- Mirraz3_vayouv
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あ「っていうか先輩、なんでここにいんだよ…。友達と…飯とか行くって言ってたじゃんかよ…」 抹「んー、なんかここのマックに行ったらあずきくんに会えそうだなーと思って抜けてきた」 あ「なんだよそれ…俺もう食い終わったんで、帰ります」 嫌味っぽくあえての敬語 乱暴に持った鞄から落ちる赤本!
2024-03-19 21:53:31SS書きは呼応する
「これって」と拾い上げた表紙には抹茶先輩と同じ大学の名前 角が丸く擦れて薄汚れてページがフニャリと曲がる赤本 「一緒のとこ…行こうとしてくれてるの?」 「…おめーのためじゃねーし…」と俯いた頬がピンクなのが嘘を証明しているのだ…
2024-03-19 21:59:54赤本を奪い取って逃げ出すあずきくん (やべぇやべぇバレた…!!先輩と同じ大学行きたいってバレた!!) その日の夜 母「あずきー!抹茶くん来てるけどー!?」 あ「!?い、今忙しいんだよ!帰ってくれって!!!」 母「あら、もう案内しちゃったわ」 抹「こんばんは😊」
2024-03-19 22:04:03逃げ場を無くす抹茶先輩! 頭フル回転するも処理落ちするあずきくん! 男二人!同じ部屋! お風呂上がりほかほかのあずきくん! いじわるしたくなっちゃう抹茶先輩! アーーッ(脳破壊)
2024-03-19 22:07:48物語(?)はクライマックスへ
ドア越しで「なんで来たんだよ!」「いやー、嬉しいこと知っちゃったからさー」「うるせーうるせー!!」とか応酬してたら「おれの事きらいじゃないなら、部屋に入れてよ」ってポツリと呟かれてさすがに嫌いとまでは言えずそろそろ〜と開くドア…詰めが甘い あずきだから
2024-03-19 22:12:06なんとか説得して少しだけ開くドアを見逃さず開けると泣きそうになってるあずきくんが立ってて条件反射で抱きしめる抹茶先輩。 静かに閉まるドア いろんなものが溢れ出て半分くらい何言ってるかわからないのを抱き締めたまま「そうだね」って頭撫でながら落ち着くまで聞いてあげる抹茶先輩
2024-03-19 22:16:53あずきくんは抹茶先輩の落ち着きとか頭の良さとかに憧れて、とりたてて特別じゃない自分でもなんとか釣り合う存在になりたくて背伸びして、でも抹茶先輩は逆にその素朴さとふとした時の優しさに救われてきたんだよな… ↑何が見えてるんだこいつは?
2024-03-19 22:20:54あ「あんたがエリート大学行っちまったら…帰りに一緒にマック行く口実も、おすすめの実況動画とか…一緒に観る機会もなくなるじゃんか…」 抹「そうだね」 あ「俺…バカだから…目の前しか見えなくて…なんでかすげー怖くなって…」 抹「それって、おれとのこれからを真剣に考えてくれたって事?」
2024-03-19 22:31:09そしてあーだこーだ言って抹茶先輩からの告白! あずきくんも「俺も!」って言いかけるも唇を指で押さえつけられる! 抹「その続きは大学で聞くよ。あずきくんのこと信じてるからさ」 あずきーーー!!受かれーー!!! そして合格発表一覧の前ではしゃでるところを後ろから声かけられて抱き合ぇえ!
2024-03-19 22:37:28