ツイ鳥は丸く青く、羽のない巨大な鳥の姿をした鳥です。ツイ鳥は多くの目でずっと遠くまで見渡すことができ、侵入者を捜して森を守っていました。ある日、誰かが尋ねました。『もし夜に怪物が来たらどうしよう?』ツイ鳥「ジョージ=コクム」巷では「毒の鳥」と言われている方いましたがきっと別の鳥です。輸出入業経営者の貿易業者兼ライター。
みなさんもご存じかと思います。 イタリアには困っていることが1つありました。 そうですね。 「生パスタの賞味期限が短すぎる問題。」 彼らは頭を悩ませ、 どう解決するべきか迷っていました。 そこで国の指導の元、白羽の矢が立ったのが、 「イタリア国立研究評議会」 通称「CNR」 これはイタリアが誇る、最強の秀才集団が、 「生パスタの賞味期限を伸ばそうと、 命を懸けて生パスタと戦った話です。」 (続く1
2024-05-09 20:59:57パスタ、それは世界中で愛されている食べ物です。 そしてイタリアのDNAの半分は、 パスタで出来ていると言われています(適当 実はその歴史は古代ローマ時代にまで 遡ると言われており、 現在では、イタリア国内だけでも 年間約300万トンものパスタが 生産されているそうです。 でも、そんなパスタにも 悩みの種があるのをご存知でしょうか? それが「生パスタの賞味期限の短さ」です。 生パスタ、すなわち乾燥させていない 生のパスタは、水を多く含んでおり、 一般的に賞味期限が1週間ほど。 対して、乾燥パスタなら1年以上も日持ちします。 水分が多いと、食べ物は腐りやすくなります。 カビが生えたり、細菌が増えたり。 特に生パスタは、小麦粉と水だけでできているので、 雑菌にとっては格好の餌なのです。 生パスタの賞味期限の短さは、 特にメーカーが苦労しており、 せっかく作ったパスタも、 日持ちしなければ販路は限られてしまう。 かと言って、たくさんの添加物を使うのは、 場合によっては消費者の支持を得られません。 (続く2
2024-05-09 20:59:58そこで白羽の矢が立ったのが、 イタリア国立研究会議(CNR)の研究者たち。 彼らに「生パスタの賞味期限を長くしろ。」と 政府やメーカーから要望があり、 研究に乗り出すイタリアの頭脳。 彼らの戦いはパスタで始まり、 パスタで終わるのです(適当 さて、まず彼らが考えたのは「包装」です。 生パスタの劣化を防ぐには、 空気との接触を断つことが大切です。 そこで研究者たちが目を付けたのが、 「変更気相包装(MAP)」という技術。 これは、包装内の空気を 別のガスに置き換える方法です。 よく車のタイヤでもそうですが、 空気じゃなくて空気が抜けにくいように、 窒素ガスを入れる方がいます。 ああいうのは意味は異なりますが、 食品包装で「空気以外のガスを入れる」 というのを試したわけですね。 ただ条件としては当然、 ・食品や人体に影響がないもの。 ・ガスの比率を最適化する。 ・当然、実用化するに当たり、 金額のパフォーマンスも考える。 を重視して考えていったわけです。 ただ彼らはイタリア最高峰の頭脳。 気合の入り方が異なりました。 通常、一般的なMAPでは、酸素を取り除き、 二酸化炭素や窒素を充填します。 酸素がないので、パスタが酸化したり、 雑菌が繁殖したりするのを防げるのです。 しかし「これをやりませんでした。」 彼らは 「自分たちで最適な二酸化炭素と窒素の比率」を 何が%で何が%でと、全部計算し、試し、 その黄金比の数値を出しました。 そして、さらに 「その黄金比のガスに合わせて、 包装に使うプラスチックフィルムの素材」の 研究も進め、どの素材がいいのか、 どうガスを充てんするかの研究も始めました。 こうして、パスタの鮮度を保つのに 理想的な「パスタ専用MAP」が完成したのです。 (続く3
2024-05-09 20:59:58ただ、彼らはここでも止まりません。 彼らは思いました。 「梱包に関係なく、麵の味や質を変えることなく、 生パスタの賞味期限は長くできないのか?」と。 そこで目に付けたのが、 「プロバイオティクス」です。 プロバイオティクスとは、 健康に良い影響を与える細菌のこと。 日本で言うと納豆菌とか発酵食品とかに使う菌です。 このプロバイオティクス菌を、 パスタ生地に加えるというアイデアを 研究者たちは思いつきました。 善玉菌のパワーで、雑菌の増殖を 抑えようというわけです。 でも、ただ生地に混ぜ込むだけでは、 プロバイオティクス菌は生きられません。 パスタを茹でる熱で死んでしまうからです。 そこで、熱にも耐えられる 特別な菌株を選んで使ったのです。 こうして出来上がったのが、 プロバイオティクス入り生パスタ。 「パスタ専用MAP」と組み合わせることで、 生パスタの賞味期限を 大幅に延ばすことに成功したのです。 イタリアの国家としての執念ですな。 具体的にどのくらい延びたのかというと、 なんと30日間。従来の1週間に比べると、 実に4倍以上。しかも、味や食感を損なうことなく、 この画期的な結果を達成したのです。 これがイタリア最高峰の頭脳。 実際、結果を残すんだからすごいもんですな。 (続く4
2024-05-09 20:59:58個人的にはイタリアって色と美術の保全に、 マジで凄いくらい力入れている国ってイメージある。 特にパスタとピッツァとか小麦系。 美術保全も世界各国から参考にされるくらいだし。 情熱の国ですねえ。 (続く5 twitter.com/_596_/status/1…
2024-05-09 20:59:59盗難美術品で思い出したが 一部のネット民から人気がある イタリア4つの軍の1つ「カラビニエリ」 マントがかっこいいと評判だけど。 そのなかに美術品回収専門チームがいる。 イタリアって仕事緩いイメージあるが 文化保護が非常に強く世界イチとも言われる 美術回収チームがいる。 (続く1 pic.twitter.com/ikndNHgfAV
2023-07-10 22:09:12といっても今回の生パスタの賞味期限は 「フードロスを減らそう」という 取り組みの意味もあり、相当力入れてたそうですが。 イタリアの研究者たちが、 サイエンスの力でパスタの可能性を広げたように、 今後も研究を続けて、当該のパスタを量産したり。 美味しくて賞味期限も長いパスタを 作り続けていくんでしょうね。 イタリアってこういうところ凄いよな。 なんかパスタとかに関して気合の入り方が違う。 引用元1:Extension of the shelf-life of fresh pasta using modified atmosphere packaging and bioprotective cultures - PubMed pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36406432/
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