ポンス・ブルックス彗星(12P)の記録 2024年3月16日-3月31日

2024年3月から4月にかけて夕方の西空で明るくなるポンス・ブルックス彗星(12P)の記録です。 2024年3月後半の投稿を主にまとめています。 まとめはツイートの時系列順でおよそ5日程度で1区切りにしています。 彗星に絡んだ全てのツイートの掲載は無理なので、個人的に気になったものをピックアップしています。 続きを読む
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ご覧いただきありがとうございます。
ポンス・ブルックス彗星(12P)まとめの第2弾です。相変わらず愛犬ロスですが、何とか作る事ができました。こういうのを作っていると少しは気が落ち着くのもあります。

ところで、ポンス・ブルックス彗星の後に付いている「12P」というのは何だと思いますか?
彗星は太陽の周りを回っているので周期的に(何度も)太陽に接近して明るくなりますが、大半は周期が数千年や数万年なので、人間の時間的尺度では事実上「1度きりしか来ない」ものが多いのです。
一方、本格的な天文学が始まって400年余りが経ちますが、彗星によってはその400年で何度も現れて観測された、つまり周期の短い彗星もあります。そういう彗星を周期彗星(短周期彗星)と呼びます。これら周期彗星には周期性が確認された順番に「P」(Periodic)を付けた登録番号が付きます。
つまり、ポンス・ブルックス彗星の「12P」とは「天文学上で2回以上の観測がされた12番目の彗星」を意味します。
ちなみに、初めて周期性が発見された彗星は、あの76年周期で有名なハレー彗星です。当然ながら、ハレー彗星の登録番号は「1P」です。

何度も書いているように、ポンス・ブルックス彗星は4月に明るくなるものの、高度が下がって薄明が遅くなるので逆に見難くなります。次のまとめが最終弾となる予定ですが、どこまで追いかけるべきなのか悩みます。
とりあえず次もご期待下さい。

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