2017-08-31 23:23:18
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いーの@なろう573151 @selene_air

イラスト描きにも鬼門と書きましたが、このインテーク、断面形状の影響で、模型通りとしても、デッサンを取るのが難しい。まして、実機どおりとなると……角度によっては、赤枠で囲ったように、常識的な感覚に反した線を描く必要が……。 図面や模型設計での思い込みは、それが遠因かも。 pic.twitter.com/XbcOTq4Pol

2017-08-31 23:25:01
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いーの@なろう573151 @selene_air

「群青」のムックで、日本が実用化した艦載型という設定でF-23のイラストをお願いした笠原俊夫さんに、そこらへん注意を促そうかと一瞬思ったのですが、該当するアングルでは(このアングルです)、手間と時間がかかるわりには影響が小さいと判断して、見送りました。 pic.twitter.com/KWUFWnaH2o

2017-08-31 23:26:10
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いーの@なろう573151 @selene_air

これは私の裁量で抑えた事なので、笠原さんを非難しないようお願いします。 ちなみに、その海上自衛隊向けF-23は、NATF向けF-23の詳細が当時は不明だったのと、開発費をできるだけ抑制するべき考証上の条件があったので、ほとんど形状を変更しなかったという設定にしています。 pic.twitter.com/H34YHWUUnj

2017-08-31 23:27:30
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いーの@なろう573151 @selene_air

ちなみに、後に(私としては2011年頃)判明したノースロップのNATF案がこちら。 全長制限があったのか、垂直尾翼後縁が残念すぎ。 きれいにまとまっているロッキード案と比較するとちょっと……。 これが回りまわってATF採用の脚を引っ張ったと言われたら、納得してしまいそうですw。 pic.twitter.com/YAkI7hY2FD

2017-08-31 23:29:03
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いーの@なろう573151 @selene_air

この尾翼は、ドライデンでもモスボールがかかっていませんでしたので、退色等はあるものの、当時初のままの塗装です。うっすらと見える二つの丸が何か、あるいはどのような様子だったかは不明。 出来るだけ平面形状が分かるように撮ろうとした記憶があります。 今度やる時は、尾翼は増積します。 pic.twitter.com/ihY4HgpeWH

2017-08-31 23:30:15
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いーの@なろう573151 @selene_air

排気口の耐熱タイルは、模型ではいいアクセントになると思いますが、再現は難しい所です。YF-23の排気口のフラップは、F-22とは違って機体側に付いているので、収蔵機にはエンジンが搭載されていません。翌年のぞいたら、向こう側の光が見えました。(ここの整備性も不利に働いた?) pic.twitter.com/2RTiEZ0VwS

2017-08-31 23:32:34
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いーの@なろう573151 @selene_air

四枚目だけ首脚です。 翌年はインテークカバーが外されていたので、中を覗いたら、左右前方からファンブレードが見えたんだろうなというダクト形状でした。F-22も見えるアングルがあるので、選考には大きな影響はなかったのかも知れませんが、気になります。 pic.twitter.com/teYRKcgc0d

2017-08-31 23:33:40
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いーの@なろう573151 @selene_air

撮影した当時のWestern Museum of Flightは、ノースロップ・グラマン本社に隣接したホーソーン空港の一角を占めていました。 しかし、そのノースロップ・グラマンは、今は移転し、跡地は再開発されています。 pic.twitter.com/zHS2CIZ3W9

2017-08-31 23:36:23
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いーの@なろう573151 @selene_air

空港東側にあるフリーウェイ出口を下りて、空港南側の道、Jack Northrop Ave.から回り込もうとしたら、検問所があってさらに南の道へ大回りする羽目にあいました(博物館は北西角でした)。

2017-08-31 23:39:23
いーの@なろう573151 @selene_air

「そうか、日本からはるばる来てくれたのか」と、博物館の職員の方が乗降用の階段を用意して、YF-23のコクピットを覗けるようにして下さるなど、いろいろと便宜を図っていただきました。お礼に、旧ノースロップ社ロゴのピンの購入と募金を多めに(普通は1ドル)。 pic.twitter.com/cXDpgNcJfn

2017-08-31 23:42:05
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いーの@なろう573151 @selene_air

今は南のトーランスに移転しているWestern Museum of Flightですが、展示機の大部分に柵が設けられているとの事で、下に潜り込むなんて機会は二度とないのでしょうけど、YF-23はモノグラフも出ましたし、これらの写真の価値は下がったかな、と。 pic.twitter.com/rTWr5vWzBV

2017-08-31 23:43:20
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いーの@なろう573151 @selene_air

検索すると、結構な数の訪問記をBlog等で読む事ができます。所蔵機はハリアーT.7やF-14等が加わり、にぎやかになっているようです。 このYF-17は、修理できているのでしょうか(この頃は、片方の主脚の油圧が抜けていました)。 pic.twitter.com/9dyn5R1cKo

2017-08-31 23:44:16
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いーの@なろう573151 @selene_air

なお、機体には一切手を触れないで撮影しましたよw。 今は、柵があるので、こういう無茶ができた昔の写真も公開できるというものです。 (ちゃんと、その場におられたスタッフにお断りした上で、潜っています) pic.twitter.com/ir3gj63340

2017-08-31 23:45:16
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いーの@なろう573151 @selene_air

もうちょっと、露出や現像もなんとかしたかったんですがねえ……。 現像はラボ任せですからどうしようもないと言えばないんですが。 元々のスキャン自体があまり精度の高いものではありませんでしたので……。 pic.twitter.com/MEq6PBa6gz

2017-08-31 23:46:26
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