saebou様との会話【セルフまとめ】

主に自分の記憶用の記録。
2
  • overture
saebou @Cristoforou

『オセロー』を現代ロンドンの警察ものにした公演です。/警察における人種差別~サム・ワナメイカー・プレイハウス『オセロー』 - Commentarius Saevus saebou.hatenablog.com/entry/2024/04/…

2024-04-29 06:19:38

私が触れた部分の引用

それがどんどんまずい方向に転んでいくのだが、このあたりも大がかりな悪巧みというよりは職場で上司に嫉妬したイヤなやつのちょっとした計略みたいな感じで、わりと身近なスケールで話が展開する。

ベル邸 berutei @berutei

(そもそも『オセロ』は「身近なスケール」であることが有名な特徴だったような気がしなくもないが私は「シェイクスピアリアン」ではないので私の見解が間違っていることもあるかもしれない) x.com/Cristoforou/st…

2024-04-29 07:06:55
ベル邸 berutei @berutei

「四大悲劇の中で『オセロ』だけスケール小さいよね(国の行く末とか関係ないし)」みたいな解説をどこかで読んで、「えー、そこがいいんじゃーん!!」と思った記憶。

2024-04-29 07:08:51
ベル邸 berutei @berutei

シェイクスピア作品とかいう、どんなに魔改造してもだいたい許される無法地帯。

2024-04-29 07:10:40

開幕(?)

saebou @Cristoforou

@berutei 他の大がかりな悲劇に比べるとスケールが身近なんですが、それでも舞台がヴェネツィアとキプロスで、たぶん当時の人たちにとってはエキゾチックな南国なのがポイントなんだと思うんですよ。近いといってもそこまで近いわけじゃないんです。

2024-04-29 07:09:50
ベル邸 berutei @berutei

@Cristoforou saebou様、初めまして。私はなんと言いますか、英文学も学んでおらず身の程知らずな、ただ『オセロ』だけを異様に反芻してる一オタクですので、見方が偏ってるのかもしれません。素人の戯言と思ってくださいませ。ご返信いただき光栄です。twitter.com/berutei/status…

2024-04-29 07:14:22
ベル邸 berutei @berutei

これはですね…原作テキストでエミリアの全台詞を把握していたら絶対に出るべきでない解釈なので、私はこういうのは「誤読」と呼びます…。(あえてこう上演したいから台詞を一部カットするというのはあり得ると思うし、1995年の映画『オセロ』はこれだったし、私もあれはあれで好きだけども) pic.twitter.com/PuybtsWGCI

2024-04-19 11:08:45
  • 下3つは私の過去ポスト
ベル邸 berutei @berutei

これはですね…原作テキストでエミリアの全台詞を把握していたら絶対に出るべきでない解釈なので、私はこういうのは「誤読」と呼びます…。(あえてこう上演したいから台詞を一部カットするというのはあり得ると思うし、1995年の映画『オセロ』はこれだったし、私もあれはあれで好きだけども) pic.twitter.com/PuybtsWGCI

2024-04-19 11:08:45
拡大
ベル邸 berutei @berutei

とはいえ誤読は誰にでもあるし、私もするし、今もしてると思うし、先入観があると自分の説に沿わない台詞を無意識の内に流してしまうという事はよくあるので…その…自分の感性を大切にして作品に向き合うのは素晴らしい行為であり、それを「正解」と主張するのでなければ感想は自由だと思う、勿論。

2024-04-19 11:16:17
ベル邸 berutei @berutei

まぁ「授業で」とあるから、教師(?)の方の『オセロ』理解度がそんなに高くなかったのかもしれない。シェイクスピア研究者の方であってすら、全ての作品の全ての部分について正しく詳しいとは限らないので…。

2024-04-27 08:14:16

 

saebou @Cristoforou

@berutei こういう解釈の差異で片付けられる範囲内なのを「誤読」と呼ぶのは非常に独善的だと思いますので、私はダメだと思います。自分と違う解釈を「誤読」と呼んではいけないと思いますね。

2024-04-29 07:17:01
ベル邸 berutei @berutei

@Cristoforou なるほど! それでは質問させてくださいませ。例えば『オセロ』第4幕 第2場の「O, fie upon them! Some such squire he was That turn'd your wit the seamy side without, And made you to suspect me with the Moor.」あたりのエミリアとイアーゴの会話を読んでも同じ「解釈」になるのでしょうか?

2024-04-29 07:20:34
saebou @Cristoforou

@berutei もちろんです。というかそのあたりが不健全さのおおもとだと思いますね。イアーゴーはエミリアを自分の持ち物だと思っているので、エミリアが他の男に目移りしたとかいうような噂を立てられたたけで自信が揺るがされたと思っているんですが、エミリアはイアーゴーに気を遣っています。

2024-04-29 07:23:49
saebou @Cristoforou

@berutei イアーゴーはエミリアに全く思いやりを持っていないのに、エミリアが自分に従属する所有物だという感覚は持っているということを示しているやりとりだと思います。

2024-04-29 07:25:39
ベル邸 berutei @berutei

@Cristoforou 気を遣っているとはこれまた! 気を遣ってたら『オセロ』第3幕 第3場のような、 IAGO「A thing for me? it is a common thing--」 EMILIA「Ha!」 IAGO「To have a foolish wife.」 EMILIA「O, is that all?」 みたいな会話が生まれるとは私は思わないんですよね。

2024-04-29 07:28:52
saebou @Cristoforou

@berutei その理路が全然わからないです。夫に気を遣ってないとハンカチをわざわざ拾って届けてやろうと思いませんよね。夫を喜ばせたいと思ってやるわけですから。その会話も、喜ばせたいと思っている夫が真面目でない返事しかしないからなんだかなぁ…と思っているように聞こえますが。

2024-04-29 07:35:35
ベル邸 berutei @berutei

@Cristoforou エミリアの(当時の)常識に従って旦那の顔は立てるけど、本質的には強気で茶目っ気があって、例えば『オセロ』4幕 3場ではデズデモーナに「Come, come you talk.」とか言ってしまうエミリアの性格を私はそうは読まないですね。ジラルディ・チンティオの『百物語』では「旗手」の傀儡とも→

2024-04-29 07:41:38
ベル邸 berutei @berutei

@Cristoforou →言えるような従順な存在だった「旗手の妻」をシェイクスピアが、確固たる人格のある、夫に生意気な口も叩けるキャラクターに改変したのには結構な意義があるんじゃないかと、私のような素人は妄想しております。もちろん、しょせん素人の戯言です。

2024-04-29 07:43:16
saebou @Cristoforou

@berutei 私が言っているのは、あなたの解釈はダメとかいうことではなく、「私はそうは読まない」程度の解釈の差異について他人の解釈を「誤読」呼ばわりしてはいけないということです。私は解釈は別にテクストから出てくる可能性が充分あるものです(他にもこういう方向性で解釈する人は見たことあります)。

2024-04-29 07:44:20
saebou @Cristoforou

@berutei ご自分の解釈を「妄想」とか「戯言」とか言わないほうがいいと思います。私が言っているのは、テクストから出てくる蓋然性がある程度はある解釈についてはどれも間違ってはいないのだから、自分と違う解釈を「誤読」とか「あり得ない」と言ってはいけないということです。

2024-04-29 07:46:06