仮面ライダーストロンガー 感想まとめ

大山シュウ @ohyama_emerald

今回ゲストキャラとして、元プロレスラーの父親役で故・大前均さんが出演されてました。厳つい外見で様々なドラマに出演された名バイプレイヤーですが、特に有名なのは「電子戦隊デンジマン」のバンリキ魔王でしょうか。独特のふてぶてしさが光ります。

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仮面ライダーストロンガー8話。 水道に人の意識を奪い凶暴化させる恐ろしい薬を流し、暴れまわらせた上で死へ追いやるというのがブラックサタンの今回の企みです。これまでの中でも際立って悪辣。

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事件を追っていた茂はタツヤ少年の父が暴れる現場に出くわし、一計を案じて裏にブラックサタンがいることを突き止めるのですが、奇械人モウセンゴケに襲われます。いったんは追い払ったものの、この時点だとまだどうやって人を凶暴化させているのかは不明のままでした。

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その後、水を飲んだ藤兵衛が人が変わったように暴れたのを見た茂は水源に手がかりを探し、モウセンゴケ達が毒水を流す現場を抑えるのですがいつの間にかタツヤと父親が人質にされており、そのまま彼も捕まってしまいました。人質作戦はヒーローに有効という例ですが、諸刃の剣でもあります。

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その諸刃の剣が発動し、モウセンゴケは慢心からストロンガーの目の前で毒水を作ってしまいます。彼自身のモウセンゴケ毒を水に混ぜていたのでした。これで人間の脳が僅かなりとも溶けるために意識喪失と凶暴化が引き起こされるのです。3回摂取すれば解毒しないと死に至る、恐ろしい毒でした。

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モウセンゴケは凶暴化した人々にストロンガーをなぶり殺させようとするもすでに解毒剤が完成しており、これをユリ子に浴びせられた市民は回復。茂は捕まったのを逆利用して毒の秘密を探り、密かにユリ子へ伝えていたのでした。電気人間である彼には通信もお手のものというわけです。

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不利と見て逃げようとするモウセンゴケ。迂闊にもタツヤ達を放しちゃったらしく、人質作戦ももう使えません。しかしこの卑怯者をストロンガーが逃すはずもなく、追いすがってボコボコにします。最後は溶解液を跳ね返してからの電キック。毒で人々を苦しめようとした外道には似合いの最期でした。

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しかしブラックサタンは懲りずに、次回は音楽で人々を凶暴化させるつもりみたいです。この手の作戦が好きなんでしょうか。とはいえ次回は2体の奇械人に加え一つ目タイタンもいよいよ本格的に出張ってくるようなので、波乱の予感がしますね。

大山シュウ @ohyama_emerald

仮面ライダーストロンガー9話。 音楽隊に乗り移って音に特殊な音波を込め、大人かまたは子供を凶暴化させて殺しあわせ、やがては日本中で互いに憎み合うよう仕向けるというのが今回のブラックサタンの企みです。遠大なようで存外コストが低そうな悪魔のやり口。

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この作戦の責任者はカマキリ奇械人。音楽にまつわる作戦ですが、鳴き声で知られている昆虫がモデルではありません。一応、カマキリも刺激によって音を出すことがあるようですが音色と呼べるほどのものではなさそう。まあこの場合モチーフはあまり関係ないのかな。

大山シュウ @ohyama_emerald

音楽隊の指揮者や神父に乗り移り人々を錯乱させて回るカマキリ奇械人。子供を使ってユリ子と藤兵衛を捕まえ殺させようとしますが、一つ目タイタンの妨害をことごとく切り抜けたストロンガーに毎度邪魔されます。ライダーの口笛は悪魔の音色を打ち消すのでしょうか。

大山シュウ @ohyama_emerald

ブーメランにもなる右手の巨大な鎌に左手の鎖星球分銅と剣呑な武器を備えるカマキリ奇械人ですが、いずれもストロンガーには通用しませんでした。鎖で動きを制限しようものなら速攻で電撃が飛ぶし、懐に入られたらどうしようもないのです。今回もライダーが格の違いを見せつけた流れ。

大山シュウ @ohyama_emerald

今話では一つ目タイタンが積極的に動いて茂を誘き寄せたりオートバイ部隊で行手を阻もうとしていましたが、いずれもうまく切り抜けられています。けれど基本は戦闘員にやらせてさっさと逃げちゃうので、互いの直接対決はまだ。決戦までの間に一回はやりあったりするんでしょうか。

