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#30MMLF ーブリーフィングー 蒼討作戦から数日が経過した地球、そのとある場所にて連合軍黒鷲隊と、バイロン軍緋盾騎士団の秘密のブリーフィングが行なわれていた 黒鷲 「…アレからあらゆるツテと情報網を探ったが、やはり地球(ウチ)では彼らを発見出来なかった。ソッチはどうだ?」 (続) pic.twitter.com/9g4Y2U1T3c
2023-11-28 11:27:17ウィリアム 「…残念ながら、バイロン(我々)も同じだ」 互いに成果無しの報告、場に重たい空気が積もる 白鳥 「ええい!あの二人め!いったい何処をほっつき歩いておるのだッ!!」 あの時、あの蒼討作戦で行方不明になったアランと翠月の行方は、未だ掴めずにいた (続) pic.twitter.com/9RF7gR6HIS
2023-11-28 11:27:19鷹岡 「…コレだけして未だ手掛かりなし。やはり、、」 ノルン 「ッ!」 アレックス 「オイ!縁起でもない事言うんじゃねぇ!」 泣きそうになるノルンを見て、堪らずアレックスが声を荒げる (続) pic.twitter.com/9ayvSpYlEh
2023-11-28 11:27:24鷹岡 「早合点しないで人の話しを最後まで聞け。コレだけ地球とバイロンを隅々まで捜索して見つからない。ならば、、」 小鳥遊 「…二人は、地球ともバイロンとも違う、別の何処かに居る?」 (続) pic.twitter.com/K9SDvK3kUC
2023-11-28 11:27:27アレックス 「?どういう事だ?地球ともバイロンとも違うっていったい、、ッ⁉まさか」 疑問をぶつける途中で察したアレックス 白鳥 「?なんだ?さっきからドコの事を言っているのだ?」 と、未だ察しのつかない様子の白鳥 (続) pic.twitter.com/cOrAZyhIlE
2023-11-28 11:27:30黒鷲 「、、マクシオンか」 『ッ!』 マクシオン、その予想外の名に全員が息を呑む 鷹岡 「あくまで可能性の話しです。もしかしたら未だ我々の知らない未知の星に居るかもしれない。でも、、少なくとも彼らが地球とバイロンに居ないのは確かだと思います」 (続) pic.twitter.com/64BgaM6M9G
2023-11-28 11:27:33…… 再び沈黙の流れる場、するとーー ベル 「皆様、是非とも調べて頂きたい事があります」 ここまでずっと黙っていたベルの声が、突然端末から響いた ノルン 「ど、どうしたのよベル。いきなり」 (続) pic.twitter.com/aVdMBusKC6
2023-11-28 11:27:37ベル 「失礼、クロエ。皆様がブリーフィングをしている間、独自に情報を収集していたのですが、、どうやらあの『ブルーアース』の首魁、エドワード・アモンの側近をしていた男の身柄は未だ掴めずにいるのですね?隊長さん」 周囲のどよめきをよそに、淡々と質問をするベル (続) pic.twitter.com/sHEJlivJYK
2023-11-28 11:27:39黒鷲 「…あぁ、そうだ。勿論コチラでも重要参考人として最優先で捜索しているが、、ソチラも未だ居場所は疎か死体すら見つかって居ない。ソレがどうした?今は関係なーー」 ベル 「どうやらその男は今、この山岳都市に潜伏している様です」 黒鷲の言葉を遮りながら、ベルが端末に映像を映す (続) pic.twitter.com/cDHOmnW8AB
2023-11-28 11:27:44黒鷲 「…情報提供は感謝する。だが、、何故今なんだ?別にコイツは翠月達とは関係ないだろ?」 ベル 「…ずっと気になっていたのです。何故、あの場にあんなゲートがあったのか。何故、あの首魁は既に死んでいたのか。そして、、誰が手を下したのかを」 (続) pic.twitter.com/Oyp3J4mKrB
2023-11-28 11:27:47ベル 「この男は、恐らくその理由を知っている。そして、ソレが翠月さん達の居場所を知る手掛かりになる。そんな気がするのです、、お願い、出来ますか?」 どこまでも真剣な声で、ベルは皆に頼み込む 黒鷲 「…女の勘ってヤツか?AIの癖に随分と人間臭い思考だな」 (続) pic.twitter.com/C3Rsy5pjeE
