『新撰21』読書会(7)「神野紗希+江渡華子」

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フジタサトシ @fujitas_

「いきいきと一本の木や冬の川」もかなり凄い作品。季語を質問とすると、その他のフレーズは季語の本意に対するなんらかの解答になるのが普通と思うんです。本意に沿うにしろ、反するにせよ、ですよ。 #shinsen21

2010-05-22 23:56:59
Daisuke IKOMA @dwsk_w

@yasnakam #shinsen21 おそらく一般的な読者が紗希俳句の持つ明るさに眼を奪われていると予想してあえて「屈折」「違和感」というキーワードを提示してみたんだと思います。

2010-05-22 23:58:25
SATO Ayaka @a8ca

@micropopster @nakayama_awa 口語で幼くならず立つには、女性的でない必要があるかもしれません。「切れ」自体は口語にも開放された領域だと信じています。「切字」を使うなら限りなく記号らしく。 #shinsen21

2010-05-22 23:58:46
@cagemin

「屈折」「違和感」といっても、他人との関係で出てくるようなものではありませんね。世界の条件とつきあたって生れてくるような。 #shinsen21

2010-05-22 23:59:06
@yurayurayurano

@yasnakam これは勝手な読みかもしれませんが、「青嵐」の句の後に「山脈育つ海の底」とあれば、この育ちつつある山脈は絵を見つめている人の情念の謂なのかな、とか。あるいは「砂の城」が「ここもまた誰かの故郷」の故郷に見えてきたりだとか。 #shinsen21

2010-05-22 23:59:31
フジタサトシ @fujitas_

でもこの場合は、「川」と「木」のどちらにも具体性が与えられないままなんですよ。読まれるとき、どちらもメタファー、あるいは、どちらもスケッチ。どちらかの読みになる。これって珍しい気がする。 #shinsen21

2010-05-23 00:01:31
ot @_ot

あぁ何か似たような話が三冊子だったかにもありましたね。ただ置いただけだ みたいなことを芭蕉が言っていた。そのくらいのすごさは感じました。 #shinsen21 QT @salvador_f 「いきいきと一本の木や冬の川」もかなり凄い作品。

2010-05-23 00:02:41
yanoreina @8no07

「明るさ」も「屈折」も可愛い「口語」も、彼女のアイドル性を感じます。 #shinsen21

2010-05-23 00:04:20
ot @_ot

すごく細かいところで、天道虫の死の把握はほんとにその順序だったんだろうか・・・と。すいません(汗) #shinsen21

2010-05-23 00:04:56
中村 安伸 @yasnakam

さて、時間となりましたので一旦お開きということにしたいと思いますが、可能な方は引き続きご発言ください。後日の追加も歓迎です。本日はご参加いただきありがとうございました。 #shinsen21

2010-05-23 00:05:25
Daisuke IKOMA @dwsk_w

@salvador_f #shinsen21 僕はその具体性のなさがこの句を難しくしていると思う。なぜ木が「いきいき」としているのか判らない。他人の俳句ではよくあることだけれど、他の紗希俳句では丁寧に説明がなされていることが多い。

2010-05-23 00:05:28
Daisuke IKOMA @dwsk_w

#shinsen21 「枯園や水色多き案内図」の懇切丁寧さの方が「守備範囲」を守っているように思う。

2010-05-23 00:07:10
@cagemin

「いきいきと一本の木や冬の川」。「いきいきと」していることに理由はなさそうですね。「一本の木」と「冬の川」の形象と存在を、作者が「いきいきと」で繋がると見た、ということでしょう。私は嫌いではない句です。 #shinsen21

2010-05-23 00:09:00
Daisuke IKOMA @dwsk_w

#shinsen21 小論は言っていることはとても面白いが導入が少し納得しづらい。単に倒置的な語法が多いというだけにも読める。

2010-05-23 00:10:06
中村 安伸 @yasnakam

@yurayurayurano なるほど。そういう連作的な読み方はあまり考えていませんでしたが、意図していたとしたら凄いですね。 #shinsen21

2010-05-23 00:16:24
SATO Ayaka @a8ca

「屈折」も「違和感」もあると思うんですが、まだ高校時代の彼女を追ってるかな、と。今はぱっと見のわかりやすさとは裏腹に一句ごとの完成を目指しているし、俳人として堅実。赤黄男研究や評論など、そのあたりからの未来予想があるとなお面白いと思います。 #shinsen21

2010-05-23 00:16:26
@yurayurayurano

@yasnakam たぶん私の妄想だと思うのですが、一句ごとのテンションが低い分並べられると連想を呼びやすいということはあると思います。 #shinsen21

2010-05-23 00:18:58
ot @_ot

旱で終わっていますし。 #shinsen21

2010-05-23 00:19:01
中村 安伸 @yasnakam

それは確かにそうかもしれません。 QT @yurayurayurano: @yasnakam 一句ごとのテンションが低い分並べられると連想を呼びやすいということはあると思います。 #shinsen21

2010-05-23 00:24:19
SATO Ayaka @a8ca

同感。「砂の城」→「故郷」→「淋しさ」。崩れる故郷、故郷があることの淋しさ、故郷のない人を思う淋しさなど。たぶん松山とか蜜柑は、今は、詠めないんだと思う。 RT @yurayurayurano: 一句ごとのテンションが低い分並べられると連想を呼びやすい #shinsen21

2010-05-23 00:29:38
@yurayurayurano

さて、抜けます。わたしには『星の地図』のイメージが非常に強かったので、今回の100句は読みあぐねる部分も多かったのですが、この読書会でいくつか指針を与えられているように感じています。どうもありがとうございました 。#shinsen21

2010-05-23 00:30:27
SATO Ayaka @a8ca

読書会参加者の中で作者に最も近い位置にいる、というのもあり、ちょっと力が入ってしまいました。はじめの2句ができた現場にいたことなどは、今では自慢のひとつです。参加できてよかったです。 #shinsen21

2010-05-23 00:36:01
Daisuke IKOMA @dwsk_w

@a8ca @micropopster 眼に見える女性性は確かに幼さを伴うように思います。切れと口語の間柄はむしろ沢山口語俳句が詠まれていくなかでこれから関係性が作られていくものだと信じています。 #shinsen21

2010-05-23 00:43:46
榮猿丸 @micropopster

現代短歌が口語や記号を取り入れていったのに対して、俳句が変わらなかったのは、俳句形式に内在する文語しばりがあったからじゃないかな。これ、俳句じゃなくて穂村弘の歌集タイトルだけど「手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)」というような俳句が出てこなかった。 #shinsen21

2010-05-23 00:51:10
ot @_ot

なりて過ぐ」 憶えなく」 天の川 とも思う」 とも違う」 星きれい」 #shinsen21

2010-05-23 00:59:37
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