大山シュウ @ohyama_emerald

ヒーロー性の高さからか、ストロンガーの殺陣は静と動を併せ持った時代劇を強く連想させるときがありますね。ゆっくり歩を進めながら背後の戦闘員を発止と睨みつけるあたりはまさに時代劇。こうした圧と余裕たっぷりの動作、同じカブト虫モチーフの「仮面ライダーカブト」も連想させてくれます。

大山シュウ @ohyama_emerald

ところでこの回の予告には奇械人ハゲワシンも出てたので二体同時展開かとカン違いしてたんですが、どうやら10話のカットを間違えて入れちゃってたみたいです。当時のことですから、やり直しが効かないまま流しちゃったんですね。昭和特撮あるあるってやつでしょうか。

大山シュウ @ohyama_emerald

仮面ライダーストロンガー10話。 新開発の「ガンマー虫」を培養、上空からばら撒いて東京都民の半分を支配下に置こうというのが今回のブラックサタンの企みです。恫喝や買収などではなく直接操ろうとするのはこの組織らしいところかもしれません。

大山シュウ @ohyama_emerald

奇械人ハゲタカンはこの任務を遂行するため、腰部のジェットエンジンで空を飛ぶことができます。また等々力博士に憑依し、その知識をパクってガンマー虫の培養を加速させました。博士自身は茂たちの目を欺くための隠れ蓑として使われています。

大山シュウ @ohyama_emerald

前回に続いて一ツ目タイタンも動いており、たびたび現れた謎の紳士こそがその人間態であるとついに茂にも明かされました。この時は巨大な一ツ目による熱線で一撃のもとにストロンガーを昏倒させており、その実力を見せつけています。大幹部の面目躍如といったところ。

大山シュウ @ohyama_emerald

先に捕まっていたユリ子ともども火葬されそうになる茂でしたが、自らを電気分解させて脱出。ついでみたいにユリ子まで救出しています。そんなことまでできるとは、肋骨原種かあんたは。ただし、茂が答えなかったのでこの秘密についてブラックサタンが知ることはありませんでした。

大山シュウ @ohyama_emerald

左腕の大砲と翼による強風で対抗するハゲタカンでしたが、すでに何度もやり合っているストロンガーにはもはや通用せず電キックが炸裂。ヤケ気味にガンマー虫をばら撒こうと試みるも、エレクトロサンダーによる落雷で虫もろとも爆死しました。空を飛べるぐらいじゃストロンガー相手には不足ですね。

大山シュウ @ohyama_emerald

こうしてガンマー虫は全滅。タイタンは最後まで見届けずに帰っちゃったので、あとで報告を聞いてさぞ驚いたでしょう。規模的にも今回は力の入った作戦であろうだけに、ショックも一入のはず。どうもまだストロンガーを嘗めていたようで、これは詰めが甘いと言われても仕方ないですね。

大山シュウ @ohyama_emerald

仮面ライダーストロンガー11話。 世界最大の産油国であるアラプト王国のカザール国王を脅迫して日本に石油を売らないように要求、親日家の国王が断るとあの手この手で亡き者にしようとするなど今回のブラックサタンはなんだか国際的です。とにかく日本の現行社会を壊したいのですね。実に迷惑。

大山シュウ @ohyama_emerald

奇械人カメレオーンがこの企みのために暗躍していました。最初は国王の娘マリアを拐って脅迫のタネにしようとしましたが事を嗅ぎつけた茂にいち早く阻止されたうえ、マリアを保護されてしまいます。この件で国王の警戒も厳重となりますが、タイタンが一計を案じました。

大山シュウ @ohyama_emerald

それは映画監督に特殊なフィルム映像で暗示をかけ、カメレオーンが潜んだまた別のフィルムを「マリアの行方の手がかりが映っている」と偽って届けさせ、逃げ場のない状態で暗殺しようというものでした。タイタンのあの一ツ目にはやはりというか、催眠効果もあるようです。

大山シュウ @ohyama_emerald

しかしこの企ても今一歩でストロンガーに介入され、直接対決へ。カメレオンモチーフらしく姿を隠す能力や左腕に隠し持つ回転ノコ、当たればストロンガーでも一時的に視力を失う毒液と多芸な怪人でしたがどれも決め手にはならず、電キックで返り討ちに遭っています。それでも割に頑張った方。