2024/2/25 FIBAアジアカップ予選 日本vs中国から見えてきた課題

・オフボールの合わせのダイブ(Cut the Help、Cut the Tag)の不足。 ・PNR D、特に5on5全体でのルールの見直し。(Peel? Late Switch? Stunt?)
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Modern Basketball Tactics Research (MBTR) @MBTResearch

2024/2/25 FIBA Asia Cup 2025 Qualifiers JPN vs CHNからピックアップ。 JPN: Empty Side PNRに対するWeaksideのReactに課題。 形的には#91のCut the Helpになるべきところ、Stayしてしまったため停滞。 (他のDがCutをカバーした場合はKick Outにも落ち込める=Dive & Open) pic.twitter.com/0cxc7MFWRY

2024-02-28 13:31:34
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JPN: Empty Step-upに対するWeakside Reactに課題。 ここも#91のCut the Tagが求められる場面。 適切にDive出来ないと、それ以外の周りのアウトサイドもOpenにならないので、オフェンスが手詰まりになってしまう。 pic.twitter.com/oQbSOA8rh5

2024-02-28 13:34:19
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JPN: ここもStep-up BSに合わせて#75がCorner Tag Dive (=Cut the Tag = Vacuum Cut)で合わせるべき場面。(*その場合は#6はLiftではなくDriftになる) Outsideで皆が皆Stayしてしまうと、この場面のようにOutside D同士でのRotationが間に合ってしまうことがある。 pic.twitter.com/sYq8ckHLXn

2024-02-28 13:38:15
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JPN: ここも形的には本来#75がCut the Helpで合わせるべき場面。 遅れて#18が無理矢理Diveしに行って帳尻を合わせようとしてくれているが色々と間に合わず(しかし最終的にExtraからの3pt draw foulを生み出しはした)。 素直にCut the Help、Cut the Tagできれば、日本のOFはかなり楽になるはず。 pic.twitter.com/R7EigZgrlV

2024-02-28 13:43:39
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JPN: 翻ってDiveが活きた良い場面もPick Up。 JPN#2/#24 のBSに合わせた#75のCut (おそらく#24のPNPを想定したCut the Pop)。 これが良い形のBox-Outになって、結果的に#24のPut Backへのアシストになっている。 pic.twitter.com/bpLLfpSgQw

2024-02-28 13:46:25
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JPN: これも良いDiveの形。 JPN#5/#24 のExit Post DHOに合わせて#75がCut & Screen the Gapで#18のOpen 3ptを演出。 誰かがWeakside Diveした方が、むしろ他のOutsideのOpenを演出できるというDive & Openの形。 pic.twitter.com/UJV2RzWY6A

2024-02-28 13:50:23
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続いてJPNのDの課題: CHNのシンプルなBS -> Pull-upに対してJPN#24が釣り出され、インサイドの人手不足でPut Backされてしまった形。 JPN#6はあくまでOver Chaseするのか? それともLate SwitchでBox-Outを優先するのか? Peel Rotationして#75と#18がDREBに回るという手法もあるし、 pic.twitter.com/8fnw7RjaBI

2024-02-28 14:01:44
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そもそも#5がHandlerに対してStuntを仕掛けてPull-upを遅らせれば#6のChaseが間に合ったり、あるいは#24がここまでContestに引き出されなかったかもしれない。 距離感的に難しいが#6と#5がPeel Switchして#24が引き出されないようにするという手筋もなくはない。 JPNはどの手を取るべきだろうか?

2024-02-28 14:04:00
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このJPNのDも本質的には類似の問題を抱えている。 CHN#4/#21 のBSに対してJPN#24が大きく吊り出され、その結果JPN#75のところがOverloadになってしまい、Tag Dive = Cut the Tagを喰らってしまい、結果的に失点。 JPN#5がきっちりLate Switch = Veer Backすべき? 或いは、 pic.twitter.com/noykJ2vkTJ

2024-02-28 14:08:57
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JPN#5/#18 でPeel SwitchすることでJPN#24が引き出されないようDropするという方法もある。 もっと単純に、JPN#18がもっと強気にStuntすれば、JPN#24が出張らずともJPN#5のOver Chaseが間に合ったかもしれない。 この辺りのディフェンス哲学の策定と徹底は今後マストになってくるはず。

2024-02-28 14:10:54
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たとえば、ここのJPNのDはどうか。 CHNのEOG WinnerからのDriveが、Kick Out & Extra 3pt C&Sに繋がり、JPN#24がShot Contestに釣り出された結果としてCHN#21のPut Backになってしまった。 細かいことを言えばJPN#5がContestしつつExtraにStuntを仕掛けることができれば良かったわけだが、 pic.twitter.com/kNGgXnDBcV

2024-02-28 14:14:05
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もっと大枠の形でいくと、最初にBlow byされた#18がPeel Switch / Rotationに回ってExtra先にContestすべき場面とも言える(サイドを跨ぐのでやや難しいが)。 Peelするにせよ、Late Switchするにせよ、DownhillないしBlow byされた後のDの指針が定まっていないことによる失点が目立つ印象がある。

2024-02-28 14:16:09
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今回のテーマに関連する過去のnoteマガジン記事: スペーシングとダイブのアウフヘーベン note.com/mbtresearch/n/…

2024-02-28 14:22:03
リンク note(ノート) スペーシングとダイブのアウフヘーベン|現代バスケットボール戦術研究 こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube) [ ※これまでの記事はマガジンから→「現代バスケ戦術研究ノート」、「プレイブック・マガジン」 「バスケットボール・ドリルまとめ」 ] 今回は、現代バスケ戦術研究ノート 第6回として、タイトル通り、スペーシング ↔︎ ダイブのバランスの問題について論じていきます。 ここ10年程度で、統計分析の発達から、バスケットボールにおける3ptの位置付けが格段に上がり、それに従って、広
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5 Outは良いスペーシングなのか? ②Pit Fallへの対策 note.com/mbtresearch/n/…

2024-02-28 14:22:24
リンク note(ノート) 5 Outは良いスペーシングなのか? ②Pit Fallへの対策|現代バスケットボール戦術研究 こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube) [ ※これまでの記事はマガジンから→「現代バスケ戦術研究ノート」、「プレイブック・マガジン」 「バスケットボール・ドリルまとめ」 ] 前回は5 OutスペーシングにまつわるPit Fallについて論じました。5 Outは(意外にも)ドライブによる展開を難しくし、またローテーションによって封殺されてしまう可能性があります。 上記に対して今回はマガジン第15回として、5 Ou