だべリスト【11-12-28】

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

かつて戦争に「一方的正義はない」と述べた際、「正義がない」と読解したやつがいたけど、そういうことじゃねーんだ。正義ってのは人の数だけあって、それはそれぞれに論拠がある（それがいかにクダラナイものであろうとも）。だからクダラナイそれには反駁もする。でもそれにも「一方的正義」はない。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

大江健三郎のクソッ垂れが、子どもが「自分が殺されても構わないと思ったら、それでもなお人を殺してはいけない、という理由はなんだ」という根源的問いをした際「そういうことを考えることが悪い」という反応を示したわけだが、俺はそういうクソッ垂れの頭デッカチの答えが欲しいわけじゃない。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

それでも尚自分は「人を殺すのは悪いことだ」とは言うさ。でもそれは「そういうことを考えるのが悪いことだ」では決してない。それは個を尊重する、ということではなく、ただ逃げているだけだからだ。何が悪いって「お前は個として社会合意を得ていない生殺与奪を得る権利はねーよ」っていう話になる。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

で、じゃぁその「社会合意」とやらを逸脱しても構わない、と考えたらアリなのか、という問いに当然なるわけだが、それは「やったとしても社会的には制裁を加える」ということでしかない。大江のバカはそれを言えなかった。何故言えなかったか、というのは多分に推測可能だが、それはここでは不問にする

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

要するに道徳律は社会合意の中で形成される、という根本が言えなかったわけだ。何故言えないか。答えは簡単で、「信じていない」からだ。そういう信じていない輩が「市民が」とか「国民が」と言って信じてもいないものの代弁者の如き正義を語る。これは騙りだろうさ。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

で、自分はその社会とやらを信じているのか？と言う問いに対しては、「過剰な期待もなければ失望もしていない」と言う答えしかない。でもな、それはそうだろ。少なくとも自分が如何に「不完全な人間か」ということくらいは分かっているつもりだし、だからこそ絶対正義なんてものを完全には信じない。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

で、信じていないからこそ、それが如何に過ちであるか、ということを問うわけだ。保守主義の元来持つはずの懐疑主義的側面からしたら当然だ。だからこそ異なものは異、として問う。右でも左でもない。おかしいものはおかしい。そして犠牲にするものは犠牲にする。そしてその責は負える範囲で負う。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

そして、それが誤った判断であれば、自分は当然のように駆逐されるだろうし、そうされなければならない。その程度には「民主主義」という有り様を信じてもいるし、同様に今の有様も見る限り不信でもある（でなければ誰が立候補するとか言うんだ、って話だ）。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

自らの正義は他者の判断に委ねる。それが民主主義の基本でもあり、それを駆逐できると信じてるからこそ自らの提示を行える。そうでなければただの独善だろうさ。だから大いに駆逐したければすればすればいい。そうでなければ、生かしておいてくれよ、とも思う。それ以上でも以下でもない。