【まるで反省していない…】東名高速のあおり運転で人を死なせた犯人、裁判所でも裁判官を煽ってしまう

「萩山嘉久さん（当時45）と妻・友香さん（当時39）夫婦は、2人の娘とディズニーランドやお台場を観光した帰宅途中でした。パーキングエリアで道をふさいでいた石橋を注意したところ逆恨みされた。約1.4キロにわたり追いかけられ、執拗な進路妨害をされたため、やむなく車を停車。車外で石橋から胸倉を掴むなどの暴行を受けた後、後方からトラックに衝突され、夫婦は亡くなりました」

今回の事故当時、石橋は勤務先を無断欠勤していたという。　前出の同級生や知人は、事件の原因について「女の前やからイキがっていたんやないか」と口を揃える。

　被告は退廷時、裁判官に向かって「俺が出るまで待っておけよ」と述べた。

石橋被告はこれまでの公判でも全く反省の様子を見せず、「身体が弱い恋人のことを支えたいので、事故のことは許してほしい」などと身勝手な主張を繰り返してきた。

なお、本人はいじめられっ子だったらしい

「22歳の女性と横浜へドライブデートした帰りだった」（同前）という石橋は、福岡県鞍手郡の旧炭鉱街出身。3人兄弟の次男として育ったが、小さい頃から大人しかったという。

中学卒業後、石橋は、鞍手郡に隣接する中間市内の高校に進学。この頃から、「周りに対して虚勢を張り出した」と知人は言う。「『中学時代からバイクに乗ってた』というので、『じゃあ乗ってみろよ』と言うと、全く乗れなかった。成績も良くなかったし、どちらかというとパシリのタイプでした。

気弱でイジメられっ子だった石橋被告だが、車を運転すると豹変する傾向があったようだ。前出・記者が話す。「石橋被告は21歳で運転免許を取得してから交通違反を７回、事故を４回起こしています。女性が助手席に座っていると気持ちが大きくなり、攻撃的な態度を取る

あまりに悪質すぎたため、この手の事件に厳罰を課すことができるように法律が改正された

　この事故を契機に、あおり運転の対象となる行為や罰則を初めて定めた改正道路交通法や、さまざまな類型のあおり運転による事故を処罰できるようにする改正自動車運転処罰法が20年6月に成立した。

死刑にはできないが、求刑できる範囲では検察も裁判官も情状酌量一切無しで最高の求刑を出しているので、無知じゃないなら「死刑にしろ」と意味のないことをいったり裁判官をdisらないように気をつけよう

・死刑にできないのは死傷への故意はなく殺人罪を問えないことが理由。

・適用された危険運転致死傷罪は過失犯。この時死亡させた場合は一年以上の有期懲役(2条)。有期懲役の最高は懲役20年(刑法12条)。

ここから引き算。未決勾留日数の算入方法：差戻し前第一審判決までについて260日（裁定通算、刑法21条）。その後差戻後第一審判決まで全日数（法定通算、刑訴法495条1項、2項、4項）。その後差戻後控訴審判決まで約19月（裁定通算）

よって、懲役18年は事実上の最高刑。