2023-11-28 11:27:50鷹岡 「確かに非論理的ですね。ですが、現状手詰まりなのも事実。ココは1つ、彼女の女の勘を信じてみるのも手かもしれないですね」 小鳥遊 「ん、女の勘は侮れない。同じ女の私が言うから間違いない」 白鳥 「、、ソレは自分で言う事なのか?」 (続) pic.twitter.com/PxfOjK5WXa
2023-11-28 11:27:54黒鷲 「ハァ、分かった。確かに此処でしんみりしてるより有意義だな。バイロンさん達もソレで良いか?」 ウィリアム 「私は構わん」 アレックス 「俺もだ」 ノルン 「少しでもアランの手掛かりがあるかもなら、、やりたい」 どうやら今後の方針は定まった様だ (続) pic.twitter.com/WrPzuSdmRL
2023-11-28 11:27:59黒鷲 「よし、話しは纏ったな。では早速全員で、、」 ベル 「いえ、この男の捜索は緋盾騎士団で行います。黒鷲隊には、今一度アモン財団跡地の調査をお願いします」 (続) pic.twitter.com/8fYQ5VhEFR
2023-11-28 11:28:03黒鷲 「?あそこならもう連合軍が調べ上げたぞ。今更なんで」 ベル 「ハイ。ですが、、やはり何か、何かある気がして成らないのです。我々(バイロン)では今迂闊にあの場に近づけない、、どうか、お願い致します」 (続) pic.twitter.com/QuPKcpAxVH
2023-11-28 11:28:06黒鷲 「…確かに最初こそウチも軽く捜査したが、すぐに上層部が出張って来て碌に調べれなかったな。余り身内を疑いたくないが、、事が事だけに何か隠してる可能性もある、、いいだろう。その頼み、うけたまわった」 ベル 「ありがとうございます。黒鷲隊長」 (続) pic.twitter.com/bnaREZluAk
2023-11-28 11:28:09白鳥 「よし!今度こそ話しは纏ったな!なら!善は急げだ!吾輩達は急ぎアモン財団跡地に迎い調査を始める!騎士団諸君!例の逃亡者の追跡、しっかり頼むぞ!!」 ウィリアム 「了解だ」 アレックス 「言われるまでもねぇ」 ノルン 「任せて、必ずとっ捕まて来るわ」 (続) pic.twitter.com/UIwQNX70UO
2023-11-28 11:28:152.
#30MMLF幕間 ー数日前、アランサイドー 翠月 「コレが、マクシオン…」 初めてみる地球以外の文明に、目が離せない。もしコレが学校の修学旅行や友人との旅行だったなら、きっと今頃大はしゃぎしながら写真を撮りまくっていた事だろう。だが、、 (…流石に、今はそんな気になれないな) (続) pic.twitter.com/k1jEA5j9Yg
2023-11-29 23:44:11自分はコレからどうなるのか、地球には帰れるのか、仲間は、黒鷲隊の皆は助けに来てくれるのか、、そんな不安と恐怖が胸の中でぐるぐると渦巻いていく (…ボク、このままずっと、、) 思考がドンドンと悪い方へと進んでいく バキ 「ッ⁉」 が、何かを折る音にそんな思考はかき消される (続) pic.twitter.com/vmqDyI0hUX
2023-11-29 23:44:15バキ、バキ 見ればアランが、周囲の木の枝を折っていた 翠月 「ア、アランさん?何を?」 アラン 「?何って、見ての通り焚き火をする為の薪を集めている。さっきから気温もドンドン下がっている。早く暖を取らないと凍え死ぬぞ」 そう言いながら、今度はナイフを使って太い枝を切っていく (続) pic.twitter.com/cNNqWeJl7d
2023-11-29 23:44:20そして集めた枝を手際よく組み上げマッチで着火。数分後には焚き火の炎が周囲を照らしていた パチ、パチ 翠月 (、、あったかい) 焚き火の熱と、薪の爆ぜる音に心身が落ち着きを取り戻して行くのを感じる グゥ~ 「ッ⁉」 緊張が緩んだからか、お腹からなんとも情けない音が響く (続) pic.twitter.com/OAV5n0lxS6
2023-11-29 23:44:24